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#呑みながら書きました つづき

外の光が明るくて。カーテン越しにも眩しい、目が覚めると窓から心地よい風が流れこんできた。3月のにしては温かい日だった。

もお昼の1時だよ?

女性の声が少し離れた所で聞こえる。そもそもここは誰の部屋だ?知らない部屋だった

ベットから起き上がると

彼女はパソコンに向かっていた。どこかで見たような、昨日のオフ会で始めて実際に話した…

えーと、だれ…だっけ?頭痛い

「あ、やっと起きた。

まだ、寝てていいよ。しんどいでしょ?あ、トイレはこっちの奥ね、あとシャワーも」

彼女は笑顔で言っていたが、少し怒ってるようにも見える

無言でキーボードをカタカタ打ちながら、ボサボサの頭でしかも下着姿…した…

あれ?いや、自分やっちまったのか?

と焦るが僕は昨日の服のままだし、居酒屋の誰かが吸ってた、タバコの臭いがしていた。

安堵する自分に

「ごめんね、いつも家にいる時はこの方が楽なの。…でも流石にあれか、上着るね」


彼女は昨日のオフ会とは随分様子が違うように見えた、もっとこう大人しいというか、さ少し控えめなイメージだった

まだシャキッとしない頭で部屋の中を見回すと、シンプルな部屋だけど確かに女性の部屋だったし、匂いがとても良かった。昨日の情けない僕を優しく包んだ匂いと同じだった


オフ会は年に2度ほどある、僕は2回目で彼女は3回目だったかな

ネット上で仲の良いメンバーで集まるその会で

昨日僕は呑み過ぎてたらしい

彼女の話だと、こうだ。

彼女もトイレに行くため席を離れ、女性のトイレに行く時、男用の半開きの個室のドアから僕が便器に間抜けに頭を突っ込んでるのが見えた

何とか一息ついた所でトイレの中に置いとくわけにはいかないから、彼女がとりあえずベンチまで連れて行き。さぁ、自分もトイレへと思っていたら。なんと泣いてる。なんだか知らないが泣いてる。しかも膝枕までしてきやがった、女タラシだったのか?私もトイレに行きたいのに泣いてる。いや、私も泣きたい。

と、ここまで聞いて

もお十分わかりました。ごめんなさい。と土下座する勢いで話を遮ったのだったけど、彼女は別に大丈夫。とクールな対応だった。パソコンの画面に映る文字を今度は読んでいる



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