料理を好きになる時間 6
数あるページの中からここを見つけてくれてありがとうございます。
今日もここにいる間だけは、料理の「たのしい!」「すげえ!」「おもしろい!」を一緒に共有できたらいいなって思います。
今日はちょっとだけ趣向を変えて、
【料理人の卵&親御さん必見】
・専門学校ではどんなことを学ぶの?
・プロの現場ではどんな仕事をするの?
・学生のうちにやっておいた方がいい事ってある?
という内容でお話しようと思います。
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それでは早速…
1、専門学校ではどんなことを学ぶの?
まず、
専門学校=調理師免許を取れる学校
という前提で話を進めます。
(ちなみに調理師免許とは「料理従事者が 調理師 と名乗ってもいいという名称独占資格」です。意外と簡単に取れます。)
調理師免許を取る方法は2つあって
1、調理師養成施設(専門学校)を卒業して貰う
2、実務経験を一定期間経て、試験を個人で受けに行く
というのがあります。僕は前者で取りました。
今回も前者の話を中心にしていこうと思います。
《具体的な必須科目》(太文字だけ読めばOK)
栄養学、食文化概論、衛生法規、食品学、食品衛生学、公衆栄養学、調理理論学の7科目です。
また、実習科目では和洋中と大量調理、学校によっては寿司、製菓、製パン、和菓子の基本的なものを2〜3年かけてじっくり学んでいきます。
実習科目は必須ではないですが、専門学校で行う「調理実習」が「実務経験」に当たるようでは2年以上通うことでカバーされるようです。
つまり「調理師」は
必要な知識と技術
を持った人だけが名乗れる呼び名
ということですね。
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2、プロの現場ではどんなことをするの?
これは本当に店それぞれによって違うと思うので、基本的な同じ部分だけを紹介します。
まず、日本料理では入社して数年間を「坊主(ぼうず)」と呼び、下仕事が中心の内容となります。
洗い物や先輩の仕込みの手伝い、掃除や簡単な仕込み、賄い(従業員の食事)の準備
等です。入っていきなりレシピを教えられて作る。
と言うよりは、徐々に認められても作れそうな簡単なものから教えてもらえる。という形が多い気がします。
1年目と言えどお客様からしたら同じ「プロの料理人」
安全で美味しいものが食べれるという前提
でお店に来てくれているのでそれに応えるためには当たり前と言えば当たり前の事なのかもしれませんね…。
(店の方針によってはとにかくいっぱい料理を作って現場慣れしろ!ってところもあるので自分に合った店を見つけてください)
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3、学生のうちにやっておいた方がいいことってある?
これは僕も現場に出て気付いたんですけど、
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先輩に好かれるタイプ、
仕事を早く覚える人、
なぜかなんでも知ってる人
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これらの俗に言う「できる人」には共通点があるんです。
それは…
周りとコミュニケーションを積極的に取っている
ということです。
つまり、いっぱい周りに気遣いができる人なんです。
「自分はコミュニケーション取るのが苦手だしなぁ」
って思ってませんか?
関係ないです!!!
マジで、
ある1つのことだけをちゃんとやれば
誰でも「できる人」になれると思います。
あるひとつのこと。それは…
↓
↓
↓
「周りの成功をサポートする」
これだけです。
なんか安っぽい宗教みたいですね笑
そう捉えて貰ってもいいんですけど、
これはマジで、
《学校では絶対に教えてもらえない、1番大事なこと》
だと思ってます。
学校でも全然できます。
例えば友達が実習中に野菜を切ろうとしていたら
切った物を入れる容器と布巾を準備してあげる。
洗い物をするついでに次に使う器具をそれぞれ分けておく。
みたいな
「意識したらできるけど普段はやらないちょっとした気遣い」
を自然にできるように、意識しながら実習に取り組むといいと思います
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さて、今回はちょっとだけ、まだ見ぬ後輩に向けて贈らせてもらいました。
やっぱり、学校と現場では大事にする視点が違ってくるので最初はギャップにびっくりすることもあるかと思います。
今、現場に立って4年目ですが先輩として後輩にお願いしたいのは2つです。
・わからなかったら聞いてほしい。
・ミスしてもいいから元気でいてほしい
これだけです。最初から高度な技術はなにも求めてないです。後から身につけてくれればいいです。
そして後輩がミスるのなんか当たり前だと思ってます。それも承知でお願いしてることがほとんどです。
とにかく元気でミスっても反省したらいつも通りで。そういう気持ちを持ってくれるといいなと思います。
この記事を読んで少しでも料理に興味を持ってくれる人や料理を頑張ろうって思ってくれる人が増えたら嬉しいなと思います。
(今回の写真は特に意味がないです笑)
𝓚𝓪𝔃𝓲
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