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宇宙を集積する無限の可能性しかない場所


1.はじめに


無の状態
この状態を説明することはとても難しいことです。
なぜなら「無」とは何もない状態のことを表す言葉だからです。
物質が存在しない状態を「無」と呼べるのでしょうか?
これはただ、物質が何も無いという状態がそこにあるのではないのでしょうか?

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私たち人間には意識があります。
意識は物質ではありませんが、目に見えるものや見えないものを認識することができます。
つまり、「意識」というものが存在しているということは、物質が無くても「無の状態である」とはいえないことになります。

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無の状態とは何であるかを突き詰めて考えていくと、それは、何も無いようで全てがある状態と同じなのではないかと感じます。
何も無かった状態から、人間の意識はどこで生まれ、どこへ行くのでしょうか?
その大いなる源がどこかに存在しているといいます。
その源には、宇宙の誕生をはじめ、地球の歴史や人類一人一人の記憶に至るまで、全ての情報が刻まれているそうです。
その場所はゼロポイントフィールドと呼ばれ、膨大なエネルギーが収束している場所であり、アカシックレコードとも呼ばれています。
ゼロポイントフィールドには現在だけでなく、過去や未来の情報も記録されているといいます。
そして、私たちの意識は、常にこの場所に繋がっているといわれています。全ての根源といわれているゼロポイントフィールドとはどのようなものでしょうか?
今回は、万物の源、ゼロポイントフィールドについてご紹介します。

2.ゼロポイントフィールドとは?


では、ゼロポイントフィールドとはどのようなものか詳しくご説明しますね。
ゼロポイントフィールドとは量子力学で使われる用語で、地球だけに限らず、無限に広がる宇宙全体の根源を指しています。
【量子力学…主に分子や原子、それを構成する電子などの微視的な物理現象を記述する力学】

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フィールドという言葉がありますと、遠い宇宙のどこかにある特定の場所のように感じてしまうかもしれませんが、そのようなものではなく、どこにでも存在している場のことを指しています。
また、ゼロポイントと表現されているように、そこには物質として何も存在していません。
ですが、現在起きているできごとや、人間の思考・感情、時間や空間などを含めた全ての存在が、エネルギーとしてそこにあるのです。
つまり、ゼロポイントフィールドには、何もないけれど、全てがそこにある、というエネルギー場なのです。
無いのにあるというとても矛盾した表現になってしまいますが、それを紐解くには「素粒子」の存在を説明しなくてはなりません。

3.全てを構成する素粒子


量子力学の分野では「素粒子」という言葉が度々登場します。

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また、近年ではスピリチュアル界隈や引き寄せの法則を解説する時に、素粒子について語られています。
この「素粒子」とはどのような存在なのでしょうか?
私たち人間は肉体を持った生き物です。
肉体は心臓や脳をはじめ各器官で構成され、さらに各器官は細胞によって構成されています。

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更に細分化していきますと分子→原子→原子核→原子核を構成する陽子や中性子といった核子→核子の中にはクォークと呼ばれる素粒子が存在しています。

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素粒子を更に細分化しますと、そこには振動するひも状のものがあるのではないかという仮説があります。

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これが量子物理学でいわれている超ひも理論であり、超弦理論とも呼ばれています。(物質の基本的単位を、大きさが無限に小さな0次元の点粒子ではなく、1次元の拡がりをもつ弦であると考える弦理論に、超対称性という考えを加え、拡張したもの。)
分子→原子→原子核→核子(陽子・中性子)→素粒子(クォーク)→振動するヒモ→ゼロポイントフールド
このひも状のものはゼロポイントフィールドから生まれるとされています。肉体を例にとってご説明しましたが、人間のような生き物に限らず、目の前にある物質をはじめ、思考や言葉、時間や空間にいたるまで、この世界に存在する全てのものは素粒子でできています。
つまり、ゼロポイントフィールドは、何一つ存在しない場ではありますが、全てのものを生み出す無限のエネルギー場でもあります。

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また、宇宙の誕生から人類の進化、歴史上のできごとだけでなく、個人の実体験まで無限といっていいほどの膨大な情報が記録されているといわれています。
そのために、ゼロポイントフィールドには何もないけれど、全てがそこにあるといえるのです。

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4.引き寄せとの関係


さて、引き寄せの法則を解説する時には、必ずといっていいほど素粒子の存在が登場します。
先ほどもご説明しましたが、素粒子は振動するひも状のものからできているという仮説があります。
このひもは固有の周波数を出し振動をしています。同じ周波数を持つものがゼロポイントフィールドで作られ、お互いに引き合う現象を引き寄せの法則といいます。
例えば440Hzを発する二つの音叉があります。
一方の音叉を叩いてみますと、もう一方の音叉は叩いてもいないのに振動を始め、同じ音を出し始めます。

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これは共鳴現象といい、同じ周波数を持つものだけが共鳴(共振)するという現象です。
この現象を引き寄せの法則に置き換えて考えてみます。
私たちの日常で発する思考や感情、言葉などは固有の周波数を持っています。
この固有の周波数を発した時、ゼロポイントフィールドでは同じ周波数のものを作り出します。
その周波数が具現化することでものごとを引き寄せるのです。

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引き寄せの法則といいますと、何でも願いを叶える魔法の法則のように感じてしまいますが、実際のところよいできごととして引き寄せが上手くできる人はあまりいらっしゃいません。
なぜなら、人間の思考はネガティブに傾きやすい仕組みになっているために、軽い振動の周波数を出しにくいという性質を持っているからです。
自分自身が出す固有の周波数で、それに応じたできごとを引き寄せますので、意識を変化させると起きてくるできごとも変化してきます。
それは思考が変化すると行動が変わるために、起きてくるできごとも変化するということなのです。
周波数の発信者は自分自身であることから、全てのできごとは自分自身で起こしていることになるのです。

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5.全ては繋がっている


私たち人間の意識は、ゼロポイントフィールドに繋がっているといわれています。
ゼロポイントフィールドには全ての情報が蓄積されているといわれています。
日常の思考や感情、そして経験といった情報を常に記録として蓄積されます。
つまり、全ての大元の部分は一つであり、人の意識は例外なくこの大元の部分であるゼロポイントフィールドに繋がっているのです。
繋がっているといわれましても、実感として感じないかもしれません。
この繋がりを体感するには、ハイヤーセルフとの繋がりを強くすることが重要になってきます。
ハイヤーセルフとは、高次元にいるもう一人の自分自身です。ハイヤーセルフは何でも知っています。

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現在だけでなく、過去や未来の自分自身も全て知っています。ですが、何でも願い事を叶えてくれる神様のような存在ではありません。
何があっても離れることがない魂のパートナーです。

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ハイヤーセルフとの繋がりを強くするには、よい食事を心がけることや、瞑想をして邪念を払い、心を無の状態にする時間を作るなど、いろいろな方法が語られていますが、最も大切なことは内観することです。
内観することは、自分の心の状態を知ることです。
自分とは何であるか、何を感じ、何を喜びとしているのか、自分自身を深く知ることです。

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心の声を聞き、ありのままの自分を受け入れることでハイヤーセルフとの繋がりは強くなります。

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ハイヤーセルフとの繋がりを強化することは、全ての根源であるゼロポイントフィールドに、しっかりと繋がることになるのです。

6.まとめ


いかがでしたか?宇宙を観測すると、私たちが知る物質の世界は宇宙全体の約5%だといわれています。
そして、約27%が質量はあるけれど観測ができないダークマター(暗黒物質)という存在があります。
残りの約68%は謎であり、その存在はダークエネルギーと呼ばれています。

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宇宙のほとんどは未解明な世界であり、無限の可能性が秘められています。

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無限のエネルギー場であるゼロポイントフィールドも宇宙と同様に、無限の可能性が秘められているのです。

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