#呑みながら書きました つづき その②
僕は30歳でフリーのカメラマンだ。彼女は27歳仕事は…なんだっけ?
どうして、こんなに記憶が抜けてるというか、思い出せないのか。今はちょっと、酒が抜けてないからなのかな
「ちょっとトイレ借りていい?」どうぞー
僕はとりあえず、彼女の横を通り奥の玄関手前のトイレへ向かう。ふと、パソコンが見えたが何かコードの様なものが見えた。IT系の仕事だっけ?トイレ近くの玄関には靴がいくつかあるのが見えた。あれ?1人暮らしじゃないのか?
綺麗なトイレだった。ピカピカ
ホテルのトイレかよってくらい。ペーパーホルダーの紙はピシっと三角に折られている
僕は腰掛けて一度深呼吸した。初対面の女性の家にいきなりお邪魔してるのはどうか、昨日の会はあの後どうなったのか、今日は確か何も予定を入れてなかったはず…
コンコン
「ねぇ、また吐いてる?大丈夫?」
「大丈夫だよ、ごめん。吐いてないよー」
ジャー、ガチャリ
彼女はまたパソコンに向かっている
僕はその場に立ったまま
「泊めてくれてありがとう。というか、情けないよな、いい年して酔い潰れるとか」
「良いですよ、気にしなくて。私も大学の頃よく潰れて彼氏に助けてもらってたんで」
ほら、やっぱり1人暮らしじゃないじゃねーかやばいなこりゃ、早く帰らないと彼氏が帰ってきて、いわゆる修羅場になるパターンだ
「あ、今は彼氏いないんで。2週間前に別れて出てったから」
出てったって。なんで?と、思ったが。いやいやとりあえず帰らないと。なんだか申し訳ない。今度埋め合わせというか、お礼でもして…
「コーヒーでも、飲んでいけば?」
彼女は思い出したかのように対面式のキッチンへ向かう。多分1LDK。確かに1人で住むには少し広い
随分と手慣れた手つきで、恐らく元彼が使っていたのだろうコップにコーヒーを注いでくれた
彼女はソファに腰掛け、くれば?と促されついつい彼女の隣へ腰掛ける
これだけ飲んだら帰ろう
彼女は感度は携帯をつついている
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