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魔界ノ風鷹について

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ご意見への回答及び自身の考え方
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2021年12月の記事一覧

なぜ剥製をアクセサリーにするのか

なぜ剥製をアクセサリーにするのか

まず、最初に。

ここでは「アート作品」「生物標本」と比較しながら私の作品のコンセプトについて説明しています。

アートや標本を否定する意図はありません。
その点を、お断りしておきます。

「魔界ノ風鷹」では剥製アクセサリーを中心に製作しています。

私が作りたいものは、アート作品ではありません。
標本でもありません。

「普通の人が手に取れる価格で、なんらかの機能をもつもの」を意識して製作活動

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製作を続ける理由

製作を続ける理由

ときどき、ネクロフィリア(死体愛好家)と呼ばれることがあります。

特に批判的な文脈で言われるているわけでもないですが、自分では死体愛好というのとは少し違うかな、と思っています。

私は、生きている動物が一番美しいと思っています。

生きていくうえでの機能としての動物の造形の美しさに魅力を感じます。

そうした生命の美しさをとどめておきたいというのが、作品制作の動機になっています。

上に書いたの

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「残酷」という言葉について

「残酷」という言葉について

動物素材を使用した作品制作をしていると、ときどき「残酷だ」というご意見をいただきます。

私自身は動物の死体を使用することを「残酷」とは思っていません。

私の作品を見て「残酷」と感じる方もたくさんいることは承知していますが、あくまで価値観の相違であって、どちらが正しくてどちらが間違っているという問題ではないと思います。

こういうことを言っていると「動物の死体を扱っているから、楽しんで動物を殺せ

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毛皮産業等についての考え方

毛皮産業等についての考え方

Twitter上にて、動物愛護の観点から私の活動に対する疑問、また毛皮産業等に対する考え方についてのやりとりがありました。

限られた文字数では言葉足らずになってしまい、無用の誤解を生むかと思いましたので、noteにて私自身の考えを述べさせていただきます。

ここでは、おもに毛皮産業を中心に、「人間が動物を殺すこと」についての考えをまとめていきます。

(先方とのやりとりは、この文の末尾にまとめて

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作品について

作品について

「魔界ノ風鷹」では、本物の動物を素材として作品製作をしています。

キツネの顔に、鳥の翼や顔、すべて「動物の死体」を使用しています。
作品製作については、以前にもこちらで書いたことがありますが、少し誤解を受けていると感じることもあるので、改めて書かせていただきます。

「魔界ノ風鷹」では、作品製作にあたり、動物を殺すことはありません。

素材はいろいろな業者さんより仕入れています。

「自分の手で

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