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ルビコン3へ通勤を始めました

 先日、「昔組んだ自作PCを手直ししてPCゲームに対応できるようにした」という記事を書いた。間接的な理由としてはSwtichライトをロフトベッドから落っことしぶっ壊したことが理由の一つとなるのだが、実はより直接的な理由が存在していたりする。





一度生まれたものは、そう簡単に死なない



 実は私は中学くらいからアーマード・コアの初代シリーズを遊んでいた。N系まではプレイしたのだが、PS3以降のハードを持っていなかった為4系5系はノータッチであった。
 そのACシリーズの最新作がおよそ10年ぶりに復活する、という一報には本当に驚いたものだ。
 長らく「アーマードコアの新作が出る」というのはコピペのネタになるぐらい擦られ続けてきて、新作の発表時も「擦ってたヤツ全員買えよ!!」とレイヴン(※作中プレイヤーとなる傭兵のこと。転じてゲームプレイヤーの事を指す)達が声を上げていたぐらいなのだが、実際はそんなレベルでないとんでもないことが起こった。


 16万本!?アーマードコアが!?じょ、冗談じゃ……

 そして今回はPC版もリリースされているため実際はこれよりも数字が伸びることとなる。私も次世代ハードを持っておらず、手持ちの据え置きのゲーム機のうち最も新しいものはドリームキャストであるため、PC版をプレイしている。というか、プレイするためにPCを手直ししたというのが正しい。


 こうして、私はルビコン3へと旅立つこととなったのだ。

認めよう、君の力を。今この瞬間から君はレイヴンだ


 SNSなどで見聞きした方もいるかもしれないが、チュートリアルミッションで登場する巨大ヘリが初っ端の壁。
 
これまでのACシリーズでは
(序盤に罠ミッションが配置されることはあったが)チュートリアル時点でこれだけの強敵が登場することはなかった。ここで経験者も未経験者も一部のドミナントを除いてAC6の「流儀」を叩き込まれることとなる。


 旧作は敵機を中心にサテライト機動をしながら引き撃ちをし、相手が足が止まったタイミングを見計らって接近戦を行う、というのが戦術のセオリーであった。AC6では交戦距離の感覚が異なっており、クイックブーストで弾幕をかいくぐりながら近接距離から反動ダメージを与えて相手をスタンさせた隙に攻撃を叩き込む、というクロスコンバット寄りの戦術が基本となっている。
 機体の機動スピードは私が大好きな3系にブーストを搭載して早くしたくらいでブレードの高誘導もあり過去一番とっつき易い(※射突式ブレードの俗称=とっつき)アーマードコアである、という感じ。

 ヘリ先生による接近してブレードを叩き込むのだ!という授業によってこの辺りの感覚をスパルタ式で教えていただける。



 ヘリ先生を倒すとなんやかんやあり、惑星ルビコン3に密航してきた旧世代強化人間「C4-621」は「独立傭兵レイヴン」の身分を手に入れることとなる。この演出はニクいものがあった。かつての「レイヴン」達の帰還にも掛けているのだろう。


メインシステム 戦闘モード起動します



 ACシリーズの常として、幾つかの企業間でのパワーバランスの駆け引きの中、独立傭兵としてどの勢力にも属さずに依頼を受けてミッションをクリアしていく。で、集めたお金で新しい部品を購入して次のミッションへ、という流れでゲームは進んでいく。
 全体的にシリアスかつハードな世界観設定となるが、中にはロボットアニメのようなヒロイックな展開もある。

 主力部隊の為に開発された新型試作ACを敵が襲撃!輸送用のパイロットとしてアサインされていた訓練生が新型ACを起動させ敵ACに立ち向かう!

「俺だって、正規の訓練を受けてきたんだ!この機体を届けるまでは!!」

 敢然と敵ACに立ち向かう試作機!そして激戦の結果……!




 新型機は爆発四散して私はおこづかいを貰える。

 騙して悪いがアーマードコアなのでな。

 今際の際に「俺も……コールナンバーが欲しかったな……」と述懐する訓練生くんなのだが、(恐らく)この事件で「不運にも空きが出た」コールナンバーを私が受領して使い続けることになる。ACではよくあることだ。
(更に言うとこのミッションはすぐクリアできる割に報酬金が良いので序盤の金策で何度も訓練生は爆発四散することとなる)



レイヴン助けてくれ!化け物だ!

 

 こうして色々な依頼をこなしていく独立傭兵レイヴンなのだが、その前に立ち塞がる数々のボスキャラ。
これが非常に強い。
 これまでのシリーズでも中盤〜終盤に掛けては巨大な兵器や超高速で動き回るACが登場してきたが、そういったヤバいやつが序盤から出る。
 先述のチュートリアルのヘリ先生(通称:ルビコプター)の次の障壁として登場する無人兵器・バルテウスは各種メディアで「勝てない」「強すぎ」と言われ続けた強ボスであり、これまでのアーマードコアとは一味違う攻略を強いられるボスとなる。


 ご多分に漏れず私もここで2時間ちょっとぐらい粘ったが中々勝ちきれなかった。さて、どうやって戦っていけばいいのだろうか。

基本的にはヘリ先生が教えてくれた通り、

 反動を蓄積してスタッガー(ピヨリ)を取って動きを止めてアタック

 なんと最初のボスから最後のボスまで全てこれが通用する。

 各敵の攻撃方法や有効武器などが異なるのでそれらを死んで覚える。どちらかというとアーマードコアというかモンハンのボス攻略に近いムーブが必要だ(ソウルシリーズやったことない)




 このスタッガーがわかって来るとゲーム性がガラッと変わる。要は敵ボスのモーションを覚えてスタッガーさせて生まれた隙に攻撃を集中させると良い訳だ。
 終盤のボスキャラであってもスタッガーを取りチャージパイルバンカーをぶちこみ半分以上のHPを削れるのも中々に快感である。勿論各ボス事に動きや相性が異なるので死んで覚える必要性はあるのだが。


この際プライドは抜きだ


 このスタッガーは爽快感もあるが、反面システム的には少し調整が甘いと思う部分もある。つまりはスタッガーの取りづらい武器が息をしなくなってしまっているのだ。ライフルとかライフルとか、後はライフルなど。
 また、各ボスごとに通りやすい武器やアセンブリが固定化されてきてしまうので、勝ちきれないボス相手にはアセンの幅がある程度固定化されてきてしまう。
 (初見時の)バルテウスならパルスライフルが、このボスには四脚が、あのボスにはWニードルランチャーが……などとボス前で構成を組み立て直せるが故に組み立て直すことをある程度前提としている強さなのはもうちょっとなんとかして欲しい。いや、勿論技術が向上したりパーツが揃えば何でも勝てるんだけだろうけれども。

 実際私自身もチャプター4のボスに関しては一生懸命自分なりのアセンブリで挑戦するも中々勝ちきれず、プライドを捨てて攻略情報にあるアセンブリに切り替えると1分くらいでクリア出来てしまうという所はあった。その内剣豪機で叩き切ってやりたい。


火をつけろ、燃え残った全てに



 こうして時にプライドを捨てつつもなんとかへっぽこレイヴンである私も無事にエンディングを迎えることが出来た。すかさず二周目がスタートし、ストーリー上の分岐や追加ミッションの回収を始めることとなる。
 二周目では傭兵支援組織が
「自社の素体ACに様々な企業のパーツと戦闘データを組み込んで進化したACを作る」と
 明らかにそれ裏切るか暴走するかしてラスボス・裏ボスになるよねというのが分かりきった提案をし始めたので警戒している。


 これが私のミッション用の機体。途中、足場の不安定なミッションで四脚ホバリングを扱ってから今作の四脚型の使いやすさが気に入った。旧来のシリーズでは四脚は積極的に使ってこなかったのだけれど。

 二周目ともなるとパーツも技術も伴ってくるため、気分は殆どシャア・アズナブルである。



 あれほど苦戦したバルテウス先生がわずか30秒で灰となった。









 kaz



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