見出し画像

2022.10.30 INAC分析整理

2022.10.30に行われた
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
vs
INAC神戸レオネッサ

この試合について分析・整理していきたいとおもいます。

※未熟者の自分なりの考えになるので誤りや情報を汲み取れていない箇所等あるかもしれません。
ご了承下さい。

メンバー(背番号のみ)



得点シーン(緑/千葉L、赤/INAC)
※番号はバラバラです

①前半25分 千葉L(22 井上選手)
・左サイド/センターサークル手前
・千葉L(3 市瀬選手)がボールを保持してるシーンからスタート
・ホルダーがドリブルで前進/INACのDF3枚が引き出される

・引き出された3枚の裏のスペースに走り込んできた(22 井上選手)にボールを入れる/INACの最終ライン2枚は右側に位置しており、ベクトルがやや前気味であったため一瞬下がるのが遅れる


・そのまま井上選手(写真では緑9)が運びシュートし、ゴール

【メモ】
ホルダーがドリブルする事によってDFを引き出し、DF裏のスペースを作ると共にDFのベクトルを前気味にさせる。
作ったスペースを活用し、相手のベクトルの逆をつく動きで相手の対応を遅らせる。



②後半59分 INAC(11 高瀬選手)
・右サイド/ペナルティエリア横
・ホルダーは3 土光選手(1v1)/ペナ内(千葉6v INAC2)+GKの状況で土光選手がゴールエリアにクロスを入れたシーンからスタート

・混戦の中千葉がボールを右サイドへクリア/再び土光選手がボールを拾い、ファーへクロス
・ファーにいた14 水野選手が中へ折り返し、中央に入ってきた高瀬選手が合わせてゴール


【メモ】
1本目のクロスをゴールに近い場所へ入れる。
ペナ内で千葉は数的優位だったが、狭くてゴールに近い場所で混戦となったためストレスがかかった。
2本目のファーを狙ったクロスで千葉の視線を早いスピードで振る。
千葉の視線がファーに向いた瞬間、死角となった中央を使用。

③後半61分 INAC(9 田中選手)
・左サイド/自陣
・ロングの縦パスを受け、右側にいた9 田中選手へ落とす
・中へ切り返しミドルシュートからのゴール

【メモ】
ロングの縦パスで大幅前進+相手後退
DF形成される前に攻撃

④後半64分 千葉(10 鴨川選手)
・直接ゴールを狙ったFK/INAC18 山下選手触ったが、押し込まれた
【メモ】
ペナから約15m?離れた位置からのFK。
キック力オバケ。

⑤後半69分 INAC(11 高瀬選手)
・左サイドでのポゼッション
・右サイドにいた2 守屋選手へボールを入れる
・中へクロス
・中へ入ってきた11 高瀬選手が合わせてゴール

【メモ】
左サイドでボールを保持しつつ相手の意識を左サイドへ寄せる
相手が寄ったら逆サイドへ展開
相手の意識が両サイドへ振られてる間、手薄になった中央を使用



⑥後半85分 INAC(10 成宮選手)
・左サイド/自陣からロングで縦へ入れる
・ホルダーは9 田中選手/千葉DF2枚(2v1)
・数的不利な状況だったが、突破する
・中に入ってきた10 成宮選手へパス
・千葉DF2枚の間を通るシュートを打ちゴール

【メモ】
数的不利を打開できる個人のレベルの高さ。
状況を瞬時に把握し、状況を打開出来るアイデアを出し実行できる高い技術+判断力。
相手の特性を理解し、利用する考え方。
ゴールから逆算し、選択したプレーを実行するために必要なポジショニングを常にとり続ける。

前半
INACのクロッサーに対する千葉のブロック形成
それぞれのボール回収
千葉先制

INAC


・INACの陣形
GK〜DF=1-3の3バック
中盤〜前線=位置入れ替わったり、前線に数をかけてボールロストしてもすぐ取り返せる印象。

・高い位置でのDFからのボール回収

トップの9、11を筆頭にボールロストorミスが発生した瞬間プレススタート。
(ボランチへのコース切りながら牽制・制限)
前線では縦パスが入った時に前進させないプレス+プレスバック/インターセプトを狙う。
ストレスがかかった千葉に長いボールを出させ後ろで回収。

・左サイドからのクロス

左サイドからのクロスがよく見られた。
14 水野選手がDFライン前方まで下がってボールをもらい前進する形やボラに入ってた6 伊藤選手が左サイド前方へ抜ける形等で左サイドにクロッサーを置いた。



・右サイド崩し

右サイドでは、
オーバーラップした3 土光選手のミドル。
千葉ブロック間に3枚〜前線の選手が立ち位置を変えながらクロスに対応出来る位置を取り、千葉の意識を右サイドへ寄せた。
また立ち位置を変えることによって千葉のブロックを崩しにかかった。
千葉DFラインに9 田中選手や11 高瀬選手が侵入し、ストレスを与える。


千葉

・素早い撤退+ブロック形成

INACの攻撃に対して千葉は1-5-3-2のようなブロックを形成し、対応。
5バックのサイドに位置する選手がINACのクロッサーに対応。
(中に4枚残れる)
INACの楔や立ち位置の入れ替えにも反応はするが、前進させない、ボールを下げさせるなど仕事が終わったらすぐ定位置へ戻るためブロックが崩れない。


・前線でのDF

9 大滝選手を筆頭にサイドへ追いやり、ボールサイドに人数をかけてボールを回収する。

後半
スペースと時間
INAC逆転

・INAC/前半千葉のブロックを前に無得点で終わった。
プレースピードを上げた上でクロス等で千葉の対応を遅らせたり、視線を振り回して死角を作る。

・千葉/FKで同点に追いつく。

・INAC/千葉を誘導したいエリアでポゼッション。
千葉のベクトルをそのエリアへ向け、逆のエリアを手薄にしてスペースを作る。

・INAC/作ったスペースや千葉が対応するための時間を活用し攻撃。

整理

プレースピードとスペース

前半からINACの攻撃に対応出来てた千葉。
それに対しプレースピードの調整や立ち位置の入れ替わり等で徐々に罠に嵌めていくINAC。

千葉の視線やベクトルを誘導させ、使いたいスペース・時間を作った。

今季はINAC中心で試合を観たり、整理していきたいと思います。
できる範囲でですが…
1試合丸々分析するのは自分の試合以外あまりしないですし、プロの試合は情報量が多い上にプレースピードが早いので大変でした。
分析が未熟な部分や拾いきれていない部分等ありますが、これから精進していくのでよろしくお願いします。
次はもっと個人にフォーカスしたいです。
では、また





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?