うどん屋で1日バイトし、バックレた話【体験談】

2022年5月上旬、私はうどん屋の面接を受けに行った。なぜうどん屋を選んだかというと、私は蕎麦が好きだからである。まかないで好きな蕎麦が食べれると思い、うどん屋を選んだ。(うどん屋だけど・メニューに蕎麦もあるよ)うどん屋があるのは空港内で、そこもちょっとワクワクする部分であった。なんとなく楽しそうだなあと思いながら自転車をこいで面接場所まで行ったのを覚えている。

空港につくと、道に迷った。うどん屋さんの場所が分からなかったが、念のため10分前に着いていたので、何とか見つけ出すことができた。店に入ると従業員が寝ていた。何だこいつと思いながら、「すいませ〜ん」とそっと声をかけたら起きてこっちの顔見て見てびっくりしていた。いやびっくりしたのは面接時間なのに店員が寝ていたこっちの方だが、と内心思ったが、どうやら私が来るのをどうやら知らなかったみたいだ。

その人が店長を呼びに行くと、奥の方から60歳ぐらいのおじいさんが出てきて面接が始まった。面接内容は週何日出れる〜とかサークルやってる?とか一人暮らし〜?とか簡単なもので、あっさり採用された。その後、従業員の写真を撮ることになり、階段にいって写真を撮った。30分ぐらいで終わり、ホッと一安心した。

バイト初日、指定された場所に行くと女の人がいた。私が働く店は空港内の別店舗にあるため、検査を受ける必要があったので、案内が付けられたのだ。女の人はシャイな感じでこっちに話しかけてくる素振りもなく、冷たい印象だった。ちょっとやだな〜と思いながら後をついいくと、ロッカーに案内され制服を渡された。着替えてと言われたので、着替えた。その後、無言のまま職場まで連れて行かれた。

着いた店にはもう一人女の人がいた。なんか不機嫌そうだった。3時集合なのに、店に着いたのが3時15分だったからだろうか?店は小さくて、この3人で回すのかあ〜と思いながら中に入る。もう1人の女の人、ここではAさんとしよう、Aさんが指導係のようで一通り器具の場所を教えられた後、皿洗いをやれと言われた。何か教え方もぶっちぎらぼうだし冷たい人だなあと思いながら、皿を洗う。地獄の始まりだった。

3時30分から仕事を始めたが、どんどん皿が運ばれてくる。洗っても洗っても終わらない。1時間経った頃だらうか、腰が痛くなってきた。私は運動をしていないので、体幹がかなり弱い。中腰の体勢がかなりしんどいのだ。そこからずっと痛くて痛くてしょうがなかった。また、食べ残しを手で触るのも嫌だった。私は潔癖症ではないが、ゴミを素手で触るのになんとも思わない人間ではなかったようだ。途中から「終わったら絶対やめる。終わったら絶対やめる。」と考えながら、一心不乱に皿を洗った。

3時間ほど経った後、私の体感時間ではあっという間ではあったが、終了の合図が伝えられた。何か色々と締め作業について教えられたが、もう辞めるつもりだったので、適当にはいはいと返事して終わった。最後に冷凍うどんのまかないが貰えたが、蕎麦が好きなだけでうどんはたいして好きじゃないので嬉しくなかった。そして、「初出勤お疲れ様」、と労りの言葉をかけられることもなく、初めてのアルバイトが終わった。家に帰ったらうどんを食べた。まあまあ美味かった。

次の日、5時半に起きた。ラインに「申し訳ないですが、一身上の都合によりバイトをやめさせていただきます。」と打ち、削除した。その後、ロッカーに持ち帰った制服を返却しに行った。こうして私の初めてのアルバイト、うどん屋編は幕を閉じたのであった。

完走した感想
皿洗いは大変なバイトである。
これから飲食店を利用するときは、そのことに感謝しながら飯を食いたい。
飲食店では二度とバイトはしない。

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