『親切な暗殺』②　#毎週ショートショートnote

＊風のひとりごと

大丈夫。
キミの願いを叶えてあげるよ。

ボクが誰かなんて気にしなくていい。
ボクがキミを選んだだけだからね。

あぁ･･･キミに笑顔を向けながら歩いてくる
《彼》だね？
キミはいつも通りの笑顔を返して･･･

気付く間もなく《笑顔》のままで
彼の人生は終わりを迎えるけれど

ただ

微かな風が通り過ぎるだけだから。

　　　　　　　☆

･･･そうだね。
救急車を呼ぶのは他の誰かに任せるべきだね。
《彼》との関係は永遠に絶たれたことだし
今のキミには自由が似合う。

彼の
終わりの先にも　幸あれ･･･☆

【Fin】

（222字）

＊このお話はフィクションであり、実在の人物、風、出来事等とは
一切の関係がありません。

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＊こちらに参加させていただいてます。
今回のお題は　『親切な暗殺』
裏お題が・・・『新説なピン札』でした。

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