見出し画像

若造デザイナーが新しく挑戦したいこと

退職エントリを書こうと思いながら、早1ヶ経ってしまいましたが、
今年の4月に新卒で入社したYahoo! JAPANを退社してdely株式会社に転職しました。まるっと2年の在籍でした。
ヤフー入社から何を学んで、次のdelyでどう生かすのか、振り返りを踏まえつつ、まとめておこうと思います。(※見返したらエモめな文章になっているので、気軽な気持ちで読んでもらえると嬉しいです笑)


入社のきっかけ

ヤフーに入社したきっかけは、今思うとあまり良いものではなく、就職時に自分は研究で作っていたプロダクトを事業化したいと考えていたため、就活という無駄なもの(当時はすごく無駄に思えた)に時間をかけるよりも、そちらに時間を割きたいと思っていました。一方で、目先で収益化の見込みが全く立っていなかった事もあり、まずは会社員をやりつつ副業という形で進めようと考え、会社を選んでいました。そのあたりは以前のエントリにまとめてます。
そういった観点で会社を探していて、

企業としての体力があって、ある程度業界の知見が溜まっている
ITの事業会社でC向けの多くの人に使われるサービスを提供している

の2点を重視して会社を選んでいましたが、最終的にご縁があったヤフーに入社させて頂きました。


優秀な人と働きたい
とはいえ、自分の時間を多く使って仕事をするので、事前に人事の方にお願いしたのは、とにかく優秀なデザイナーの人と働かせてほしいということでした。学生時代に、ある程度の規模の会社での働き方は掴んでいたので、ヤフーで自分が得たいものは、(多分日本で最も一番多くデザイナーがいる会社?で)優秀な人がどういう仕事をするのか見て自分の糧にしたいという事でした。
結果として、幸運にも中途の経験豊富なUI/UXデザイナーが多く在籍する部署に配属され、 そこで2人の素敵な上司に恵まれ、それぞれの専門分野でプロフェッショナルとしての本当に素晴らしいアウトプットと自分のこれからの仕事人生の基礎となる事を多く学ばせて頂きました。
が、一方で仕事に対しての価値観の違いや、人材の質がそれなりに高いはずのメンバーが、質の高いアウトプットを出しても、規模の大きい会社では、会社と個人の思想が入り混じり、純粋にプロダクトの結果として繋げる事が難しいという事を痛感しました。

delyとの出会いとダブルワーク
入社して1年くらい経った頃、自分自身進めてきたプロダクトもうまくいかず、会社でも思ったように動きにくくなっていた時期があり、ちょうどその時勉強会でdelyのメンバーと出会ったのが最初のきっかけでした。その頃はkurashiruがAppStoreの上位に出てきたくらいで、まだ大きな調達前でしたが、勢いが凄まじく、実際にオフィスに遊びに行ってみると自分と同年代の若いメンバーが、とにかく、正直にまっすぐにプロダクトと事業の成長のため、全員が同じ方向を向いている
雰囲気を感じて、自分の今の状況と比べて、非常に羨ましく思えた感覚を今でも覚えています。
ああ、自分もこういう状況で働きたいなと思い、翌週には上司に辞めると伝えていました。
その時に上司から頂いた至言が、

流動性が高い業界は、会社や事業が伸びなかった時に辞めて、次の会社に移っていく人がほとんどだけど、そこで残って、辛い状況を打開できる能力を持った人はどこでも重宝されるし、優れている。

この言葉を聞いて、はっと確かにそうだなと思い、チームのメンバーがどんどん抜けていた状況もあって、今簡単に投げ出す事はできないので、自分自身にやりきった感覚が持てるまで待って欲しいとdelyに正直に伝え、しばらく副業という形で関わることに決めました。そこから1年3ヶ月ほど、ダブルワークという形で仕事を進めていました。
そうやって、約一年ほど、デザイン制作業務だけに取り組む事で、一年前より確実に自分に力が付いてきた実感があったし、事業の成長だけでなく、制作そのものに楽しみを見いだせるようになっていました。


なぜ、転職するのか?

yahooでの仕事で嫌な事はあまりなかったし、本当に素敵であたたかい良い人ばかりでした。仕事内容もUIデザイナーとして自分の思い描いていたようなやりたい事が出来ていました。
一方で、delyではデザイナーとしてビジョンの策定や、コーポレートロゴ制作に関わり、会社や代表の堀江の思想に深く共感していました。自身も会社の創業に近い部分を何度か経験した立場から、その思想がいかに大事かわかっていたし、過去の経験があった上で再起して立ち上がる事が出来る胆力を本当に尊敬していました。
そういった深い共感がある状態の中で出すアウトプットは、デザイナーとしての気づきが多く成長のきっかけを引き出せている手応えを感じました。

画像1

「常に前を向いて太陽のように人を照らし続ける存在でいよう」象徴したdelyのロゴ


会社のカルチャーが好きだし、会社そのものをもっと良くしたいと思う一方で、副業という形で関わっている以上、その輪に深く入り込めないとうジレンマがあり、中途半端な形で関わっているメンバーへの申し訳なさも相まって、途中から、非常にもどかしく感じていました。


自分が作りたいものは、会社そのもの

そういった状況で働く中で、自分が今、大切にしている価値観のようなものがはっきりしてきました。それは休みがしっかり取れるとか、給料が高いとか、世間一般に受け入れられる事ではなくて、嘘偽りなく、信頼できる仲間と本気で達成したい目標に努力できる

そして
会社そのものを作っていける
という環境であると思い、delyでフルタイムで働く事を決めました。
これは、代表の堀江がいつも言っている、delyは本質的な幸せを追求すると言っている事とリンクしていて、実際中で働いているメンバーも、年齢が若いのもあってか、みんな素直で熱くてイイやつが多いのが特徴だと思っています。


余計な事を考えずに働ける環境が今のdelyにはある
会社は大きくなるとどうしても、社内のいろんなものが邪魔して動きにくくなるのは必然です。とにかく純粋にコトだけに向かえる環境は本当に楽しく、今しかないと思っています。多分1年後には状況は大きく変わっていると思います。だからこそ、今ここで働く事がとても重要だと思っています。
代表の堀江は、メディアとかで取り上げられているより、実際にはびっくりするほど、嘘偽りなくまっすぐな人であり、そう言った面で人の心を動かす天才だと思っています。


価値経済から評価経済に変化していく今の時代、その能力は本当に価値のあるものだし、今まで多くの社長や起業家に会って来ましたが、彼ほど信頼できる人はいませんでした。


まだまだ若造のデザイナーですが、良い会社を作ることをdelyのメンバーと挑戦していきたいです。
散文となってしまいましたが、今思っている事として、このくらいで締めておこうと思います。読んで頂きありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?