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時には自分におまじないをかけて

昨日からまた、日常が始まった。

堂々とは出歩けない環境と殺人的な暑さお盆のせいで、ほとんどの時間を一人暮らしの部屋で過ごし、加えて10連休という長いお盆休みは私を腑抜けにした。

そして、連休明けは出社するのが怖い。

行きたくないとは思わないけど、果たしてまともに仕事ができるだろうか、頭がちゃんと回るのだろうかと不安になってしまう。

こんな時は、私は私におまじないをかける。

「出勤するだけで偉い。頑張ろうという気持ちだけで一等賞。」と。

・・・

私は、多分私を洗脳するのが得意だ。

どう思えば気持ちが楽になるか、どんな言葉が嬉しいかを心得ているので、多少気乗りしないことでも前向きにする術をかけることができる。

もちろん、同じ方法で他人を動かすのは無理だけど。でも、私自身を変える力くらいはある。

そして、プライベートでこの力は封印するようにしている。ずっと騙し続けることもできるんだろうけど、効力が弱まってしまうし、正直になれる場も必要だと思うから。

でも、仕事の時や「ここぞ!」って時には最大限に発揮できる秘密の力を持っていることは、強みであると思う。

・・・

中学生くらいの頃から、感情のコントロールができない人にだけはなりたくないと思っていた。

思春期には、感情の赴くまま怒ったり怒鳴り散らす人もいれば、それ以上落ち込まなくても…と思うくらいどん底まで沈んでしまう人もいる。

もちろん私だって怒ることもあるし、落ち込むこともあるけれど、思春期真っ只中の感情を撒き散らす同級生たちを見て、私はそうなりたくないと思っていた。

ただ、そんなのは思春期特有のものだと思っていたけれど、数十年ぶりに中学の同級生と会った時、感情に素直だった彼らは何も変わっていなかった。

大人になれば、感情がコントロールできるようになるのではない。

そのことを改めて痛感した。

そして、おまじないを持っている私は偉い。
人に迷惑をかけないように感情をコントロールしようとする気持ちだけで一等賞。

ちなみに「おまじない」は「お呪い」と書く。
ある種の呪いだということも心得ておきます。


今後も有料記事を書くつもりはありません。いただきましたサポートは、創作活動(絵本・書道など)の費用に使用させていただきます。