毒親(1)

風妻の親は今ではすっかりお馴染みの「毒親」でした
なので自然と
親を捨てるという選択肢を早い段階から考えていました
毒親と言っても色々ありますが
風妻の場合
「どうして2番なの?
それはあなたの努力が足りないからよ
ママは心の底から失望しているわ」
というタイプの母親に
虚言癖、借金癖があり子供を平気で裏切る父親でした。
貯めていたお年玉がパチンコに消えるなんて当たり前。仕事だと偽り約束していた映画をドタキャンしたり、浮気相手が家電に電話してきて子供に直接性生活を伝えたりもありました。
なのでわたしは自己肯定感がとても低く
リスカをしては「愛して」と密かに訴える若者でした
その後18になった時
父親がわたしを風俗に売りました
893ならまだよかったけれど
売られた相手はチンピラ
きちんとしたお店もなく
チンピラが取ってくる客に抱かれる日々
お店に来るお客様とは違い
身元がハッキリしていないので
変な人が多くて本当にキツかったです
(風俗店では遊ぶ人のチェックが意外と厳しいんですよ)
そして稼ぎの半分以上をチンピラに上納
当時はギリ、バブル世代がいたし
残ったお金でも充分に暮らせる収入がありました
けれども父親と母親からお金の無心があり
わたしは身体を売っているとは思えないくらいとても貧乏でした
毒親に育てられた子供の特徴として顕著なのが
お金の無心を
「わたし、必要とされてるんだ」
「愛してもらえてるんだ」
と勘違いするところだと思います
DVされても離れられない人と同じなのかな?
結局親に搾取されたお金は1000万を越えました
そのお金を風俗で稼げると思うと夢があるかもしれませんね
でもね
親と縁を切って10年以上経ってもまだ
夢をみます
子供は親に愛されたいんです
そんなの当たり前です

ほたる𓂃 𓈒𓏸◌