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美しさが世界を救う

2022年のこの時代は、世界の様々な分野で変化を余儀なくされて、地球が大きく変わろうとしています。想像もしなかったことが次々に現れて、それなりのショックとストレスは大きいものの、見方を変えたら、こんなに面白い時代はありません。この時代にここにいるという機会を十分堪能して行きませんか?

今までのやり方が役に立たないことを痛感している方は多いようで、いろいろなところで新しい試みが始まっています。今ここで困っていることをなんとか解決していこうというアイデアから発展して、こんな世界になって欲しかったんだ!という理想の世界に向かって、それぞれの分野で小さなグループが立ち上がっているようです。教育分野での動きはめざましく、Tuuliを呼びかけて以来、たくさんの素敵な学校や地域の取り組みを見る機会ができました。オンライン教育もフィンランド教育も、プロジェクト学習も反転学習も、命や自然に根差した教育も、Tuuliがしなくても、既にやっておられるではないか!と本当に嬉しくなりました。

しかし、そうだとしたら、何も苦労して新しい学校を始めることもないのかもしれないなあという考えがよぎることもあります。それでもなおやりたいと思っているのは、「美しさ」に特化した学校がないからです。美しさというのは、真善美という概念で説明すれば個人の内面であり、アートの世界で追求しているものです。美を定義するのは難しいことですが、世界を幸福にする素晴らしいものであることは間違いないと思います。

昭和の小学校では、美化係という係があって、お掃除や整理整頓を促したり、お花を持ってきたり教室をきれいにすることを目標としていました。茶室の静謐は、徹底的なちりひとつないお掃除で清められてこそ実現します。日本の伝統文化では清めることを大切にします。外界を、純粋に濁りなく静かに浄めていくことを通して整っていく内面があります。
Tuuliでは、アート教育を中心に、美しさを創造していくことで貢献していきます。


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