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面白がり屋さんの主張

友人と待ち合わせをしていた時のこと。

何時に着くかを聞かれ、予定よりも早くつきそうだったので、「なんやかんやであっという間に〇〇に着くよ」と入力しようとした。

すると「なんやかんやであっというま」の予測変換最上位に「neverあっという間」と表示された。

どこをどう変換したらそうなるのかがわからなかった。

この予測変換で誤字を勝手に修正してくれるので、そそっかしい私はとても助けられているのだが、時折「なぜ?」と思うような変換もあれば、不要な読点が勝手に打たれていることもある。

私の毎日更新しているnoteの記事の8割は、朝起きてから布団の中で、スマホでポチポチ書いている。

平日の場合、ささっとかけたら5〜6時台に更新するし、ネタに困ったり上手くまとめられない時は、会社に行く支度を先にしてからソファでポチポチを始めるので7〜8時台の更新になってしまう。

だからこそ時間との戦いになる時があるのだが、そこで厄介なのが予測変換。

よく見直しもしない私もいけないけれど、ちゃっと書いて更新して、通勤中に自分のnoteを見直すと、とんでもない文章になっていたりする。

「あの」「この」などの指示代名詞が意図しないところで入っていたり、打った覚えのない言葉が入っていたりと、ただの変換ミスと呼ぶには納得ができないものもちらほら。

・・・

ただ、この予測変換機能を疎ましく思っているわけではない。むしろ面白がっている方だと思う。

大学の頃からの友人と、このような予測変換はスマホに住むおじさんの仕業であり、おじさんの功績を時々スクショして送りあっている。

タイプミスで「はさぬか」と打ってしまっているのに、予測には「なかなか・中々・ナカナカ」と意図していた言葉を出してくるファインプレーをしたり、かと思ったら「?」を「シンクロ」と勝手に変換するという大暴走したり。

以前「一生」と打った後に続く予測に出てきた言葉が「独身」だったのは悲しかったけど。

その度に「今日のおじさんの神業」とか「今日おじさん休んでるみたい」とか「ちょっと風邪気味で混乱してる」なんて言いながら報告をするのも楽しい。

この予測変換にイライラして邪魔だから設定を消してるという人もいるらしい。

まぁ気持ちは分からなくもないけど、一生懸命おじさんが頑張っていると思えば微笑ましくもあり、感謝の気持ちすら芽生えるわけで。

・・・

面白がれるって、ひとつの能力だと思う。

誰もが楽しいことを楽しむのではなく、一般的には少し面倒だと思われるようなことや、イライラしてしまうようなことも、工夫次第では新たな発見や面白味に変えることができる。

何でもかんでもそうしろというわけではない。

でも、嫌なこと・煩わしいこと・面倒くさいこと出会ったとき、面白がれる工夫ができるかどうかを考えてみるだけでも、世界は広がりを見せるのではないだろうか。

眉間にシワ、寄せてませんか?
その悩み、面白がれませんか?

今後も有料記事を書くつもりはありません。いただきましたサポートは、創作活動(絵本・書道など)の費用に使用させていただきます。