人は霊的な存在であることを知る｜幽現界で彷徨う霊たち
1.はじめに
みなさんは死後の世界が存在すると思いますか？
人は生命を終えたら無になるとおっしゃる方も多くいらっしゃいます。
もしも無になるとしたら、私たちはどこから来たのでしょうか？
そして、何のためにここにいるのでしょうか？
そんな疑問を持ったことはありませんか？
生と死に関する個々の意見は、人それぞれだと思います。
どのように感じるかは個人の自由なので、
考え方が違うからといって無理に意見を押し付ける必要もないのです。
ですが、現世で生きる私たちが確認できない、
あの世という世界に興味はないでしょうか？
今回は、誰にでもいつか訪れる、「死後の世界」についてご紹介します。
2.死後の流れ
さて、死後の世界とはどんな世界なのか、
一度は想像したことがあるのではないでしょうか？
天国に行くのか、地獄に突き落とされるのか。
また、宗教によってその演出はさまざまな様子を描かれています。
例えばキリスト教でしたら、神を信じる者は天国へ行き、
罪深い人は地獄に送られると言われています。
仏教徒でしたら、天国のことを「浄土」または「極楽」
地獄は「奈落」といった表現をします。
人間は息を引き取った後、肉体を脱ぎ捨てて、まずは幽現界へ向かいます。幽現界とは、この世とあの世の狭間のことです。
一般的に幽霊が出るといった現象がありますが、
魂が幽現界にいる時に起きる現象のことをいいます。
人が亡くなると49日はこの世にいると昔から言われています。
これは、49日間は幽現界にいるということなのですが、
必ず49日間そこにとどまっているという訳でもないようです。
この世への想いやお世話になった人へのお別れをする期間が、
幽現界にとどまる時間のようです。
この期間を経てあの世に旅立つのですが、例外もあるのです。
それは、この世に未練や執着を強く残した未浄化霊です。
この世に彷徨う浮遊霊、死を受け入れられず、
その場にとどまってしまう自縛霊。
この世に強い想いを断ち切れず、霊的な世界に向うことを拒否し、
幽現界に居続けているのです。
これは魂にとって、身を引き裂かれるようなとても辛い行為なのです。
なぜなら死んでしまったにも関わらず、そこには苦しみしかないのです。
ですので、死後の世界はあるものだと知っておいた方が、
驚かず、スムーズに向かうことができるのです。
3.死を迎える時
人が死を迎える時、これもまた人さまざまです。
圧倒的に多いのは、病気でお亡くなりになるケースです。
そして、日本人に多いのは自殺でお亡くなりになるケースです。
年間約2万人の尊い命が失われています。
日本は豊かな国に見えますが、実際のところは、
闇が深く生き辛い国なのかもしれないですよね。
スピリチュアルな視点で自殺という行為は、
この世に生まれてきた目的を途中で放棄することになります。
これは神に背くことであり、とても罪が深いといわれています。
苦しみはその人にしか分からないものではありますが、
どんな形であれ、生き抜くことが重要なのです。
大きなことを成し遂げなくても、世間では薄っぺらい人生だと言われても、生き抜くことが最重要なのです。
自殺した霊は、幽現界にずっととどまるそうです。
死を選択しても、苦しみから逃れられないことを知ると、
人は自ら死を選ぶことはなくなるでしょう。
4.死の恐怖
ところで、みなさんは死に対する恐怖心はありますか？
日本人は死に対して忌み嫌う性質があります。
数字の4を避けたり、霊柩車を見たら親指を隠すといった迷信を
信じたりと、死に対して恐怖心を植え付けられてきました。
人間は霊的、つまり肉体ではなく魂の存在です。
３次元の世界で「死」とは、肉体がなくなることであり、
魂は永遠に生き続けます。
このことを知ると、人生で最大の恐怖から救われることになります。
この世は学びの場であり、学校のようなものです。
学びを終えたらこの世から卒業を迎えます。
卒業の先は、愛と光の世界です。
自らの死に限らず、身近な大切な人の死も、恐怖に感じることと思います。ですが、現世で一時的にお別れをするだけであり、
あの世では必ず会えるようになっているようです。
それを知っておくと、恐怖心が和らぐのではないでしょうか？
5.まとめ
いかがでしたか？人は生を受けたその瞬間から、
どんな人も例外なく死に向かって生きていきます。
人間は霊的な存在ということを知ると、
現世が貴重な経験の場であることが理解できるかと思います。
たくさんの贅沢が幸せなのか、長く生きることが幸せなのか、
地位や名誉を得ることが幸せなのか。
これら物質主義の幸せは、全て失うことの恐ろしさに繋がっていませんか？それは、幸せには程遠い価値観なのかもしれません。
精神が豊かで魂を輝かせるような人生を、
経験を積むことが何よりも幸せなのではないでしょうか。
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