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呼ばれた気がして 揺り戻されて

ふだん、地下鉄構内を歩いてもまったく気にならない掲示物の数々だけど、なぜか一枚のポスターは目に留まった

地下鉄の構内でポスターの前で足を止めたのは本当に初めて
オリヴィエーロ・トスカーニ写真展 NAKED. 、、、たぶん、呼ばれた気がする

やはり巨匠、歳を重ねても、そのパネルに使用されている写真のキレが半端ない
内容は、パラリンピック イタリア代表選手たちのポートレイトが大胆に配置されている展示会
会場は岡山県矢掛町と仙台市のホストタウンのみ、しかも無料!
何かにつけて文化的な展覧会などは東京と大阪などでしか開催されず悔しいことが多いのだけど、今回は地方のみ、仙台でよかった、と

内容は、どこを切っても巨匠!衰えてないよな~、ごくごく小さな会場だけど、どっぷり世界観に漬かってくることができた

会場を出た時の西日が射すメディアテークの異世界感も半端ない

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音楽はハードロックからメタル系に傾倒し、そのうち歌詞に突っ込んでいき、だんだんと社会的な意味を持つ歌詞に影響され、根っこにパンク精神が植え付けられた10代後半

そのうち、当然のように社会問題を切り取り世間を騒がせたベネトンに興味を持ち始め、その広告のアートディレクションが氏によるものと知り、マガジンCOLORSを立ち読み(時には購入)し、そんな考え方に共感できる自分が特別だとも思っていたり(若さゆえの過ちというもの)

前職で広告出稿なども担当していたこともあって、いつか社会的にざわつかせる広告を打ちたい、と思いながらそれなりに問題提起するようなこともやったけど、まあ、それはセキ〇イやダイ〇ハウスに豆鉄砲で挑んでもねぇ、という感じなのだけど、なんかやれるはず、と真剣に考えてたあの頃
(そのうちミサ〇ホームがリングから退場したけども、ものすごいドーピングを受けて、今のノーカウント!って復活した時は、世の中というものをより深く知る勉強になった)

という理由?から、オリヴィエーロ・トスカーニ氏へ傾倒したのだけど、自分も歳を重ね、まあ、そのようなエネルギーもある意味封印し生きてきたのだけど、、、

揺り戻された

やっぱりすごいよ、オリヴィエーロさん!(軽いw)

最近日本では撤退同然のベネトンなので広告に触れる機会はなかなかないのだけれど、2年程前にまたベネトンに復帰した氏の衰えないエネルギーにまた影響を受けたい

広告は私たちに微笑みかける死体」まだ本棚にあったよなぁ

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