2日後にnote休むひらやま
生き急いでいるように見える人が、たまにいる。そのままの本人では、きっと気づくことができない。
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人は速度ではなく、加速度を認識する生き物らしい。
ずっと50kmで走っている人と20-80kmを行ったり来たりする人では、自分の速さに対する感覚が異なる。
生き急いで見える人は、ずっと100kmで走っている人だと思う。周りからみると心配になるくらい速いのに、本人はその速さに気づいていない。
100kmで走る人の運転技術が高ければ大丈夫、その人はプロだから。
なんとなく100kmで走り続けている人は危ないかもしれない、事故を起こしたら取り返しがつかないくらいの怪我をするから。
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人から見える社会の速度は加速し続けているように感じる。その速度にあらがうように止まったり休んだりすることは、よくないことだと思ってしまう。
ただ残念ながら、人の心はそんなに早く移動できるようにはできていない。
ごく稀にいるスーパーマンのような人がいる。思考も行動も早く心も置き去りにしない人たち。太陽に近づきすぎると体を焼かれるように、ぼくも昔その光に焼かれたことがある。
SNSで自分に似たスーパーマンが見えるようになって、誰もがスーパーマンにならないといけないような気持ちになってしまう。
そんなことはないのだと思う。
人にはそれぞれのスピードがあり、それぞれの道がある。誰かが進んでいる道に乗り換えることはできても、それはあなたの道ではないから、きっと走りづらいだろう。
急いだりスピードを出しすぎたりすると、走りづらさがわからなくなる。不安や焦りが自分を突き動かしてしまう。
この道を外れたらどこにもいかないかも
前の人も後ろの人も見えない
この道で合っているのだろうか
そんなとき、立ち止まってみてもいいのだと思う。道端に車を止めて、外に出てみて、空気を吸ってみてほしい。
あなたの目の前に広がる景色は?
あなたが乗っている車の色は?
同乗者たちの顔は?
先ばかりみていると、近くが見えなくなってしまう。ふと立ち止まって、近くにある大切なものに目を向けてみてほしい。
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一人で立ち止まるのが難しいのなら、誰かに頼ってもいい。そもそも人生は一人で生きるには長すぎるし、寂しすぎる。
「一人きりで生きていけるほど、人生は甘くない。」という口実で、ぼくはよく人に頼るようにしている。それでいいと思っている。10倍のお返しをするつもりを心に秘めて、いつも頼らせてもらっている。
いつも、ありがとうございます。
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