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「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」
これはドイツ初代宰相のビスマルクの言葉だそうです。
愚か者は学ぶことなく自分の経験、知識だけで考え、行動し一度間違えないと前に進めない。もしくは永遠と的を得た答えにはたどり着けず、何も結果が得られない者。
賢き者は歴史を知り、先人が犯した過ちや成功例を学び、失敗や成功の共通点いわば法則を見つけ、自分の状況に置き換えて判断することができる者。
を指している言葉だと思います。
●賢人になりたくば歴史を学ぶ。
歴史を学び、過去の偉人が成した功績や過ちを知る事で、より懸命な判断ができるわけです。
今我々が抱える悩みとは既に多くの人が苦しみ、そして解決したことでしょう。
その事例を知る事で主観や感情に惑わされず正しく答えを導き出せる訳です。
現に多くの経営者や投資家が歴史を学んでいます。
世界的に有名な投資家、ジムロジャーズ氏も歴史好きで知られています。
あらゆる国の歴史を知ることで、今後の世界情勢や経済の動きが予測できる訳です。
1つの国が教える世界史は偏りがあって当然です。
それぞれの国が教える世界史を学んでこそ見えてくるものがあると思っています。
賢き者になりたければ歴史を学ばない理由がないことがわかりましたよね。
僕も学校で教えられたことは8割覚えてないので勉強しがいがあります。
●経験に学ぶだけでは愚か者。
この言葉の本当に面白い所はここにあると思います。
そう。経験に学ぶだけではまだ愚か者だったのです。
愚か者と聞いてイメージするのは
・何を言っても反省せず、同じ失敗を繰り返す人。
・何からも学ぼうとしない人。
・何も行動せず、ありもしない幸運が突然やってくると思っている者。
・大した悩みでもリスクでもないのに、理由を作って行動しない人。
・後先考えず時間と財産を浪費し、将来性の乏しい人。
・己の体を大切にせず、危険な行為、有害なものを摂取する人。
他人に迷惑をかけることを楽しんでいる者。
こんな人物を想像するでしょうか?
きっと誰しもが自身に思い当たる節があるのではないでしょうか?私も書いてて耳が痛いです。
多くの人がこんな愚かな人間には成りたくない。と思いながら自分の人生を歩んでいることでしょう。
ですがまだ足りなかったのです。
経験に学ぶだけでは。
ここで指す経験とは自分自身の過去の事だけでなく、
身の回りの人の過ちの事も指すのでしょう。
それだけではまだ足りないということですね。
所詮我々一般庶民が普通に暮らしているだけで得た情報は、
膨大な歴史に比べれば価値が低いということでしょう。
●最後に
人は何かを評価する時、必ず何かと比較しなければ評価をつけることができません。
何か問題に直面した時、歴史を知っていれば似た事例から賢明な判断ができるでしょう。
自分の経験だけでは偏っているかもしれないのです。
自分の経験を過信することなく物事を判断するために、歴史を知ることは必須だと言えます。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」
いつも己の知識や経験を過信することなく、
何かを学び続けることの大切さを教えてくれた言葉です。
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