見出し画像

Q.プロ管は仕様も理解しないといけないの?

A. 仕様理解を「深さ」 x 「広さ」で計るならば、以下のように言えるでしょう。

1.「深く」 x 「広く」・・・×プロ管不向き。
2.「浅く」 x 「広く」・・・○プロ管向き。
3.「深く」 x 「狭く」・・・×プロ管不向き
4.「浅く」 x 「狭く」・・・×プロ管 失格

仕様には業務仕様、システム仕様などいくつかブレイクダウンできますが、この議論ではいずれであっても共通します。

3、4のタイプがプロ管不向きなのはわかるにしても、仕様をよく知っておくに越したことはないのではないか?そう考えると1.「深く」x「広く」タイプもプロ管不向きというのは意外かもしれません。

「深く」x「広く」のタイプは現場叩き上げでプロ管になった人によくあるタイプです。このタイプにはいくつかの弊害があります。

自分のやるべきことができていない。

プロ管は、作業者目線ではなく鳥の目でプロジェクト全体を見渡すことが必要だが、つい細かい仕様検討に没頭して、そちらの視点がおろそかになりがち。

ひとのやるべきことをやってしまう

上記の裏返しではありますが、自分が出来てしまうがゆえに、ひとの作業を請け負っている。そうすると、本来やるべき人が責任感を持てない・育たない他、仕様理解が属人化してしまう。

まとめると

プロジェクトの継続に伴い、プロ管としての立場でいるのが長くなると、ついつい1のタイプになりがちです。

あえて2の「浅く」 x 「広く」を意識するとよいと思います。

反対に、質問者のようにまだ4の「浅く」x「狭く」のタイプは、あまり細かい仕様検討に絡めとられず、せいぜい要件定義レベルの理解で広くカバーすることが重要かなと思います。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?