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「一日、何回感謝してる?」心から感謝することの難しさ

当たり前のことを、当たり前だと思うことは簡単。ただ、生活の中の当たり前が増えていくと、失われていくものが確実に存在すると思う。

一日、何回感謝できているだろう

ふと、日常を振り返ってみたとき、言葉で「ありがとう」という機会は多い。だが、心から感謝していると胸を張って言えるシーンは、どれほどあるだろうか。

自分の場合、ほとんどなかった。

正しく言うなら、心を込めて感謝できているシーンを思い出すことはほとんどなかった。

「ありがとう」という言葉は「有難い」ことを示す。

普段「ありがとう」と言っていることに対して、本当に「有難い」ものとして捉えられているか。心の中ではやって当たり前と思いながら、半ば反射的に「ありがとう」という言葉を使っていないか。

想定通りが感謝を奪う

「たぶん、こうなるだろうな。」
「予定通りできるのは、当たり前だ。」

事業全体を見たり、未来を描いたり、チームを組織しようとすると、予測や計画は大切になる。何もわからない中をやみくもに突き進むことはリスクしかないから。

ただ、予測と計画は、起きて当たり前のことを増やす思考にもなり得る。ロジックと確率で、起きうる結果を描き、結果を予測する。予定通りは、つい当たり前だと思ってしまう。

自分の場合、想定通りが増えれば増えるほど、人への感謝が失われてしまいそうになることに、気づいた。

その人が何をしてくれたかを真摯に見つめる

予想通りだったとか計画通りだったとか、そうしたことは結果でしかない。その結果が生まれるには、必ずプロセスがあり、プロセスには誰かの仕事がある。

ついつい結果に焦点を当ててしまうけど、忘れていけないのは、誰かが何かをしてくれているということ。

仕事でも日常でもあらゆる場面で、感謝の念を抱くには、いま、ここ、目の前の行動に対する真摯な姿勢が必要になる。

・一緒に仕事をしてくれるメンバー
・おいしいコーヒーを淹れてくれるスタバのバリスタさん
・きちんと商品を手渡してくれるコンビニの店員さん

普通に過ごしていると気づくことができないような、自分にとっての当たり前に支えている、ごく自然に日常に溶け込んでいる人にこそ、丁寧に感謝を届けたい。

気持ちを行動で示す

どれだけ想っても想うだけでは気持ちは届かない。だから結局、感謝を示すには、行動するしかないのだと思う。

・目を見て「ありがとう」と言葉にする
・その人のための時間を作り、話す
・気持ちをテキストにして送る
・イベントにして感謝する場を作る
・自分がされて嬉しいことを相手にする
・相手が好きなものをプレゼントする

色々なことを書いてみましたが、共通することは、

「相手の気持ちに想像力を働かせて、相手に伝わるように感謝を伝える。」

そんなやさしい気持ちから生まれる、ささやかな一つ一つの行動が、人への感謝を伝えるために必要なことだと思う。



もう一度、自分に問いたい。

「一日、何回感謝してる?」

いつだって、胸を張って、

「いつもたくさん心から感謝してるよ。」

と言える人に、自分はなりたい。



(おまけ)体力、大事。

感謝を伝えるには、自分がどれだけ行動できるかが大切。

行動するためには、肉体的な快活さは、非常に重要だと感じます。疲労感がない、筋肉がある、血流が良い、などなど。cotreeでも一日5分、みんなで簡単な筋トレをする時間を作って、体力向上に努めています。

「健全は精神は健全な肉体に宿る」はずなので、今後も健やかさを大切にしたい。

TOP画像は、いい光が窓から差し込んできた日のコーヒーマグ。普段使っている道具の先にも誰かがいる。有難い。


最後まで読んでいただきありがとうございます。