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【20年後はサッカーを8人でやる時代】「頑張ったら負け」の本当の意味を考える

すでに起きた未来

20年で25%の労働人口減

最新の人口統計から、今後の労働人口を考えたいと思います。
分かりやすくするため、ここでは20代~50代までを労働人口と定義します。

2022年現在では、6,104万人の労働人口がいますが

20年後には、約76%の4,626万人まで人口が現象します。
ってことは、今まで4人でやっていた仕事を3人でしなくてはいけないってことになります。
これよりも、サッカーを8人でやらなきゃいけないの方がピンとくるんじゃないでしょうか?
これから、10歳の人が新しく誕生することは無いので減ることはあっても増えることはない、確実な未来です。

頑張ったら負けの本当の意味

ここで、今回のメインテーマです。
確実な未来から読み取れることは、今後リソース(資源)はどんどん減っていくよってことですよね。

つまり、今より少ないリソースでより利益を上げ続ける方法を考え続けなくてはならいということです。
そこで大切なのが、「頑張らない」ことなんです。
「ここで頑張って仕上げれば予算が達成できる!」という状況で一時的に結果を出しても、次の目標が更に上がり、人は減っていきます。
更に頑張って成長すればいいという考えもありますが、必ずどこかで無理が来ます。
つまり、「いかにサボりながら大きな成果をだせるか」を考えないとどこかでパンクしてしまうということです。

あと2つ、頑張っちゃだめな理由

仮想化の加速

今後20年のトレンドを読む上での前提
 1.現実世界の仮想化
 2.仮想世界のリアル化
 3.業界の境目がなくなる
 4.リモート化(コロナインパクト
 5.SDGs/ESG:環境配慮

八子知礼『DX CX SX』より抜粋

「今後○年で無くなる仕事」なんて言われるように、労働の省人化はますます加速します。
あわせて、実店舗・オフィスが減少していたり、ネット上で受けられるサービスが拡大していたりと、労働の舞台がどんどんインターネット上に移動しています。
現実世界での仕事と仮想空間での仕事の大きな違いは、成果物の価値と投入した労働量の相関度だと考えています。
大げさな例えだと、100人相手にプレゼンをするときに数十年前のPCが無い時代では大きな紙に大きく資料を書き出して、なおかつ配るための資料を手作りで100人分用意しないといけない(たぶん)。それに比べて現在では・・・言わずもがなですよね。
つまり、頑張る=労働量の投入と成果物の価値はまったく関係ない。むしろいかに頑張らないで効果的な成果物を作れるかに頭を使わなくてはいけないってことです。

購買の意思決定方法の変化

AIDMA→AISAS
興味をもったらほしくなる→興味を持ったら検索する

小霜和也『恐れながら社長、マーケティングの本当の話をします』より抜粋

最後にもう1つ。
みなさん、何かを買ったり申し込んだりするときにネットで口コミを検索しますよね?
もしくは、SNSで紹介されているのを目にして興味を持ちますよね?
「インフルエンサー」という言葉が流行ではなくビジネスの概念として定着したのも当然のことかと思います。
ここで今回の話と何がつながるかというと、頑張っちゃだめ!ってことなんです!(でしょうね)
僕が頑張ってハンバーグの宣伝を1日1万回Tweetしたところで、ヒカルさんの1回のTweetには敵いません。
今までの社会でも当然と言えば当然ですが、SNSが購買に大きな影響を与える現在では、同じ内容でも伝える人や伝え方を変えるだけで、何千倍・何万倍と効果が変わってくるというのが重要なポイントだと考えます。
もう何回目かわかりませんが、頑張るポイントを間違えるとその無意味さがより際立つ社会になってきているということです。

まとめ

今後の3つの変化
 1.人口減 リソースで勝負しない
 2.仮想化 クリエイティブが鍵 差が開く
 3.口コミの重要性 誰が伝える、どう伝える

すごく当たり前のことでしたが、いざ自分毎になるとついつい頑張ってしまうというのが日本人のクセではないでしょうか?
ただ頑張るのではなく、「レバレッジ」「インパクト」「効果性」を考えたうえで最も成果物の価値が高まる選択をおこなう、「選択と集中」がより重要になるのでは?という意見でした。
その分かりやすいキャッチコピーとして、「頑張ったら負け」を今後のキーワードにしたいと思います。

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