君よりも大事なものなんてなかったんだよ

推しが自分の全てじゃなくなったらどうやって生きていけばいいかわからなくなってしまった。推しに生かされて推しの為に生きてきたから。推しが私の人生の指標だったから。私って本当に空っぽで何者でもないんだな。

推しのことは普通に好きだと思う。コンテンツは見るし、曲も聴く。推しには報われてほしいし夢を叶えてほしいし幸せでいてほしい。でももう私の中心にはいない。多分気持ちは離れているけど、生きる意味を失うことが怖くてしがみついてるみたいな状態。人生の指標がなくなってこんなに不安なのに、こんなに悲しいのに、戻れるものなら戻りたいのに戻ってくれない。どうにかしがみつこうと必死だけど、しがみつくことに意味あるのかな…。私はこんな気持ちなのに、今この瞬間も推しのことが大好きでたまらない人がいるんだと思ったら自己嫌悪で死にそう。この状態で「目を見たらわかりますよ」と言っていた推しに会ったら全てを見透かされてしまいそうで怖い。あんなに狂ったように好きだったのに??本当にあの頃を閉じ込めておきたかった。特別だった。更新することがつらくて、理想の君じゃなくなるくらいなら強く抱いて君を壊したいと思う始末。そうすればあの頃の気持ちを永久保存できたのに。

これまで推しの為に生きてきました。つまりこれまでの全ての選択は推しありきの選択であって、推しがいなくなるなら今とは違う場所に行きたい。オタクであるが故に諦めていたこともやってみたい。このタイミングで離れるの、いいと思う。色々とちょうどいいタイミングだし。でも本当に推しが私の人生だったから、そう簡単に離れられないんだよ。推しの未来を見てみたいと本気で思ってる。でも、これまで目を背けてきた自分の未来のこともちゃんと考えなきゃと思う。私は不器用だから、自分の人生を生きながら適度にオタクも楽しむみたいなことはできないんですよ。0か100かみたいな極端なことしかできないから、ここで離れたほうがいい人生になるかもと思ってしまっているんだよ。

私はもともとめちゃめちゃ歪んだ性格をしていましたが、推しに出会って、私はいい人になりました。私の中で複雑に絡まっていたのもがするするほどけていって、それまで綺麗事だと思っていたことは綺麗事なんかじゃなかったと信じられたし、そんな自分のことを少しだけ好きになれました。でも気持ちが離れたらすぐに昔の自分に後戻りしてしまって、私ってなんて性格が悪いんだ…と最近は本当に嫌になってる。推しのことを好きな自分が好きだったな。

中学校を卒業する前に10年後の自分に手紙を書いて、それをこの前読みました。率直な感想、10年前のわたし、ごめん。10年前のわたしは思っていたより大人だった。この10年で色々なことがあったけど、多分あの頃から根本は何も変わっていません。でも昔よりも今は自由に生きています。今の私はあの頃の自分が好きじゃなくて、なんで自分を貫けなかったんだろうと思うことばかりで、でも当時はそれがわたしの精一杯でそうすることでしか生きられなくて、だから過去の自分を救うためにも頑張ろうと思いました。10年前のわたしはえらいよ。やっぱり自分の選択を正解にしたい。手紙には「中学校生活楽しかった」と書いてありました。正直楽しかった記憶がなくてあぁーーー…と思ってしまうことしか記憶になくて、これまたごめんと思う。オタクとして生きていた時間は本当に楽しかったし、かけた時間もお金も少しも後悔はないけど、いつかこの楽しかった気持ちも忘れてしまうのかなと切なくなった。何もかもがきらめいて見えたあの気持ちは忘れたくないなぁ。

これから先どうしたらいいかわからなすぎて、占いに行きました。手相を見てもらうために手を出したら「…!今すごいストレスを抱えてますね?」と言われて笑った。そうです、人生の分岐点です。手のひらの十字架で先祖様が私を守ってくれていて、母が心配しているらしい。私はとても難しい人で、根っからの自由人、人に指示されるの無理、繊細さん、オタク線はあるが転換期だからオタクだけじゃなくて自分と向き合えとのこと。なるほどね。オタクやめるほうが上手くいきそうと言われてショックだったけど、そう言われてから少しだけしがみつきたい気持ちが薄れて楽になった。誰かに背中を押してほしかったんだよなぁ。今度もっと詳しく占ってもらおう。

まぁ、こんなことを書いてる今は遠征で仙台にいるんですけどね。突然ハイになって制御不能になって。自分がなに考えてるか全然わからないなぁ。もう少し様子見。

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