みんなで一緒にじゃわめぐ!~青森ねぶた祭参戦記~
お久しぶりです。
毎週末、県外で何かしら予定があって
ほぼ家にいないフッ軽看護師かざねです。
皆さん、突然ですがお祭りは好きですか?
私は割と人混みが苦手なタイプなので
あまり積極的にお祭りに行くタイプでは
ありませんが
それでも行くとなんだかんだ楽しいのが
お祭りですよね。
日本の伝統的行事でもあるお祭りですが
今回はご縁があって東北3大祭りのうちの一つ、
青森の「ねぶた祭」に参加してきたので
その様子と、数日間で実感した青森の魅力を
ご紹介したいと思います。
ねぶた祭とは?
青森ねぶた祭。一度は耳にしたことがある人も
多いのではないでしょうか。
そのルーツは七夕様の灯籠流しの変形であろうと
言われていますが、
その起源は定かではないそう。
毎年優勝したねぶたは、
打ち上げ花火を背景に海に流されます。
1年がかりで仕上げるこのねぶた。
圧巻の一言です。
もう一つの主役
忘れちゃいけないのがねぶた祭の
もう一つの主役、「跳人(ハネト)」。
祭囃子に合わせて「ラッセーラ、ラッセーラ」と
掛け声をかけながら踊り跳ねるハネトは、
ねぶた祭には欠かせない存在です。
実はこのハネト、自由参加!
事前の登録や受付もないため、
衣装さえ着れば誰でも参加できるんです。
見るのももちろん楽しいですが、
参加すると楽しさ倍増。
行くならぜひハネトになって
一緒に跳ねてみてください。
ふくしねぶたって?
今回は私たちは私たちは障がい当事者、
車椅子ユーザーを含む13名で
青森ねぶた祭に参加してきました。
青森ねぶた祭には他のねぶたに並んで、
”障がい者の完全参加と平等を目指して”を
テーマに「ふくしねぶた」が運行しています。
地元の障がい当事者、団体、福祉学校などの
団体が参加するふくしねぶたですが、
主催の青森社会福祉協議会様、
そして協賛のヤマト運輸ねぶた実行委員会の
皆様のご協力のもと
私たちも一緒に参加することになりました。
見て、聞いて、参加して
私含め参加者のほとんどが青森初上陸。
ねぶた祭初参戦。
そもそもどんな祭かも知らないままでの
現地入りでした。
初日は沿道にて観覧。
皆さんが想像するねぶたは「大型ねぶた」と
呼ばれ、約5mの高さがあります。
このねぶたの下には大きなタイヤが
二つ付いており、
人の力だけで移動させていくのです。
公道が祭りのコースになるため、
電柱や沿道の木など障がい物がたくさん。
これらにぶつからないように、
息を合わせながらねぶたを操作し
うまくかわしながら進んでいくのです。
見ているこっちもハラハラドキドキ。
沿道からの観覧で楽しいのは主に二つ。
ラッセーラ!
一つはハネトや囃子に合わせての掛け合い。
囃子に合わせて
「ラッセ・ラッセ・ラッセ・ラッセ」や
「ラッセラー・ラッセラー・
ラッセ・ラッセ・ラッセラー」の
掛け声をかけます。
ずっと同じフレーズなのですぐに覚えられます。
観客側も一体になって
お祭りに参加している感じがして楽しい。
こっちーーー!!!
もう一つは大型ねぶたを振り向かせること。
公道の両サイドに観客席があり、
真ん中をねぶたが通っていきますが、
目の前をねぶたが通った際に
全力で「こっちーーーーーーー!!!!!」と
叫びます。(笑)
うまく通じると観客席の目の前で
ねぶたが停止し、こちら側へ回転してくれるので
正面からねぶたを見ることができるのです。
距離が近すぎてぶつかるのでは、と
思うくらい大迫力。
反対側の観客席の声援に負けないよう
声を張り上げすぎて、
初日から喉がつぶれたのはここだけの話…(笑)
そんなこんなで
ねぶた祭りの雰囲気を掴んだところで
2日目は実際にコースを周る側に参戦。
いざ、参戦
ハネトの衣装は決まりがあります。
参加するときにはこちらのホームページを
参考にしてみてください。
ハネトに変身!
私たちもさっそく着付け師さんに
お手伝いいただき、ハネトの衣装へ。
見てください、これ。
めっちゃかっこよくないですか⁈
衣装着るだけでテンション上がりますよね✨
ハネトは衣装にたくさんの鈴をつけて跳ねます。
すると、沿道にいる子供たちが
道に落ちた鈴を拾いに来たり、
「ちょーだーーい!!」と叫んでくるので
渡してあげたり。
なんでも、ハネトがつけている鈴は
「幸運の鈴」と呼ばれ、
沢山拾うといいことが起きるんだとか…?(笑)
ねぶたと合流
衣装に着替えたら、ねぶたと合流です。
私たちが一緒に練り歩く
今年のヤマトさんのねぶたはこちら!
団体名:ヤマト運輸ねぶた実行委員会
題名 :雪の吉野山 激闘
制作者:北村 隆
とにかく大迫力。
これがすべて紙と木でできていると思うと感嘆の声しか上がりません。
出陣!
昨日沿道から見ていた光景の一部に自分たちが
溶け込んでるのはちょっと不思議な気分。
国籍、年齢問わず、大多数の人たちが
歓声や掛け声を上げる中
私たちも全力で盛り上げていきます。
はじめこそ見られるのは
少しむずがゆい感じがしますが
慣れてくるとめっちゃ楽しい。
自分の掛け声に応えてくれたり、
手を振り返してくれたり。
ディ〇ニーラ〇ドのキャストさんに
なった気分です。(笑)
この楽しさは、
正直写真や文字では伝えきれません。(笑)
とにかく一度参加してみてください。
あっという間に1時間半の祭りが終了。
全力で盛り上げ、声を出し、飛び跳ねたので
みんな疲労困憊でしたが、
そこにはこみあげてくる充実感がありました。
サポートしてくださったボランティアの皆さま、
私たちの参加を快く承諾してくださった
青森社会福祉協議会様、(株)ヤマト運輸様。
ほんとうにありがとうございました!
この興奮を再び。
全員が大満足で無事終わりを迎えた
青森ねぶた祭。
車椅子ユーザーでも、障がいがあっても、
みんなが一体となって
祭りを楽しむことができていました。
まさに「じゃわめぐ」を体感できたのでは、と
思います。
「じゃわめぐ」とは津軽弁で
身体中がざわざわして、いてもたっても
いられなくなるような高揚感のこと。
この感じにハマったのか、
参加してくれたみんなからはすでに
「来年も絶対参加する!」と嬉しい声を
頂いています。
青森ねぶた祭の時期は、
周辺のホテルが1年前から予約しないと
取れなくなるくらい。
私たちもさっそく来年のねぶたに向けて
始動しています。
もっと規模を拡大して参加予定のふくしねぶた。
誰でも参加できるので、
参加者希望者はぜひ声をかけてくださいね!
青森最高!!!
青森はねぶた以外にも魅力がたくさんある街。
少しだけ青森観光の様子もお届けします。
のっけ丼
青森といえば新鮮な海鮮!
青森駅から徒歩15分ほどの場所にある
「青森魚菜センター」では、
海鮮の魅力を詰め込んだ
元祖『青森のっけ丼』を楽しむことができます。
まずはご飯を購入。
同時にチケットも購入します。
これを持ったら市場を巡りながら
自分の好きな食材とチケットを交換し
自分だけの海鮮丼を作っていくのです。
少しずつ白いどんぶりが鮮やかな海鮮で
埋め尽くされていくこの感じ。
めっちゃ楽しい。
見てください、この好みを詰め込んだ海鮮丼。
幸せすぎる…
青森を訪れた際は是非行ってみてください。
奥入瀬渓流
渓流って山の中にあるので、普通は車椅子だと
行けないなぁって諦めること多いですよね。
しかし!!
ここの渓流は、山の中まで遊歩道が
続いているので車椅子でも見に行けるんです!!
四方八方を緑に包まれ、
マイナスイオンがあふれる森の中を進むと
きれいな渓流が。
昔ながらのこの感じ、良きです。
奥入瀬渓流に行ったときは、
ぜひ苔ソフトも食べてほしい。(笑)
終わりに
ねぶた祭をはじめ、魅力が盛りだくさんの青森。
そこには、一度では楽しみ尽くせない魅力が
盛りだくさんでした。
少しでも青森の魅力が伝わっていると嬉しいなぁ^^
皆さんも来年は私たちと一緒に
じゃわめぎましょーーー!!!
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