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サーモン、漬けのまま泳いでてくれ イベント記事1

5月………。自粛要請により、告知などがほぼ不可能になり、
イベントバーにも関わらず、週6で自分が立っていた。


こんな時期に自分は店長になり、店を支えなくてはならなくなったから。

そのおかげで日記の更新はおろか配信すらできなくなっていた。
それは接客をしているからに他ならないのだが、それでも、自粛前のようにはいかない。
売上は自粛前の1/2、1/3程度にまでなった。
それでもマシな方なのかもしれないが。

6月になり、ようやくイベントらしいイベントが決まった。
すごく長く感じた。久しぶりに記事の更新ができる。売上が自分以外の力によって成り立つ。
大変ありがたいことだ。

イベントを可能な限り、記事にしていきたいと考えていた。
こちらもようやくできる。
今回はその第1弾となる。それでは。

『サーモンおいしいバー(バーテンダー:かばい手さん‬)』


全日本サーモン協会のバズがきっかけで今回のサーモンのメニューを作りたいとかばい手さんは思い、
そこに加えて、オーナーであるたけいさんの「サーモン食べたい」という気持ちが合わさり、
今回のイベントが急きょ、誕生した。

(「あ、」じゃないんだよ)

元々、自身で作ったほうが自分ごのみの物が作れるだろうという考えから燻製や漬け、低温調理のレシピを作っていた。
2年ほど前からmojaで出し、作ってお店のみんなと食べていた。
大量に作るほうがコスパがよく、日持ちしないためたくさんの人と食べるのに適していた。
自分も作って食べれて、売上にもなり、いいことづくめだった。

また漬け込んだりする料理は時間はかかるが、複雑な工程がなく美味しいものができるためやっているとのこと。

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まず、今回のイベント名にもなっているサーモンを使ったメニューがこちら。

『サーモン(漬け)』(500円)

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とてもシンプルな逸品であるが、トロを思わせるような濃厚さで、さっぱりとした肉のような味わいがある。
個人的にはキリっとした辛口の冷酒との組み合わせが素晴らしい。

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今回は梅酒と一緒に頂いたが、梅の香りと甘みがより引き立つような深みがあった。
これは無限に飲める。

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なお、こちらは常連の方のおみやげ、北海道ミルククッキー。
商品名の札幌農学校は北大の前身であり、別に手作りじゃない。

‐‐‐‐‐こちらのクッキー、選んだ決め手はなんですか?

「ありきたりでなく、暑さに溶けないからです」

『豚ハツ冷製』(400円)

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肉というのは高温で一気に調理してしまうとタンパク質が変成してしまい、硬くなってしまう。
それを防ぎ、生のような柔らかい食感を維持したまま加熱調理するのが、低温調理である。
60~65°の温度で中心まで熱が通るように加熱する。40年ほどの歴史がある、食品衛生法にも則った調理法でもある。

これを30分。血抜きにも30分かかる。
こうして手間をかけてできた味はいかほどか。

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…本当に柔らかい!歯がスっと通る。刺身のようだ。
程よい弾力。ニンニクの風味とともに味わいが深い。強くじっくりと口の中に味が広がる。

元々、レバ刺しが衛生上ダメになったため作ったという。
店内のIHヒーターと鍋で温度計で測りつつ調理したものである。
ずっと同じ環境にいたのに、自分ときたらフライパンを焦げ付かせてばかりいた。
お前たち、そんな料理作れたのか。

豚ならガツやレバーなども低温調理におすすめとのこと。
あまりにも焼酎ロックが合いそうなので、片っ端から作りたい。誰にも食べさせない。


燻製は環境上、秋から冬が適しており、漬けや低温調理はこれからの季節に良いという。

まったくもって大変ありがたいものをいただいた。これは定期的にやっていただきたい。
別に食べるためではなく、純粋に楽しかったからである。
あわよくば、食べ終わる頃に来ていただきたいが、決して食欲に基づいた願いではない。
あくまでもイベントのペースを考えた、経営的判断である。間違えてはいけない。

また来てください。


賑わっていたようで、久々のイベント、店長として初のイベントは成功に終わってよかった。
醤油が店にない以外はすべてが最高だった。


どんどん漬け込んだり、低温でじっくり調理しまくってもらいたいし、北海道には行ってほしい。

おいしいイベント良すぎ。

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読んでいただき、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。 ところでこの「さぽーと」って何ですかね?神が使う魔法かなんかですかね??良くわかりませんが、これ使う人は人間以上の徳がある人なんでしょうね。