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一番言いたくないことを言う

胸が苦しいときがある。

無意識のうちに弱い部分から目を背けているかもしれない。自覚できないから体が何かに反応してくれているかもしれない。

一番言いたくないことを誰かに言えると、深く思考できる。心の中の重荷を降ろして自分の新しい一面に自覚的になれるからかもしれない。

深い場所にあるもやもやは、簡単には解決できない。劇的な改善も抜本的な改革も、することができない。沈鬱な想いに腰を据えて向き合わなければいけない。


心の気分は変わりやすい。どんなに悪い天気でも晴れる日は来る。ずっと降っていた雨も止むときが来る。

待つだけでは苦しすぎるから、できることをやっていくしかない。

この前、cotreeのカウンセリングを受けた。人に関することを相談した。人がすきで人を支えたいと思っている自分が同じく人のことで悩むのはおもしろいと思った。


良い人にはなりきれないから、きらいな人もいる、苦手な人もいる。すきな人の中にも気になる部分はある。そういうことは普段から正直に話すようにしているけど、気づくと話せていないことがたまっている。

自分が無意識のうちに押し込めていた感情に気づくことは、自分を少しだけ広げてくれる。

だから自分の嫌なことに気づけたときは、チャンスだと思っている。ちくちくした痛みを静かにみつめられれば、いつもと違った自分に出会えるかもしれないから。

胸が苦しいときがある。

でも一人じゃないと思うだけで前を向ける。

一人でだめなら誰かに相談してみる。ちょっと難しそうなら、カウンセラーさんに話してみる。オプションを思いつけるだけでも、少し気が楽になる。

どうせ簡単には解決しないから、時間がかかってもいいように体と心を整えておく。

元気なときでも大変なときでも、それくらいのことしかできないから、それくらいのことを精一杯やっておきたい。



最後まで読んでいただきありがとうございます。