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Origin 廃校キャンプ in成田 ②

みなさん、こんにちは。或いはこんばんは。
やっと梅雨に入りましたね。暑い夏がやってきそうです。

前回は、廃校キャンプに、僕の参加経緯を書かせていただきました。
今回は、実際に廃校キャンプで行ったこと、感じたことを書いていこうと思います。ゆっくりしていって下さい。

会心の一撃ってなかなか出ないよね。

 さあ、廃校キャンプに参加する全員が集まったところでですね。さっそくこの説が提唱されます。それは、〈かずま、第一印象悪い説〉なんですね。マジでなんでなんやろう(笑)なんか今年の野球部の1年生からも

「山中さん、最初ちょっと怖かったです(笑)」

と言われたんですよね。塾でも思われたら嫌だなって思いながら生活してたら、まさかの廃校キャンプ!!前泊で知り合った人から、

「いかついから、みんなびっくりしてるよ」

と言われました。これは完全な誤算…。なんとかせねばと思いつつ、どうしようと考えていたら、自分がお世話になっている塾の先生から言われた言葉を思い出しました。

山中「なんか新歓の自己紹介って難しくない?」
先生「どうも、平野紫耀ですって言えばいいやん (?)」

意味が分からないアドバイスでしたが、こんなところで役に立ちました。ここで僕はここで決心しました。一発ギャグをしようと (?)。まあ、変な発言をする先生の教え子は、変な決断をするってことですね (?)。

 普段野球部で、僕のことを死ぬほど笑かしてくれる後輩がいるのですが、彼は一発ギャグが得意です。多分。そして、それを貰っちゃいました。

(すまん、もらうぞ..!はるきの一発ギャグ…!!)

 その後輩の一発ギャグをやることに決め、当日参加組を含めた自己紹介タイムのときに、渾身でやり切りました。言うまでもなく、大スベリですよね。後輩にベーランさせときます。しかし、このおかげでみんなとは仲良くなれました。後輩に飯おごります。

大スベリ後の写真

〈かずま、第一印象悪い説〉をなんとか覆す方法ないかなあ…。当時は、先生の発言に対して、ふざけているのかなと思っていたのですが、最初に一つ笑いが取れたり、心をつかむ話題さえあれば、第一印象って良くなるよねって意味なのかなと思います。いや、ないな。

 なんの話してるんだろう?笑

理想の教育ワークショップ

 少し真面目に話していきましょう。
 あなたにとって、理想とは何でしょうか。理想の恋人・理想の夫婦・理想の自分・理想の最期など、結構私生活でもよく聞く言葉ですが、理想はいざ聞かれると結構難しいものです。それが今回は「理想の教育」です。加えて、そのアートを作るというワークショップ。みきちゃん、やりすぎやて。

「僕にとっての理想の教育とは、なんなんだろうと。」思う訳ですよね。

・志望校に100 %合格できるような教育
・生徒がやりたいことを見つけられるような教育
・人間性を育てられるような教育

 どれもいまいちパッと来ません。なんか抽象的というか、なにをもって理想というのか、よくわからないという脳内。言語化すらできません。一方、周りを見てみると、結構書き進んでいるんですよ。前回書いた通り、みんなレベルが高く、置いて行かれてる感がやばいです。

 ここで僕が思ったのは、「自分が受けてきた中での、最高の教育」を書いてみようと思いました。

 僕が受けてきた中での、最高の教育は浪人をしていた頃の1年間です。自分の原点を描いてみようと思いました。色んな事を思い出しながら描きました。そして、僕の根幹にある野球を通じて得たものを描きました。完成したものがこちらになります。

理想の教育

 この絵を完成させたときに、みんな違う絵を描いていたり、思いが違ったりして、人によって自分にとっての「理想の教育」は違うんだと再認識しました。肩書きや年齢などが関係ない部分、つまりみんなの頭の中が見えた気がします。最初は抽象的に見えた「理想」も少し具体的に見えてきます。

 そして、自分の原点を振り返ることは、日々の生活が忙しく、忘れていた情熱を思い出させてくれます。僕はなぜ塾講師を目指し始めたのか。僕はなぜ子どもたちと関わる職業を目指したのか。僕はなぜ大学の野球部の監督をしているのか。初志貫徹という言葉があるように、自分の心に決めたことは、最後までやり切ろうという気持ちにさせてくれます。
 あなたも今一度、自分の夢・目標の原点を振り返ってみてはいかがでしょうか。

ワークショップ時の写真

 裏話なのですが、このワークショップを作ってくれた人は、そこそこ前からの友人なのですが、前泊で屋上にいる際、

「ペルソナはかずまくんだよ」

と言ってくれました。僕と話してなにか感じるものがあったんでしょうか。真実はわかりませんが、僕にはとても良いワークショップになり、言語化は難しいけれど、魂で人と繋がれたなと感じました。本当にありがとう。

1つ目の石板

 自分の過去を振り返ることは、人間誰しもあると思います。しかし、すべてを振り返るってなかなか無くないですか?ここでは、僕の人生で受けてきた全ての教育について振り返ります。

 ここでは、石板のワークショップを行います。3つの石板を過去・現在・未来に分け、記入していくワークショップです。今回は過去です。

 まず、小学校の頃とかに受けた教育については、ほとんど記憶にありません。どうして、こんなに記憶が無いんだろうと考えても、その理由すら見つからないくらい覚えてないです。唯一、覚えているのが

野球が下手くそなのはしょうがない。けど声は誰でも出せる。

ということくらいでしょうか。これは今でも心に残っています。実力で相手には負けているかもしれないが、気持ちの面では絶対に負けてたまるか!という雑草魂は、確実に少年野球で植え付けていただいたものでしょう。

 これがびっくり、中学校・高校に関しては、一つもないんですよね。中学校に関しては、叱られた記憶がないです。唯一すらない。逆張り小僧だったから、大人の言うことをあんまり気にしてなかったのかも。この時代は、考える・思考する・相手の事を考えるなど、人間に生まれてきたメリットを1つも活かせてなかった時代となります。本当に後悔だなあ、もっと良い青春時代を送れたかもしれないのに。

 という感じに、教育についての過去を振り返っていくと、もう僕には「野球」「塾」「大学」しか残らないわけですよ。さみしい人間ですね。しかし、僕がこうなっているからこそ、目の前にいる生徒たちにはそうなって欲しくないとも思います。しくじり先生となって、生徒たちに伝わる日が来るといいな。

 取り敢えず、書きました。
 ここで発表をするために班を作り、僕たちは3人の班になりました。

 どうしてだろう、運命か何かわかりませんが、3人とも過去に負の側面を持っていました。人間は過去を振り返るときに、良いことよりも悪いことを思いだしがちなのかな。これアメリカとかで研究してほしいわ。

 というのは冗談として、3人の中の1人が学校の先生でした。色々話を聞いた結果、世の中の先生達は、子どもたちの為と思いながらノンストップで走りがちという話でした。その人のある発言が心に残っています。それは、

子どもたちにとって、一番大変なことは先生自身が倒れてしまうこと。

という言葉です。完全に同感です。先生自身も人間であり、自分の幸せを目指して良いのに、生徒のために頑張ってしまう。そして、不安定になってしまう。負のループですよね、教員の働き方を本当になんとかしないとなって改めて実感しました。
 知識がなく、助けてあげることも、声をかけることもできませんでした。僕はただ話を聞くことしかできなかった。無知とは、なんと無力なのでしょうか。
 ただその人も、この経験を活かし、これから自分の道を考えている途中でした。前を向いて頑張る姿はとてもかっこよかったです。いつか報われる日が来ることを願っています。


 もう1人は、ねおです。こいつよく出てくるなあと思いつつも、彼女も強い思いを持っており、小学校の先生を目指しながら、ボランティア活動を頑張っています。
 小学校の先生になるという信念を軸に、自分の教育を探している段階なのではないかと、僕は考えております。探しているからこそ吸収が速いというか。彼女の素直な性格があるからこそですが、キャンプを通じて何かを得ようとしている姿が印象的でした。
 彼女はよくしゃべるし、みんなの輪の中心にいることが多いですが、彼女の真の特技は「話す」ではなく「聴く」だと僕は感じました。みなさんの周りに、「この人には、飾らず物事を言えるな。」と思える人は少なからず居るのではないでしょうか。まさにそれです。加えて、距離の詰め方も上手なので、小学校の先生にドンピシャだと思います。いい先生になってほしいです。というか、なれますね。

石板のワークショップのメンバー

まとめ

 今回のnoteは、序盤のワークショップについてでした。ここまででも結構書いたな(3608文字)と思うのですが、実はまだまだ序盤です。
 次は、集合知について書きます。大人の働く姿、塾について、まちづくりについてしっかり書きますので、次回もお楽しみに。

ギラギラ働いている大人が、
子どもたちに夢を与える。

うっちー


それでは。







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