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2人で最後で最初の『8』

40年前の会社員時代、結婚した当初は一つしかない窓を開けたらすぐ隣の家の壁だった四畳半一間。そこから子供が1人、2人と増え六畳二間のアパート、そして2LDKに。次に東京本社への転勤で大崎勤務の際に家族4人の初関東住まいは通勤時間片道1時間半かかったが子供の環境を考え横浜港南台で一軒家。そこから足立区入谷で3階建ての8LDKを堪能し、次は東小金井で3LDKに。この時に会社員を辞め池袋の風オープンで毎日往復40キロを車で通ってましたが、さすがに遠すぎたのと、子供2人が共に一人暮らしを始めたので、池袋から一駅の椎名町で1LDKに。そして、明日は人生8度目の引っ越しです。かみさんから『年齢考えたら2人で引っ越すのはこれが最後だね』って言われ、少し考え『うん、そうだね』って返すしかなかった現実がとても切なく寂しくもあり、とても辛く感じましたが、今回の引っ越し目的は、夫婦共に池袋の風から限りなくすぐ近くに住むことでもっともっとお客様と向き合いたいという二人共通の思いで急に決まったことでした。

漢字で「八」と書くと下の方が広がる事から「末広がり」を意味し、日本では幸運とされ、古代の日本においては、8 は聖数とされ、また、漠然と数が大きいことを示すのにも使われた(例えば、八島、八雲、八咫鏡、八重桜など)そうです。

又、西洋学的には、8は、「豊かさが訪れます」というメッセージがあるらしく、8は力と強さを意味し、原因と結果の法則の数字でもあり、8はまた、達成や成功、前へ進むこと、到達といったことを促すメッセージでもあるらしく、楽観的な考えを保ち、直観と内なるガイドに耳を傾けてくださいという意味合いがあるそうです。

などなどと、ぼくは、事あるごとに最近思う事は『今、起こっていることは必ず意味があるんだ』と捉え、考えながら歩んでいます。

今年でオープンして14年目にも意味があり、堀江さんからWAGYUMAFIA浜田さん北川さんに出逢いで最高のリニューアルが出来、尾崎さん星野さんとの出逢いで尾崎牛と出逢い、町田さんとの出逢いで福田さんの鎌倉野菜と出逢い、椎名町に住んだことで光太郎さん、そして、小黒さんの鮪と出逢えました。他にも日本酒、焼酎、ビール、ワイン、ジン、ウイスキーなど出逢いが無ければ今の池袋の風に揃わなかった銘柄は数多くあります。

この全ての出逢いをもっと価値あるものする為に、ぼくは非物質的なチャンスやアイディアも含まれますが、これからやってくる人生の恩恵に感謝しながら、確固たる信念を持ち、自分の能力、技術、才能を信じ、これからもお客様、共に働く仲間と共に高次の可能性を探り、目指していきます。

目指すは!池袋の地で、何処にも負けない最高に楽しい酒場を関わる皆さんと共に創りつづけていくことです。

ところで、新しい住まいのベランダから見える景色は、お寺と新しくなった南池袋公園のお陰で、この東京23区大都会池袋という地ではとても珍しいくらい全く遮るものがなく、とても素晴らしい眺めです。

初の8階住まい、思う存分堪能します。

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