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株価メモ_2021/3/28

今回は3月に売り買いしてきた銘柄に関して、なぜその銘柄を買い、何を考え、結局どうなったかを書くことにする。今回、取引をしたのは下記の4銘柄だ。
・三菱電機(6503)
・東証銀行業株価指数連動型上場投資信託 (1615)
・リプロセル(4978)
・ストリーム(3071)
なお、株式の売買にあたって参考にしているのは、Investing.comのテクニカル分析、SBI証券の板情報とチャート分析機能だ。この記事でテクニカル分析という記述があれば、それはInvesting.comの機能を使用しており、板もしくはチャートの記述があれば、それはSBI証券をデータソースに使用しているということに留意されたい。
それでは、順番に記載しておくことにする。

三菱電機(6503)

 サマリーは下記の通り。
・保持日:3月10日~3月17日
・取得金額:1,667円
・売却金額:1727.5円
・取得単位:100株(すべて3月17日に売却)

 購入した理由は主に、下記3点だ。
①週足で見た際のRSIが60程度とそこまで高くなかった
②テクニカル分析から、全12ある指標のうち10程度の指標で「買い」になっていた(つまり、買いのトレンドだったと捉えられた)
③決算は前年比でいけばそこまで好材料ではなかったものの、コロナ禍ということを評価してか、市場の反応が悪くなかった

 売却を決めたのは、当初8,000円程度にまで膨らんだ含み益が6,000円程度に下がった点からだ。この時、私は含み益が下がる値動きをしたことから、8,000円(取得金額の約5%)の含み益のラインが、この銘柄・トレンドにおいて狙える最高点と解釈した。大きな損失をしているわけでもなく、今私が動かせる資金から得られる収益として、6,000円でも十分に価値があると判断し、売却を決定した。
 その後、三菱電機は含み益9,000円程度にまで上がるラインまで値上がりしたが、その後のトレンドは下降していたため、結果的に、私の売ったタイミングが最善ではないが次善、ということになった。

配当に関して:
 三菱電機は3月29日の権利期限日までに取得し、3月31日まで保持していると1株当たり40円の配当が出る。現在、余力を残したうえで購入できる規模は100株が限界なので、4,000円が期待できる配当額になる。
 購入するか否か、大いに悩むところではあるが、あまり買う気がしていない。なぜかというと、配当権利日近くに購入したいと考える者は配当目当ての人間が多数含まれることが考えられるからだ。配当は取得株価にかかわらず1株40円なのだから、配当だけを目当てにするのであれば、この銘柄の株価は安ければ安いほどいい。こうして買った株は権利確定日を過ぎればすぐに売られるだろう(私なら売る)。
 期待される総収益 = 配当金額 + 株価変動による損益
 である以上、配当だけが目当てならば、取得株価をショートしさえしなければいい、となるはずなので(もしくは、株価が多少下がっても、配当益を著しく毀損しなければよい)、31日の段階では取得株価より上昇する見込みは低いと予想する(これで株価が上昇を続けたらお笑い種だが)。
 あと、もう1つ大きな理由がある。それは、今の私の現金余力的にこの銘柄がギリギリ買えるか買えないか、というラインだからだ。

東証銀行業株価指数連動型上場投資信託 (1615)

 サマリーは下記の通り。
・保持日:3月19日~
・取得金額:165円
・現在の金額(3月26日終値):162円
・取得単位:1000株

 購入した理由は、三菱に比べかなり適当である。3月19日の辺りで日銀の点検がニュースになっており、株系のYouTuberがこのニュースを好意的に見ていて、銀行株いけるかも、みたいに言っていたことが理由だ。なのでテクニカル分析はあまり参考にしていない。
 チャートは一応見たが、数か月単位でずっと上がり調子でいて、いつ下がるかが全く読めなかったので、トレンドの変わり目を見極めようとするだけ無駄な努力だと判断。
 当初は、購入後1日で含み益が3000円程度にまでになった。この日に週足で見た際のRSIを確認したら79程度とかなり割高感のある数値になっていたものの、まだいけるだろなどと楽観的でいた。
 しかし、その後価格は暴落。一時は含み損が10,000円(155円/株)にまでなり、得をするときは地道な積み上げが必要だが、下がるときは一瞬だと学びを得た。なお、この時にナンピンしようとし、152円で500株の注文を出したがあえなく失注している。トレンド的にもう少し下がるだろうかと思っていたのだが(あわよくば損益を相殺しようと思っていた)、そこまでは甘くなかった。
 よくよく思い返せば、後々上がることを期待しているのに、自分でその時の自分にとって都合がいいように現状より下げた金額を指値しているのは一貫性を欠いている気がする。


リプロセル(4978)

 サマリーは下記の通り。
・保持日:3月18日~3月26日
・取得金額:416円
・売却金額:420円で200株、418円で200株。
・取得単位:400株(すべて3月19日に売却)

 購入した理由は、SBIのチャート分析機能で上昇トレンドとされている銘柄であったこと、RSIがそこまで高くなかったこと、チャートを見たときにいわゆるゴールデンクロスだったことである。
 結果的には収益は差し引きプラスで終わったものの、思い返してみると穴だらけの購入判断だった。この銘柄での一番のチョンボは、チャートを読み間違えていたことだ。何を読み間違えていたのかというと、ローソク足で構成される実際の値動きと、5日分移動平均線を取り違えていたことだ。
 3月18日は、5日分移動平均線が25日分移動平均線に対し、下からクロスしたタイミングだった。これはつまり、実際には3,4日前に実際の値動き(ローソク足)がクロス形状になっていた、ということだ。が、私は前述の読み違えにより少し旬を過ぎた上昇トレンドに意気揚々と乗ることになった。
 旬を過ぎた上昇トレンドが長く続くわけもなく、株価は伸び悩んだ。含み益が400円程度のところをジリジリと行くばかりだったため、悩んだ末に418円・200株の売りを出したところ、420円で売れてしまった。
 このことが私を大いに調子づかせ、より多くの利益を狙うことになったのだが、その後株価は反落した。その後、私はダメ元で再度残りの200株を418円での売り注文を出しそれがなぜか奇跡的に通り、収益プラスで落ち着いた。
 ただ、現在は私が売り払った金額より若干株価が上昇しており、株価の変動歴を見るに、まだ上がる余地がないこともなさそうなのだが、前と同じことが次も起こるとは限らない。また、リプロセルという企業そのものは、決算が赤字続きであり、iPS細胞を利用した新規医療技術を研究開発しているということから、「投資によるポジティブな赤字」ということで市場から甘めに見られているだけに過ぎない、と判断している(故に、そこまで株価は上がらないだろう)。次に買うとしても、また大きく値を下げたタイミングになると思う。

ストリーム(3071)

 サマリーは下記の通り。
・保持日:3月24日~
・取得金額:170円
・現在の金額(3月26日終値):169円
・取得単位:500株

 本記事最後の銘柄である。購入した理由はただ1つ。週足RSIが19と極度に割安だったからだ。チャートを見ると1~2週間前と比べて2割程度価格を落としていた。なお、この銘柄は、RSI(おそらく日足)が30以下、取得単価1000円以下で絞った結果、2つ候補に出てきた銘柄のうち、出来高が高い方を選んだ。
 値動きに関しては、この3日間で下がるタイミングが多かったが現段階ではそこまで慌てていない。というのも、この銘柄は2~3週間程度は保持するつもりで購入したからだ。4~8000円、割合にして5%~10%の収益が見込めれば御の字だ。
 ただ、購入に関して言えば失敗したポイントはある。成り行き注文をしたがために、当初見込んでいた金額より割高で買う羽目になったことだ。166円の段階で成り行き注文を出し、170円・500株で買うことになったのだから2000円の機会損失になる。
 成り行き注文は、長期で見たときにその銘柄を何が何でも持っておきたい、という時には判断のリソースを割かずに済むいい手段だが、数円の違いが大きな違いになる上に収益を出せればそれでいい、という属性の短期取引にはあまり向かないような気がする。
 指値での注文はあまり無理をしなければ成立する、というのが今月の取引で得た実感である(リプロセルの指値売りによる収益はビギナーズラックな気がするが)。ただ、基本的に私はデイトレードじみたことはせず、1日単位での終値やチャート、テクニカル分析を見て判断しているという属性上、株式市場で売り買いをしている中では圧倒的に靴磨きの少年的な立ち位置にいるということを忘れてはならないと思う。つまり、私がお買い得だと思ったタイミングでは、すでに市場はそれを織り込み済みだし、その逆もしかり、ということで、私の指値がどこまでアテになるかは神のみぞ知るところと考えている。

今月の雑感

 今月は1,000円以下の小型株を中心に、1週間程度の単位で売買することにした。小型株を選んだ理由は、資金的な体力の面が1つ。もう1つは、購入株数である程度レバレッジを効かせないと、私の動かせる金額でまとまった額の利益を出せないからだ。ただ、小型株は小型株というだけあって、株価の値動きそのものも僅かである。テスラみたいに値動きしまくっていたらそれはそれで恐ろしいが……。
 来月以降もしばらくはこのスタイルで行く。1,000円以上の株を買うにしても、1,300円のラインがギリギリの限界だと思われる(三菱電機を買えたのは、単にその他に資金を傾けておらず、余力があったからだ)。
 

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