価値観の測り方


適職探しで迷っている相談者に多く出会います。若い人ほどその傾向が高まるようです。そんな時、キャリアコンサルタントは「自己理解を進めましょう」と口を酸っぱくして言います。

さて、先日のコンサルティング、オンラインでやる機会がありました。それまで気になっていた、WEBアセスメントを共有画面で使ってみました。価値観を測るために60問に答えるというもの。出題はこちらの担当です。

「社会的に高い地位を得ることは?」
すかさず相談者が答えます「やや重要」
それを聞いてこちらから一言添えました。「承認欲求ありますね」 
次の質問「 安定的な組織は?」
答えは「重要ではない」
聞いて一言「さすがチャレンジャー! 」
次の質問「仕事を通じて世の中を良くすること」
答えは「とても重要!」
聞いて一言「社会派ですね」 
次の質問「 専門的な知識や技術が必要とされることは?」 
答えて「重要!」
一言「職人肌も持ってる」
と、こんな感じで60問。とてもいいテンポで進めました。遊び心のある楽しい時間。そして進めていくうちに、相談者の人間性が映像的に見えて来たんです。それはとても新鮮な出来事でした。終わった後には、相談者自身が「自分のことがどんどん確認できました」「本当の自分の姿が見えてきた気がしました」そう言って、驚いていました。

キャリコンのスタイルはいろいろ。今回試してみたんですがとても良い使い方ができたと思います。使ったのは厚生労働省のサイトの価値観検索。かつて日本版Oネットと言われていたものがリニューアルされました。「ジョブタグ」で検索するとサイトに飛べます。
興味のある方、是非お試しを。





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