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美味しいだけじゃない!桃に秘められた幸運パワー!

1.はじめに


みなさんはフルーツはお好きですか?
みずみずしくて甘みがたっぷりのフルーツ。
昔は贅沢品で庶民にはなかなか手に入らないような高級品でしたが、
近年では季節に関係なく、
スーパーでも手軽に買うことができるようになりました。
フルーツは栄養価が高く、老化の原因にもなる
活性酸素を取り除く栄養素がたくさん含まれています。
さて、みなさんは栄養価が高いだけでなく、
縁起のいい開運フルーツをご存知でしょうか?
甘くてみずみずしい、ほんのり淡いピンクで産毛のような皮のフルーツといえば…夏が旬のフルーツ、桃です。
桃はフルーツの中でも、パワーフードや開運フルーツと呼ばれています。
古くから伝わる桃のパワーとは、いったいどのようなものなのでしょうか?
今回は開運フルーツ、桃のパワーについてご紹介します。

2.開運フルーツ桃について


さて、桃は日本でも常に人気のフルーツですが、原産国は中国です。
約2500年以上も前から栽培されており、
古くから魔除けや厄払いの力があると伝えられてきました。
なぜ桃が、魔除けや厄払いの力があるのでしょうか?
日本最古の歴史書で有名な古事記では、イザナギノミコトが「黄泉の国」へ行き、帰り際に追いかけられた鬼たちに投げつけたのが桃でした。
桃を投げ付けられた鬼たちは、一目散に逃げて行ったことから、
桃には魔力があるとされ、魔除けや厄除けの効果があるとされたのです。
また、日本の昔話で登場する「桃太郎」が、鬼を退治したという伝説は、
いまでも語り継がれています。
強力なパワーのある桃から生まれた桃太郎だからこそ、
鬼を退治することができたのだという説があるのです。
更に、陰陽師で有名な安陪清明を祀る、京都の清明神社では、
「厄除けの桃」とよばれる像があり、
それに触れると厄が落ちると言われ人気があります。
このように桃には昔から、魔除けや厄除けによいとされる
言い伝えが残されているのです。

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3.果実でない部分も幸運?


桃には実の部分ではない種や桃の木にまつわる言い伝えもあります。
原産国でもある中国では、桃は神や仙人に霊力を与えるとされ、
不老長寿になる食べ物として伝えられています。
そのため、桃の木は「仙木」、桃の実は「仙果」と呼ばれ、
古くから縁起のよいフルーツだと伝えられています。
仙木は邪気を払う力があると言われ、木の上に番人がいて
悪い鬼を取り締まっているという言い伝えもあります。
また、風水では桃の木を鬼門の方角に植えると、
魔除けの効果があるとされています。
そして日本では3月3日は雛祭りの日で桃の節句と呼ばれています。
ここでも桃が深く関わっており、桃の木は実をたくさん付けるところから、魔除け厄除けの他に子宝に恵まれるという縁起の良い意味を持っており、
女の子の健やかな成長を願い祝う風習があるのです。
このような数々の縁起のいい果物とされることから、
桃の種にも魔除けの効果があると言われ、
天日干しにした桃の種を部屋に置くと良いと言われています。

4.幸運をもたらす三柑の実


さて、みなさんは「三柑の実」をご存知でしょうか?
三柑の実とは、柑橘(みかん類)、石榴(ざくろ)。
この3種類の果実のことを指しています。
桃は魔除け厄除け、柑橘は金運・財運、石榴は子宝・財運を象徴し、
この3種類が揃った時、全体運が高められ更に縁起がいいとされ、
特に女性の幸運アップのパワーが、強くなると昔から言われています。
三柑の実の縁起の良さは数多くの人に知られ
現代では三柑の実が描かれた絵画を壁に飾ったり、
スマホの待ち受け画面やハンカチ、
食器などの雑貨にも描かれたものが販売されています。

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5.まとめ


いかがでしたか?甘くておいしい桃は栄養価が高いだけでなく、見た目にも可愛らしく、魔除けや子宝に恵まれるという開運フルーツなのです。
世俗を離れた世界の理想郷として、桃源郷という言葉があります。
誰からの支配も受けず、争いのない豊かな暮らしができるという楽園です。ここにも桃という文字が使用されているように、
桃にはたくさんの幸運が秘められているのです。
みなさんも桃を味わいながら、
理想郷を思い描いてみてはいかがでしょうか?

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