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5月1日

部屋の室温が二十度以上で安定してきた。以前と同じ調子で宅トレをすると、ポタポタと汗が落ち、すぐに床に水たまりを作る。今日も酷く汗をかいたので、午前中からお風呂に入ることにした。朝からくさくさしていた心も、夢中で運動をし、明るい陽の差し込む湯船に浸かるとすっかり晴れた。

学校の授業を一つ受けたあと、Asuka AcademyでYele大学の「心理学入門」の個性の講座を受けた。人の相違の根底には二つの要因、性格と知能がありという。性格の説明の時、性格を十六種類に分類すること(16personalities)は知っていたが、ビッグ・ファイブと呼ばれる、性格要素を五つに分けるものは初めて知った。この性格要素を簡単に「ocean」と言うらしい。openness(開放的)、conscientiousness(良心)、extroversion(外向的)、agreeableness(調和的)、neuroticism(情緒不安定)の頭文字だ。
先生によると、性格は三十歳をすぎるともう変わることは無いという。
知能はGとSという二種類があるらしい。Gはgeneral intelligence(一般的な知能)、Sはspecific test(ある特定のテストに関する能力)。
He's high G.=He's a smart guy.と言うこともあるらしいが、日本ではGというとあの茶色い虫のことを彷彿とさせるので、使わない方が良さそうだ。

夕方にTwitterを開くと、地元の新聞社の吐きたくなるような内容の記事が飛び込んできた。「熊日de充実すごもりライフ」と題したチラシに、
《チラシには家族とペットのイラストを入れていました。そのイラストの女性2人の絵の上には「断捨離して大掃除」「いつもより手の込んだ料理」と、男性2人の絵には「映画鑑賞」「ゆっくり読書」と記載していました。イラストの色も男性は青系、女性は赤系と分けていました。男女の役割を固定化させる意図はありませんでしたが》
このようなイラストが挿入されていたという。女性には普段以上の家事を求め、男性には「映画鑑賞」に「ゆっくり読書」???男女の役割を固定化させる意図はないというが、男のそれは役割か?わけがわからない。九州の男尊女卑文化が嫌すぎて、進学先や就職先の選択肢に九州の大学や会社を入れることが出来ない。

無料配信されているフランス映画、「美しいとき」を観た。田舎の農場出身のレズビアン女性が、熱心な女性活動家のパリジェンヌに出会い、愛し合うようになる物語だ。田舎に帰ることになった彼女を追いかけ、パリジェンヌは彼氏と別れ農場で過ごすのだが、秘密の関係が長く続くわけではない。時は中絶禁止が声高に語られ、同性愛者の電気ショックなどによる"治療"が行われている、女性の地位が今よりもっと低く、マイノリティが排除されていた時代だ。ゲイの友達が病院から救出されるシーンで、彼がぐったりとして車椅子にも安定して乗れない様子がショックだった。その"治療"が合法だということにも。
この作品のラストが多くの作品に見られる「死せるレズビアン症候群(Dead Lesbian Syndrome)」や「同性愛者を葬れ(Bury Your Gays)」的なものではなくてよかった。
30日間で4人のレズビアン/バイセクシュアルのキャラが殺される。米TVの陳腐な「ゲイを葬れ」パターンに抗議多発

30-day song challenge 19日目は、
"A song that makes your think about life"
「8月の家族たち」という映画の中でベネディクト・カンバーバッチが弾き語った「I can't keep it inside」を挙げる。歌詞に、
Well I've never been a man of many words
And there's nothing I could say that you haven't heard
But I'll sing you love songs 'till the day I die
The way I'm feeling
I can't keep it inside
とある。こんなことを言ってくれる、または私がこう思えるような人に、人生のうちで出会えるのだろうか?と考えてしまう。「美しいとき」の二人が想い合うように。

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