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podcast編集裏日誌#2 command+T地獄の始まり

音声編集にM1 MacBookAirを使っている。
apple謹製のシリコンチップを初めて搭載したこのマシンは発売当時値段設定がバグっている。

なんと、わずか115,000円(そしてAmazonで買ったら10%ポイントが付いていた)。圧倒的なバッテリー持ちとファンレスによる静音性、そして動画編集でも音声編集でもやろうと思ったことが追加購入無しでいきなり始められるプリインストールソフトのレベルの高さ、どれも素晴らしい。

こんな素晴らしいPCが今なら中古で10万を切る価格で購入できる!買うしかない!

あ、違う違うMacBookの販促noteじゃない。音声編集の裏話だった。。。

GarageBandを使ったpodcast編集手順

で、だ。GarageBandというMacやiPhoneに最初から入っているフリーソフトを使って音声編集をやっている。このソフトも無料とは思えないほど機能が盛り沢山で使いきれない。

そして、このソフトを使った音声編集の手順はこんな感じ

1.パーソナリティふたりの音声ファイルをそれぞれ読み込ませる
2.始まりの位置を合わせる
3.前後の不要箇所をカット(魚の頭と尻尾を切り落とす感じ)
4.ふたりの音量レベルを合わせる
5.咳払いや単独のフィラー音(あーとか、えーとか)をカット
6.ふたりが一緒に話し始めたところを文脈を見て片方の音声をカット
7.不要な間をカットして繋ぐ(あくまでも自然に聞こえるように)
※4−7は通しで聴きながら一緒に行う
8.BGMや場面転換の音楽ファイルを入れる
9.全体の音量バランスを整える
10.終わり!

文字にすると意外と多い。こんなに大変なことを俺はやっていたんだね。だから、もっとみんな俺のことを褒めたらいいと思うよ(ホントニ

「目標をカット位置に合わせてcommand+T・・・」地獄の始まり

それはそれとして、この編集作業の流れを見るとほとんど「○○をカット」する作業が占める。カットしたい位置で「再生ヘッド位置で分割」をすれば分割されるから分割を2回して不要箇所を削除する作業を音声を聴きながら延々と繰り返していくというのが編集作業の約95%を占めるのであった。

ところどころ虫喰いになっているところがカットしたところ。

で、毎回毎回「右クリック→再生ヘッド位置で分割」→「再生ボタン」の作業を繰り返すのはとても面倒くさい。まるでエヴァンゲリオンでシンジ君が「目標をセンターに入れてスイッチ・・・目標をセンターに入れてスイッチ・・・」と繰り返すように「ルーラーをカット位置に合わせて右クリッ、ルーラーをカット位置に合わせて右クリック・・・」ともう本当に嫌になる。

エクセルの達人が「エクセルはショートカットを活用することで仕事の効率が100倍に爆上がりする」って言っていたからGarageBandでもショートカットキーを使えば効率爆上がりするんじゃね?ってことでショートカットキーのお勉強から始めました。

余談だけど、ショートカットキーで業務効率100倍っていくら何でも盛りすぎ。ほとんどの人の業務は手を動かしている時間より考える時間の方が長いから言うほど効率化されないと思うぞ。

それで、GarageBandのよく使うショートカットはこんな感じ

command+T:分割する(commandはWindowsのCtrlに相当)
スペース:再生・停止
,:1小節戻る
.:1小節進む

つまり、再生しながらカットする場所を見つけたらスペースで音声を止めて、カンマとかピリオドで進んだり戻ったり、マウスで最後は指定して適切なカット位置を選んでcommand+Tで2回分割してバックスペースキーで削除する。この繰り返し・・・・ショートカットキーを覚えても超めんどくせぇ。。。

特にこのcommand+Tがめんどくせぇ。片手で微妙に押しづらい位置なんだ。(Windowsを使っている方はCtrl+Tをイメージして!)。んで、押した後にスペースを、そしてカンマやピリオドを片手操作をすることが求められている。右手にマウスを持っているからなるべく左手で操作したい。じゃあどうするのか?

トヨタ生産方式を真似てみよう

話は飛ぶが、繰り返し作業を楽にするためのヒントは世界に名だたる日本を代表するトヨタにある。そしてトヨタをここまで大きくしたのは「トヨタ生産方式」である。じゃあ、トヨタ生産方式を真似てみればいいんじゃないか。巨人の肩に乗ってみようぜ!って思う。

トヨタ生産方式は、「異常が発生したら機械がただちに停止して、不良品を造らない」という考え方(トヨタではニンベンの付いた「自働化」といいます)と、各工程が必要なものだけを、流れるように停滞なく生産する考え方(「ジャスト・イン・タイム」)の2つの考え方を柱として確立されました。

トヨタ公式HP トヨタ生産方式より(https://global.toyota/jp/company/vision-and-philosophy/production-system/)

余談だけど、自働化のドウの字にニンベンがついてるのは異常があった場合に機械が判断して停止してくれる機械だからとのこと。

で、自働化を行うために最初に必要なものは何でしょうか?それはお金でも技術力でもありません。「カイゼン」です。徹底して人の作業を改善することで機械化するときにいらない最小限の機械で導入できるって寸法だ。

ということで、自働化は夢のまた夢なので、作業改善から始めることにする。今回の問題点は「限られたショートカットキーが汎用性の高いJIS準拠のキーボードに依存している」ということ。

だったら解決方法は簡単!ショートカットキーをひとつにまとめればいいじゃないか!

そして導入される秘密兵器

一番最初に考えたのは自作で入力装置を作ること。でもめんどくさいし、近くに部品ショップもないってことで、片手用の入力デバイスを探したよ。

そして見つけたのがこいつ。XPpenの左手デバイス。元々は液晶タブレットを使う際の左手用デバイスとして開発されたものだけど、音声編集にもピッタリ当てはまるんじゃないかと思って購入(中古で・・・メルカリで・・・)

公式HP https://www.storexppen.jp/topic/left-handed_keyboard.html

こいつは何ができるかというと、Bluetoothで接続するとレコードみたいなホイールと10個のボタンに自由に割り振ったショートカットキーで簡単に操作ができる。分割するCommand+Tボタンを下段真ん中に配置して、右にBSキー、右上にCommand+Z (元に戻す)などと配置すれば左手の指一本で必要な操作ができる。これはとても便利。作業効率爆上がり。

音声配信だけでなく、動画編集でもうまく使えば時短ガジェットになるんじゃないかって感じた優れもの。オフィスワークでもうまく使えば効率が上がるかもしれない。

podcast最新話

ここまで読んでくれてありがとう。もしかしたら長文すぎて辿りついていない人もいるかもしれないけれど、ここまで付き合ってくれたあなたにもう一つだけお願いです。私が頑張って編集しているpodcastを少しでも聴いてくれると嬉しいです。トレーラーも用意したのでそちらだけだもお願いします。

<トレーラー① 健康に近道はあるのか?Ver >

<トレーラー② 常識は変わり続けるVer >

<最新話:番外編 パーソナリティの自己紹介>


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