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漫画『野菊の墓』(伊藤左千夫)


〇以前にも<画像>として、部分的に投稿させて頂きましたが、今回・・
思い切って「全て」を載せてみようかと思いました。
やはり、作品としてお届けしたいのです。

最近になって返却された原稿ですが、平成四年に暁教育図書(株)
コミグラフィックス・「日本の文学4」より『野菊の墓(伊藤左千夫)』『瀧口入道(高山樗牛)』 として刊行されたものです。

作画は私、松久由宇。 原作として頂いた構成は渡辺麻実さん。
監修は辻 真先さんです。
当時、全国の学校図書館にも配布されてましたので
その時代の方はお目にしたこともあるかもしれませんね?

描いたのもずい分・・昔になりますし、描かれている内容にも
<今とは違う空気感>が流れていると思います。 
そんな雰囲気をお愉しみ頂ければと思います☆


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『野菊の墓』

(伊藤左千夫)


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『野菊の墓(伊藤左千夫)』おわり。


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〇あとがき

noteにお邪魔するようになってから<こんなのも描いてました>な気分で
時々、過去に描いた漫画の画像の一部も投稿していたのですが・・

今回もこれで終わり。と思っていたところ、載せた記事を観たnoteでの友人の方に「全てを纏めたのが見たい!(by・くぼちーさん)」と言われ、
その言葉が ≪勇気≫ の原動力となって、始めてしまいました。(笑)

何を始めたかといいますと
まずは返却された全ての原稿をスキャンすることです。
今のデジタルなマンガ原稿とは違い、アナログな現物である原稿の・・
例えばセリフ部分には印刷された<写植>と呼ばれる切り貼りされた
小紙」がありまして、年月の経過と共に失った粘着力故に、スキャン中
に剥がれてもう一度「貼り直し」て、やり直しにもなるワケです。
枚数もそれなりにあるので、労力もそれなりです。

PCに取り込んだ原稿を確認すると・・あちこちに修正すべき箇所に気付きます。細やかな<厚み>とはいえ、貼られている≪写植≫には≪貼られた証拠≫が残っていたりもします。それは消さねばなりません!
原稿には予期せぬ汚れがあったりもして・・当然、運命を共にします!!

そして何より、原稿には追加記事部分が載っていません。
ナレーションなんかも抜けていました。 なので・・
印刷された『本』さえもスキャンしつつ、、
PC上での空白部分への合体作業が必要となります!作業追加!!

そして・・改めて読み返すと、いくつか気にかかる箇所も出てきます。
当時の流れる時間に合わせて・・の表現なのか?
セリフに 「・・・・・・・・・(リーダーと呼ばれてました)」が、多すぎます☆
喋るごとに、何をそんなに考え事してんねん?!」な世界です。
これは、できる範囲で消さねばならないと思いました。

「句読点」の入ったナレーションにも違和感があります。

作業追加☆です。

文字の大きさも気になりました。
概して・・小さすぎます?! 直さねば!
当然、作業追加☆

他にも、他にも・・・作業追加!!!!

以上、作業手順でしたが
次のテーマは ≪心境≫ です。(笑)

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最初にも書きましたが、この作品には、辻 真先さん、渡辺麻実さんの
構成による脚本がありました。当然ながら『野菊の墓(伊藤左千夫)』
本文にも構成された脚本があったのですが、
無謀にも・・私は、伊藤左千夫による『野菊の墓』を原作として、
自分流儀での脚色をした覚えがあります。

今回、作業を続けながら不思議な心境にもなりました。
ある種、リメイク感覚になりつつも・・心境は ≪今≫ に
タイムスリップしてしまったかのようです。
〆切に追われることもない・楽しい作業となりました。

〇もう50年も昔に描いた・・私が漫画家になったばかりの頃の作品を
割と最近にも描いて投稿したのですが、その作業時の心境も・・
50年前の舞台だろうと、その世界は ≪今そのもの≫ でした。


漫画界もすっかり様変わりして、
「えっ?今でも付けペンや筆を使ってるの?  紙・・にっ?!」
普通に言われるようになった時代だそうですが、、
デジタルが主流なのでしたら、むしろ世界遺産になるべく(嘘!)・・
絶滅危惧種としての意地も見せたいと願う・・今日この頃なのでした。(笑)

本日は長々と、最後までお付き合いくださり
本当に・・ありがとうございました🌟

( 〃・  ・〃 )/~~~🍀🍀🍀


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〇おまけ。参考・作業手順

↑*原稿に貼られた『写植』は、経年によって剥がれたり、スキャンした場合でも
汚れが残ったりするので・・消す作業が必要となります。
↑*これは過多に思える『・・・・・・(リーダー)』を、できるだけ
消した作業の様子です。
↑*これは小さすぎる文章部分を大きくしただけです。
↑*これも同じですね。
↑*これは、今では違和感さえ覚える「句読点」のナレーションから
句読点を消したものです。
↑*原稿は左図のようになっており、別紙に写真等の指示を付けて
右図のような印刷物となります。
今回は生原稿のスキャンでしたので、別に印刷物からもスキャンして・・
PC上での合体作業となりました。


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