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できないを楽しむ

大抵の人は、何かやりたいことができないと悲しくなってしまいますよね。どうしてできないんだ!と運命を呪ったり、自分の不甲斐なさにガッカリしたりしてネガティブになってしまうことが多いと思います。それはそれで自然なことなので、ネガティブになってはいけないということではないのですけれど、そのネガティブさの中に宝石の原石があるというお話をしたいと思います。

まず、反対に全てが簡単にできてしまう状況を思い浮かべてみてください。皆さんに称賛され、自分でも、かっこいいな〜すごいな〜と嬉しくなりますね?で?重要なのはその先なのです。最近は、持続可能な・・・という表現が流行っているみたいですが、その瞬間だけではなくその先は?また、そこに至るまでの経験はどうでしたか?簡単にできてしまうとき、何もしてないのになあと、そんなに感激するほどの喜びはないかもです。褒めてくださる方々に儀礼的にありがとうは言いますが。それだけかもしれません。で、大したことではないからすぐに忘れ去っていくでしょう。当たり前のことすぎて、特に記憶に刻み込む必要もないことだからです。

できない時には、なぜできないか一生懸命考えるし努力します。努力してもできない時、悔しい思いをしながら時間をかけて諦めずに続けて頑張るでしょう。もしかしたら、向いてないことはやめようと道を変える方もいるでしょう。向いてないことはいくら努力しても進歩はなかなか目に見えて現れないし、向いていることをする方が絶対にうまくいきますので、それは賢明な判断です。

しかし、向いてないことを、好きだからという理由だけでしつこくやり続ける方もいます。側から見ていたら、下手の横好きという感じかもですが、本人は真剣に頑張っています。それはきっと、できないからこそ、少しでもできるようになった時の喜びが大きいからではないでしょうか?人間は不思議で面白いもので、あえて向いてないできないことに挑戦して、この達成の喜びを得ようとしているみたいです。障害物競走を自分に課して楽しんでいる?本人は楽しんでいる意識はないかもですが、後で考えてみたらきっと、面白かったなという感慨があるに違いありません。

この世を去る時に振り返って、ああ面白かったな!と微笑んで次に行ける道を選んでいるのですね。お芝居でもストーリーでも、何もないと退屈でつまらないですものね。さあ、この春はどんな冒険や挑戦を始められますか?Tuuliもワクワク10日のオープンキャンパスを楽しみにしています。


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