風沢氷花

シナリオライター。漫画原作等複数案件進行中。藤咲先生の創作講座1期生。 【受賞歴】 「…

風沢氷花

シナリオライター。漫画原作等複数案件進行中。藤咲先生の創作講座1期生。 【受賞歴】 「夫にナイショ」シリーズ漫画原作コンテスト受賞 インモラル×Webtoonコンテスト2作同時受賞 電撃の新文芸、ナツイチ、魔法のiらんど、ポプラズッコケ、集英社みらい、星海社等で最終選考選出。

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プロの方からお墨付きをいただきました

私の青春小説の企画書を著名な作家様や編集者様がレビューしてくださいました! 「狙うのであれば芥川賞」「新人賞できたら、審査は必ず通すと思います」などのありがたいお言葉をいただけたので読んでいただけると嬉しいです。 この企画を小説として世に出すことが目標です。 目次:企画書④

    • 【note】持ち込み企画書

      作成日:11/11(土) クリエイター名:風沢氷花 ●タイトル案 青春は、美少女だけのものじゃない ●想定媒体と想定尺(長編小説、短編小説、1クールアニメ、週刊連載コミック、2時間ドラマなど) 長編小説 ●ターゲット読者/視聴者層 10代後半~20代 / 生きづらさを抱えている人 ●あなたがこの作品で描きたいテーマ(複数ある場合は箇条書き) ・外見至上主義へのアンチテーゼ └SNS社会の現代では、加工写真と現実の自分のギャップに悩む人や整形依存に陥る人が増加しているが

      • 「KTS ー黒歴史特殊清掃員ー」あらすじ

        春から大学生の矢不幸弓は、怪しい団体に入れ込む母親のせいで入学金が払えず、大学に入学できない危機に瀕する。 そんなとき、スマホで高額な清掃バイトを見つけた幸弓は早速面接へ。それは依頼者の黒歴史を消去することで未来を変える特殊清掃員のバイトだった。 そこで清掃員の美少女・御手洗月夜と共に緊急案件に派遣された幸弓は、白黒だけで構成された過去の世界で黒歴史の持ち主の自殺を止めることになり―― 日々黒歴史を作り続ける幸弓と個性的な特殊清掃員たちの、新感覚黒歴史清掃ファンタジー!

        • 「KTS ー黒歴史特殊清掃員ー」第3話

          「それで、また来たんだね」 「はい……」  目の前には、1か月前に会ったエスキル社長がいる。  図らずも再び株式会社BLACK Historyのオフィスに来てしまったのは、学費が払えず除籍危機の僕に興味を示した金髪イケメン・金築富利さんに連れてこられたからだ。  道中、2浪3留の同学年と聞かされ腰を抜かした。彼が現在何歳なのかは、まだ脳内計算中だ。 「不合格」 「えー、人手不足だから大学生勧誘しろって言ったの、恵比寿屋さんじゃないっすか」 「その呼び方はやめてくれ」

        プロの方からお墨付きをいただきました

          「KTS ー黒歴史特殊清掃員ー」第2話

           これが夢であることは、はっきりとわかる。  僕は今、幼少の頃の自分を俯瞰で見ている。  あれは、父さんが家を出ていってから1か月後のことだった。  母さんの家に突然小汚いおっさんがきて、おっさんのミニ銅像を置いてった。  母さんはそれから毎日毎日おっさんのミニ銅像に祈りを捧げて、僕をほったらかしにした。僕は毎日毎日、泣いた。  それは、僕から見れば母さんの黒歴史。  そして僕自身の、暗黒の歴史。  もしもその歴史を変えることができるなら、僕は―― *** 「おー

          「KTS ー黒歴史特殊清掃員ー」第2話

          「KTS ー黒歴史特殊清掃員ー」第1話

           黒歴史。  それは、だれもが消したい人生の汚点だ。    もし人にバレたら……最悪、恥ずかしすぎて死ぬ。  そんな黒歴史を消すことができたら、どんなにいいだろう。    そう思っているうちが不幸中の幸いだったことに、もっと早く気づいていれば―― *** 『#春から大学生』  恐らくこのタグをつけている人たちは、人生の絶頂を迎えているだろう。  僕もその仲間入りをするはずだった。たとえSNSでつながる友人が皆無でも、たとえ第13志望の補欠合格でも、あと1か月で大学生

          「KTS ー黒歴史特殊清掃員ー」第1話

          「こいとあいは興味ない」あらすじ

          高3で学級委員長の五味誉は恋愛に興味がない(と思い込んでいる)が、同じクラスの小糸愛を無自覚にも意識していた。 しかしある日、誉は愛から手紙の受け渡しを依頼されてしまう。愛が手紙を書いた相手は、誉が嫌悪している人気インフルエンサーの早瀬光だった。 愛と光はお互いに好意を寄せているが、すれ違って中々恋が実らない。 そんな2人を見て愛を助けずにはいられなくなった誉は、いつの間にか恋のキューピッドになっていて―― ひねくれ男子が好きな子のために敵に塩を送る、新感覚ラブコメ!

          「こいとあいは興味ない」あらすじ

          「こいとあいは興味ない」本編

          1    教室は、無用の長物のかたまりだ。  受験科目にない保健体育、無駄話をする教師、消しカス、日誌、色恋沙汰。考えるだけでげんなりする。 「……のために避妊具をつけろ。ところで少子化の原因は――」  教師が語り出したが、原因は一つに決まっている。  自由恋愛だ。無論、僕は興味ない。 「……よって少子化は問題だ」  避妊具をつけろ、でも少子化は問題だなんて二枚舌もいいところだ。 「五味くん」  甘いささやきが左耳に入る。流し目で見ると、小糸愛が隣の席から何かを差

          「こいとあいは興味ない」本編