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良いnote

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個人的に、とても個人的に、いいな、と思ったnoteを集めるマガジン。
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2022年7月の記事一覧

「良識的な判断」についての思索メモ

個人的に最近興味のあるテーマについてのメモ。 最近、頭が良いはずの人々が、集団になった瞬間に、現実と全く噛み合っていない行動を繰り返す、という行動パターンの話を集めるのを趣味にしている。白饅頭さん的に言えば「壮大なドッキリ」というやつだ。 * このテーマへの関心に明確に気付いたのは、たまたま参加したイベントで、経産省の人や健康保険組合の人が健康経営について対談しているのを聞いたのがきっかけだった。健康経営は「経営資源のヒト・モノ・カネのうち、ヒトに投資することで長期的な

衰退が確定した国におけるプランB

経産省の「未来人材ビジョン」はとてもよく書けていて、日本の現状を突きつけるものだった。 https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220531001/20220531001-1.pdf 残念だけど、日本はすでに詰んでいて、今後も停滞が続くと個人的には思っている。僕がその見識を信頼する人たちも、大声では言わないけれども同じような意見だ。 なぜ詰んだといえるのか。いろいろな理由はあるけれども、一番深刻なのは高齢化と硬直的な人事制度だと思う

それはよくある話かもしれないが⑫

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大きな事件があったとき、私たちが心を守り、社会のレジリエンスを大切にするために

安倍元首相の事件について、さまざまな報道やSNSでの情報が流れています。 事件自体は、その人に対してこれまでどんな感情を持っていたとしても、誰もが傷つきうる可能性の高いことです。 誰もが知っている有名な人であったり、一国の首相を務めた自分たちの暮らす国と密接に関わる人である場合、より広範囲に、誰もにとって影響が起こりえます。また、「コレクティブトラウマ」という集団としての傷ともなり得ます。 このような時に心が傷つくことはとても自然なことです。 「誰もが傷つく可能性があり、集