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マガユララジオCMコンテスト 傑作紹介!!

 1/3(月)にマガユララジオCMコンテストという大会が開催された。

 聴いて「マガユラに行きたい!」と思わせるようなインパクトのあるCMを募集したいという事で、こすけさんが開催したイベントだ。僕は正月三が日の最終日を破壊してマガユラへ審査に向かった。

 応募総数は18件+滑り込み1件でこの中からこすけ賞、まつり賞、シオン賞、そして大賞を決めるといった形だ。年末の忙しい中、多くの方々に応募して頂き誠にありがとうございます。
 結果の程は、マガユラ大喜利の動画から見て頂きたいが、それを踏まえて僕の当日良かったと思った傑作を紹介していきたいと思います。

No.2 みぞたちか 4:28

 3歳の甥っ子との共作。グロッケンの暖かく可愛い音色とみぞたちかさんと甥っ子の可愛い声掛けに思わずほっこりする素晴らしい作品。
 車に乗って聞くのも良し、仕事中に聞くのも良し。そしてマガユラの暖かい空気感がしっかりと伝わる作品だ。
 終わり方も「なんだろう?」と〆ずに「行ってみて!」という感じで視聴者に投げかけているのも注目ポイントの一つだ。
 バーなので、もう少しお店自体に子供っぽいイメージがあれば大賞を狙える作品。

汎用性 10
 ライブ配信、特別企画の動画など幅広い場面で使いたい。

CM性 7
 マガユラの温かみや雰囲気をしっかり伝えられている。でもバーなのでちょっと雰囲気は違うかも。

独自性 8
 クオリティーもバッチリで、オリジナル音源でエントリーしている点が素晴らしい反面、あともう一歩「ナニコレ!?」と思えるようなエグみのある要素が欲しかった。

親しみ性 10
 聴き心地が大変良く、聴く人を鷲掴みにする可愛らしい作品。

 2番目の登場もあって、マガユララジオCMコンテストの大きい基準点が設けられてしまった作品。のちの作品は果たしてどうか。因みに35点以上が玄人(ばいにん)です。


35/40点

No.4 こすけ 7:31

 マガユラに謎のお客が100人来るイナバのパクリCM。
 ポイントはお客の声にポケモンのサウンドを使っているという所。商用ではないのでサンプリング云々は置いておき、そのまま聞いた感想を評価する事にした。

汎用性 5
 夜は聞きたくない。できれば朝も避けたい。夕方16時ぐらいなら構えれるかも。

CM性 2
 冷静に聞いてみて思ったのだが、どんな店か全くわからなかった。店主の声がどう聴いても中華。ママーの下りでいよいよ訳が分からなくなったが、所々入る「マガユラ」のキーワード聞くたびに何とか正気を取り戻すことが出来た。

独自性 4
 天下の宝刀の「とりあえずやかましくしとく」が炸裂していた点は評価。

親しみ性 3
 このCMが好きだという人は少し怖い。

 楽しさは伝わったが、100人来るわ客が人外なので「バケモノショッピングセンター」のCMかと思った。少なくともイコールでバーとはならないだろう。かろうじて中華料理屋。面白かったのは評価。


14/40点

No.6 扇芝智也 10:52

 パトラッシュと共に憩いのオアシスを求めて、野田駅をさまようストーリー。力尽きている表現をビッグエコーのケロケロボイスで表現。あの長い階段をパトラッシュがネロ置いてきぼりにして上っていくんかよと想像するだけでクスッと来る作品だ。
 最後に「ベンチャー!!!!(??????)」とアートバーマガユラに対して叫んでいるのも高得点。確かに建物全体がベンチャー企業気質があるっちゃあると思う。

 こういう「は?」と突っ込みたくなるような作品、僕は大好きです。

汎用性 9
 公共のラジオ電波で使って混乱させたい。

CM性 9
 憩いの場という点と扇芝智也のセンスを全面的に出せている。

独自性 9
 ベンチャーの叫び◎ パトラッシュを題材にしたものの原作無視で好き勝手してるのもGOOD。

親しみ性 8
 「野田へどうやって2万キロ歩いたんだ」や「ここまで来るまでにカフェとかあるだろ」と突っ込みたくなるような『ナニコレ』感があって凄く良かった。

 みぞたちかさんの作品と比べて、少々ターゲットや好みは絞られるものの、こちらも悪くない作品。もちろん「ベンチャー」とは言ってないんだけれども、こちらが「ベンチャー」と取ってしまった以上はそう受け取る事にした。


35/40点

No.7 奴亦准 12:07

 駅のホームのジングルが流れ、そこからすぐに階段の段数を数えながら登り、入店する作品。ドアを開けるとスタッフの声が聞こえ、和気あいあいとしている温かい雰囲気を、ギターの美しいフレーズと最後のセリフで表現しているのが非常に良かった。
 ラジオCMの尺がそのまま、マガユラまで徒歩5秒という歌い文句をしっかり再現できているところも良かった。

汎用性 10
 今すぐにでも様々なメディアを通して使いたい。

CM性 10
 暖かい雰囲気であるバーという事のみでなく、3Fのライブバーの側面がある事もしっかりと表現出来ていてよかった。普段自転車で出勤しているのですが、駅のサンプリングもあり「JRから来る人ってこういう感じで来てるんだなぁ」という想像もできた。

独自性 10
 声質、ギターフレーズ、階段の段数を数えるという発想、文句なし。

親しみ性 10
 老若男女問わず、誰からも愛される事間違いなし。夜に聞きたい。

 非の打ち所がない素晴らしい作品。ラジオCMを作る案件だとノーリテイクで納品までありつけるであろう。ジャズやブルースのフレーズがかなり得意な人なのでバー自体にも相性抜群である。


40/40点

No.9 葉隠お宮 15:00

 大人になってもこんな友達持っていたいなぁという気持ちにさせてくれる、なんともエモーショナルな仕上がりなCM。ワーキングスペースという事もプッシュできているので、是非このCMを聞いて、関西で創作している方は作業場のセカンドプレイスとして使用してほしい。

汎用性 8
 時間帯が遅ければ遅いほど良いかもしれない。

CM性 8
 一通り、マガユラとはこういう場所だという事を説明している。

独自性 6
 もう少しオリジナリティが欲しかったのが正直な所。『メガバイオバナナ』や『おしりぜんまい』という、数々のパワーワードを生み出す、葉隠お宮らしい作品を期待してしまったのは事実。
 しかし『俺たちはいつまでも少年少女』といった力強いメッセージもあった。

親しみ性 7
 エモーショナルな面が強いので、置いてきぼりにされる方はいるかも。でもこういうCMがあると窮地に立っている人は救われるかもしれない。

 実際マガユラに訪れて、活動の幅が広がった方や、演奏のスキルが格段に上がった方など沢山いる。ラジオCMらしくはないものの、何をすべきか分からない世間の少年少女は、この強いメッセージを頼りに是非マガユラで、大人になっていただきたい。


29/40点

No.11 デスゲイズマツイシ 18:14

 叫び声から始まるデスゲイズマツイシらしいクレイジーな作品。読み聞かせされていた子供が急に狂暴化し、母から絵本をぶんどり、ひたすらマガユラをアピールするという、テンポの良い急展開が敷き詰められた作品。
 インパクトは絶大で一度聴いたら忘れられない作品だ。

汎用性 10
 公共電波をジャックしよう。

CM性 10
 マガユラを何回も連呼し、リフレイン効果でしっかりと頭に『 M A G A Y U R A 』というワードが刷り込まれたはずだ。

独自性 10
 デスゲイズマツイシらしさを出しつつ、クレイジーさをしっかりまとめている。

親しみ性 2
 嫌だろこんなの。怖すぎる。

 デスゲイズマツイシを知っていたら冷静に聞けるが、知らない人からしたらラジオが呪われたとしか思えないだろう。過去にも尼崎toraのカレー配達でデスゲイズマツイシに一日配達員を依頼し、半裸で強盗マスクでデリバリーをしたところ、見事に尼崎toraにクレームが入った事がある。

 しかしデスゲイズマツイシには、そういうレジェンドエピソードを多く残して欲しい。それが彼の魂である限り。


32/40点

No.12 よいまつり 19:38

 『どうでもいい ちょうどいい マガユラ♪』というフレーズが非常に心地よい作品。小野妹子や蘇我入鹿など、一見マガユラにはあまり関係のない話が2本目にあるが、それもまたラジオらしくて良き。究極な話、『マガユラ』というキーワードを覚えて下されば、手持ちのスマホで調べてもらえるこのご時世。こういうアプローチも面白いと思う。

汎用性 9
 ドライブ中に向いていて非常に良き。もう少し聞きやすく作り上げたら10点は狙えた。

CM性 9
 『どうでもいい ちょうどいい マガユラ♪』というフレーズがかなり秀逸。グラスでカチャンとサウンドが入っているのもバーらしくて良き。

独自性 9
 今回のコンテストで、何気ないセリフを掛け合って、ゆるい日常的画を録った作品はよいまつりさんの作品のみで、そこを開拓した点で独自性の点数を追加しました。

親しみ性 9
 日常的会話は老若男女、全ての人に伝わる共通シチュエーションなので、スタジオで良い音声で取るだけで、一気に商用化も夢ではないラインの作品であると思う。

 彼女らしいポップな仕上がりとなったCM。社内の雰囲気や、ラジオを和気あいあいと聞く層にとって、こういうCMは非常にありがたい存在である。確かにマガユラはどうでもいいしちょうどいい。


36/40点

No.13 ODAGAWA SHION 21:43

 テレビ番組をイメージしたCM。お得意のぶっ飛びの世界観でホラーな作品を作った。30秒規定であるが、2分で作った為、大賞の可能性を100失った作品。僕は35秒だろうが、40秒だろうがおまけする思考ルーチンであったが、ルールーブックである、生真面目なこすけさんには到底許されなかったが、一応聞くことになった…。


汎用性 0
 24時間いつ流れても聞きたくない。

CM性 1
  最後にかろうじて店名を言っているが、誤解を生みかねない印象を与える演出であった。

独自性 10
 2分オーバーで好きな事をやりまくったので当然唯一無二のクソが完成した。

親しみ性 0
 少なくともF層とキッズは聞かないだろう。車で流れたら速攻ボリューム下げる。

 CMというよりかは悪ふざけに全振りした作品であったが、本人はいたって大満足の様だ


11/40点

No.14 橋本インフィニティ直也 24:40

 こちらも『ちょうどいいやん』というセリフを使いまわし、洒落のように進行していく、無編集ではあるがかなりオシャレな作品。
 凄く聞いていてウキウキするし、橋本さん特有のボイスの聴き心地が凄く良かった。

汎用性 10
 何周も聞きたくなるので、繰り返し流れても疲れない。素晴らしい。

CM性 8
 マガユラの場所が非常に分かりやすく説明されており、テンポも非常に良かった。場所の雰囲気などもう一押しあれば、10点も狙えた。

独自性 10
 ちょうどいいやん縛りの洒落自体が凄く賢く、橋本さんらしい機転が利いており、それがそのまま独自性への点数へ繋がった印象。この人なら小細工は不要なのかもしれない。

親しみ性 10
 誰もが好きだと思う。この親しみやすさがマガユラの雰囲気に繋がると思われる。

 流石としか言えないこの作品’。ドカンと来るものはないかもしれないが、その分飽きずに長い期間聴くことが出来る。ラジオCMはリフレイン出来る事が一番の肝だったりするので、この仕上がりこそが「ちょうどいいやん」という結果となった。


38/40点

No.18 柾 24:40

 色々な方が野田へ用事があるという事で、各々が事情を言い、どこに行くのと聞いたら「マガユラ」と答えるCM作品
 品質はプロが作ったのではないかと思える程クリアな作品。

汎用性 10
 お昼下がりにかけて聞くと丁度良い感じ。バーに立ち寄ろうかなと思わせることが重要なCMなので非常に良い。

CM性 8
 一通り、様々なキャラクターが、マガユラのコンテンツを説明していた。おもちゃ箱のようにぴょんぴょん出てくるので聞いているこちらも非常に楽しい。しかしBGMと最後のピアノは少しイメージから離れている印象。若干シックな楽曲の雰囲気でまとめても良かったかもしれない。

独自性 6
 全体的にクオリティーは文句なしだが、もう少し「これだ!!」と感じるインパクトが欲しかった印象。

親しみ性 10
 BGMが豊富に使われており、どの番組の合間に流れても、空気感を止めずにそのままCMに突入する事が出来る作品。

 インパクトが少々かけるものの、CM作品としては文句なしのクオリティーである。柾さんといえば声質であり、まがとーんでもお世話になった。こちらこそ今後とも、マガユラのナレーション関係の事をよろしくお願い致します。


34/40点

 以上がマガユラCMの傑作集である。まずノーギャラで、賞金がマガユラ券1000円分という金額に対し、19作品集まったことは非常に嬉しかった。
 番号が飛んでいる作品も是非色々聴いて頂きたい。

 動画がまだのお方は何卒再生、高評価、チャンネル登録の程をよろしくお願い致します。

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