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双極性障害とランニング

特に好きというわけではないが、毎日ランニングをしている。
日中は仕事をしているため、走りに行くのは夜だ。

ランニングコースは河川敷で、私みたいに20時過ぎて走っている人は少ない。
見かけるのはカップルくらいで、あとは日中の騒がしさはなくて穏やかだ。

穏やかといえば、日が沈んでいるので昼間よりも気温が低い。
冬は寒すぎるけど、その他の季節は直射日光を避けられるから良い。
日光に限らず、人の目線も気にならないので、適当な服を着て走っていてもあまり目立たない。
おまけに走り終わったら、汗をかいた服を脱いでお風呂に入れば一日は終わりだ。
これが昼間だと、シャワー浴びたり着替えたりで面倒だ。

そんなことで、私は夜にランニングをする。

体を動かすことは、精神障害にとってとても良いことらしい。
例えば、運動することで交感神経が優位になる時間が多くなり、ポジティブになり
やすいそう。
また、心を安定化させるホルモンのセロトニンやエンドルフィンが分泌されるの
だ。

どのサイトを見ても、ランニングは絶賛されている。
ランニングほどアンチのないものって、他にないんじゃないかと思えるくらいだ。

そんなランニングを長年している私ですが、ご存じの通り双極性障害。
診断される前からランニングは日課であり、学生時代は運動部に所属していました。
それでも心は不安定です。

10年以上ランニングをしていても、交感神経やセロトニン、エンドルフィンはあまり動いてくれていないみたいです。
反対に、「もしランニングを辞めてしまったら今以上に悪くなるのか!?」と、もはや恐怖が私の足を動かしています。

「特に好きというわけではないが、毎日ランニングをしている」
辞められなくなっちゃったんです。

ランニングをしたら心が安定するのかどうか、あまり分かりませんが、ランニングをしても心が不安定な人もいます。

でも、「この後走らないとな」って、何かやることがあると、何もやることがないよりは楽です。
だから今日も走ります。
走るのやめたら、きっと死んじゃうんだろうな。

なんかそういう魚いたよな。

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