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仕事上の「ロールモデル」は死んだか?

「ロールモデル」という言葉があります。比較的身近にいる、「あの人みたいになりたい」、「あの人ようなキャリアを築きたい」というお手本となる人のことを指します。

みなさんには、ロールモデルたる上司や先輩はいますか?

私の場合、私が社会に出たてのころは、Kさん、Nさん、Uさんなど、血肉を伴う人間の上司や先輩が確かにいたのですが、今は、(その人たちが・・・ではなくロールモデルが)いなくなってしまいました。

少し寂しいです。

また、ロールモデルは、「至りたい姿を具現して見せてくれる」ことで、成長の方向を定め、速度を加速してくれる存在だと思うので、寂しい以上に、その不在は私の成長にマイナス要因なのではないかと心配です。

なぜ、ロールモデルがいなくなってしまったのか?理由は2つあるのではないかと思います。

  • 自分が今いる産業が、比較的新しい産業であり、「先人」がいるというよりは、皆で「先陣」争いをしている状態に近いから。

  • 自分が今いる産業が、比較的動きの早い産業であり、栄枯盛衰が激しく、誰であっても長期に渡り「栄光」を持ち続けることが難しいから。

まぁ、年齢的にも、業界歴的にも自分はロールモデルを探すよりはロールモデルになることを目指したほうが良いと思い、自分にはロールモデルはいらない。と割り切っていたのですが、最近少し考えを変えました。その考えとは、

ロールモデルを一人の人間に求めず「姿勢」に求める

つまり、AさんやKさんの「一つのことに情熱を燃やす姿勢」、YさんやSさんの「技術面への探究を続ける姿勢」、Oさんの「圧倒的な仕事量とアウトプットを出す姿勢」、Mさんの「一つのことを倦まずたゆまず継続する姿勢」、、、そうした「姿勢」であれば無限に「お手本」はなくなりません。

こうしたお手本となる姿勢を「ロール・アティチュード」と名付けてみました。ロール・アティチュードの力を借りて、これからも、少しでも成長したいものです。


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