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#磨け感情解像度 に参加して思うこと

コンテストに参加させてもらった。とても印象的なnoteになったので、参加したときの気持ちと運営の方への感謝、これからのイメージを少しだけ書き残しておきたい。

参加したときの気持ち

書いたnoteはこちら。

6月はずっとこのnoteを書いていた。

書き始めたきっかけは、6月の頭に低気圧の影響を受けて、少しだけ体調を崩したこと。自分の脆さや儚さを考えること時間が多く、書きなぐるような文章を書かずにはいられなかった。表現する場所がなったくなかったことを想像すると、どうなっていたかわからない。

最初に書きあげた2000文字くらいの文字の羅列は、公開できるものではなかった。むき出しの感情をそのままに、読んだ人を傷つけてしまうものだった。公開するつもりで書き始めてなかったから、しょうがないのだけど。

それでも繰り返し書いたり考えたりするうちに、届けたい人がイメージが生まれてきた。

それでも、この文章を届けたい人がいる。

一人目は、昔の自分。つながりと気持ちを失った経験と時間は、いまの自分の糧になっているよ。深い傷は他人の理解する姿勢をつくる一助になっているよ。当時の無意味で無目的な時間は、いまの自分をつくる大切な時間になっているよ。

二人目は、いま困難を抱えている人。希望を失ってもいいから、どうか絶望しないでほしい。前なんて向かずにその場にうずくまってもいいから、道を踏み外さないでほしい。怖くても悲しくても時間が解決することはたくさんあるから、どうか透明な回転扉を押さないでほしい。

止まった時間と透明な回転扉|ひらやま|cotree

もしかしたら、この文章を公開することに意味があるかもしれないと思い始め、毎日書いては消して、消しては書いてを繰り返していた。何回も行き詰まって、書きながら読み返しながら苦しい気持ちにもなった。

散歩したり抱えた気持ちを相談したりして、少しずつ書き進めていった。それでも公開前は不安すぎたので、何人かに下書きを送ってフィードバックをもらった。

でもいま思えば、一連の行為そのものが、自分の感情に対する解像度を少しだけ上げてくれた気がする。具体化したり抽象化したり、確信したり迷ったり、考えたり相談したり、そのすべてに意味があった。大切な時間だった。

運営の方への感謝

こうした機会をもらえて、本当によかった。

正直、最初にこの企画をみたときには、参加するイメージが湧かなかった。運営のお二人が大切に丁寧に運営されていること、参加されているnoteがすてきなものばかりなこと、noteとTwitterのタイムラインでコンテストの文字をみるたびに、参加してみたいと思うようになった。

ただの一個人として、純粋によい文章を書きたいと思って、たくさんの時間を使う体験は、とても豊かだということを改めて感じた。やってみないとわからない感覚だけど、やってみる価値はあると思う。

かなり大規模なコンテストになっていたので、無事に終えられたお二人、ほんとすごい。illyさん、カエデさん、本当にありがとうございました。

(佳作に入れてもらって、うれしさ。。以下もらった書評。)

茨木のり子の引用が刺さる、ひらやまさんらしい1本です。「透明な回転扉」の存在を、否定せず、過度に恐れず、《共存する》。

"ただ透明な回転扉がすぐそばにあっても、共存することはできる。本来あるそれを自覚しただけで、押してしまうまでには大きな距離がある。"

こういう話、「上から目線」ではなく、経験者の「横から目線」だからこそスッと染み込んでくるようなところがありますね。

自覚すること。それが助けになることを思い出させてくれる1本です。保存版。

#磨け感情解像度 『佳作』32選|illy / 入谷 聡

いまやりたいことについて

noteを書いてみて、自分の中の新しい可能性に触れた気がした。もっとリアリティを持ちながら、もっと広がりのある文章を書きたい。もう少し長い文章と物語を書いてみたいと思う一方、圧倒的に自分の力不足も感じるので、勉強と練習をしたい。

noteを書くこと、noteを読むことというテーマは、何度も考えてきた。いま自分の中にあるモチーフは、人の物語を語ったり聴いたりすること。書くことと読むことと、語ることと聴くことには、とても近いものを感じる。

自分の物語を語ること、他人の物語にふれること、相対的な視点を持って再び自分の人生をみつめること。そのよい循環が、書くと読む、話すと聴くの中で生まれていくといいなと思っている。

人の心や気持ちのような、目にみえないけど大切なことを、これからも大切にしていきたい。

すてきなnoteがたくさんあるので、ぜひぜひお読みください〜!




最後まで読んでいただきありがとうございます。