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ひらやまのエッセイ

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つらつらと書き綴るエッセイ。
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2019年7月の記事一覧

30日間、毎日エッセイを書いて思うこと。  #ひらやまのエッセイ

7月の始め、ふと思い立ってエッセイを書き始めて30日。 30日チャレンジの一環で取り組んでみて、見事に色々な気付きが得られたので、ここで振り返ってみようと思います。 数字的な振り返り書いたnote数:31 スキ数:870 たくさんスキをもらって、本当にありがたい。どこの馬の骨ともわからない一人のエッセイが多くの人に読まれていると、とても不思議な感覚です。ありがとうございます。 書いたnoteたち(30記事)#00 ひらやまのエッセイ、はじめました。 33 #01 響く

#30 メタ認知と没頭について

自分を俯瞰することは、良い面も悪い面もあります。最近感じることは、もっと没頭する機会があってもいいなということ。 時間を忘れるほど楽しい 一日中ずっとしていたい 他のなによりもそれがしたい そんなことが一つでもあれば、その人の一生は楽しいものになる気がする。 自分のメタ認知*1 を吹き飛ばすくらいすきなものに没頭する。評価や結果ではなく楽しみために没頭する。 そんな少年のような純粋な心が、実は一番大事なんじゃないかと思います。 それでは、また。 2019年7月30

#29 「生き方」をすきになることについて

同じものを見ても同じテーマでnoteを書いても、人が違えば全く違うアウトプットになります。 ずっと不思議に思っています。 人はひとりひとりどうしてこんなにも違うのか、分かり合えそうで分かり合えないのか。 人への興味は尽きないから、人と自分の深淵を覗いてみたいと思うのです。 人と人との分かつ大きなものの一つに「生き方」というものがあります。 肩書きとかすきなものとかではなく、もっと大きな人生というものの捉え方の話。 どう生きて、どう死ぬのか 何をみて、何を感じるのか

#28 「普通」の呪いと解放について

普通という言葉には、人を捕らえてしまう普遍的な意味があるのかもしれません。(普通の辞書的な意味は以下。) いつ、どこにでもあるような、ありふれたものであること。他と特に異なる性質を持ってはいないさま。 しかし人はひとりひとり圧倒的に違うので、普通の人など、一人もいないのです。 「普通の人」という言葉は、人のことをひとりひとり見ていないと感じます。 普通になりたいと願ったとしても、それは叶わぬ願いなのです。どれだけ努力しても誰かと同じになることは出来ず、あなたの持つ個性

#27 自己開示の扉について

一番近くて、一番わからない人が自分だと感じます。 自分を知るためには色々な経験が必要だと感じてさまざまなことをする人がいます。かくいう自分も旅に出たり1週間閉じこもってずっと考えたり、色々なことをやりました。 やってみて思うのは、魔法のように簡単に絶大な効果を得られることはないということ。自分を理解してスマートに見える人でもその背景には絶え間ぬ努力があるように感じます。 * 自己開示は「自分を開いて示す」と書きますが、その通りだと思います。 自分の中の奥の閉ざされた

#26 一人になりたいことについて

一人になりたいときがあります。 普段は人と話すことはすきなのですが、その揺り戻しのようにつながりを切りたいときがあります。 自分の世界に入ってしまって、深く深く自分のことを考えてみたい。自分の中で何かが詰まっている気がして、詰まりを取りたい。 たくさんの情報をインプットしたり、人も話すことでは見えてこない一面が、自分の中にはあります。 誰かと話せない時間は、自分と話す時間なのかもしれません。普段見過ごしてしまっている自分の小さな変化に正直になってあげる時間なのかもしれ

#25 noteへの熱量について

最近、noteに対する熱量というものを考えています。 なんでそんなにnoteがんばれるの? 更新ペースすごい! たくさん記事を読んでてすごい! こんな言葉をもらう度に考えてしまいます。 熱量は高いほうがいいのか。 熱が冷めてはいけないのものなのか。 そもそも熱量ってなんだ。 色々な方のスタンスがあると思いますが、自分はどちらでもいいと思うのです。熱量が高くても低くてもそのときの自分を表現できれば、それでいいと思うのです。 書きたくなったら書けばいい 書きたくなかった

#24 視点のずらし方について

困ったとき、自分の視点をずらすことを大切にしています。 このつらい状況はいつまで続くのか 目の前の出来事は人生のうち何%なのか この先10年で何をしたいのか いまの自分を相対化してあげる。いまの環境を絶対視しない。すぐには難しいかもしれないけれど、少しずつ良くすることができると信じてあげる。 未来に明るい展望を持たなればいけないかでいうとそんなことはありません。ただ未来の展望を描いてみる姿勢は、あった方が良いと思うのです。 未来は誰にもわからないので、自分の意思によっ

#23 新しきを彫刻することについて

新しいことをはじめるときは、彫刻家のような気持ちを大切にしています。 石や木の掘られたい形が見えてきて、その通りに形にするだけ。自分の感情やエゴよりも、向き合うもののありたい姿のために環境を整えてあげる。 ただ入り口をつけるだけ ただつながりをつくるだけ ただきっかけをつくるだけ みんなが何かをはじめたがっている。変化したがっている。ただきっかけややり方がわからないだけ。 その流れを見極めて動きやすいようにしてあげる。つまずきそうなことがわかっていたら、それとなく教え

#22 相談を受ける難しさについて

人の話を聞くことは、難しい。 一見アドバイスを求めているようでも話を聞いてほしいときがあり、傾聴だけでは物足りないときもある。 言葉のニュアンスで人を傷つけることがあれば、心のこもった一言で救われるときもある。 人と人との深い関わりにおいて、セオリーは存在しない。科学的に多くの場面で有効だとされる手法があっても、それでは上手くいかない場面も平気で存在する。 目の前の一人への配慮や尊重を欠かしてはいけない。 一つ一つの出会いの、一回一回の相談の、一言一言の会話の、尊さ

#21 変化について

あらゆるものは変化し続けています。エントロピーが増大し続けるように、世界も社会も人も変化をしてゆく。 変わってしまったものを見たとき、 「あぁ、変わってしまったなぁ」 と感じることがあります。一方で大切なものに対して、 「これは一生守りたい。」 と強く願います。 自分自身の中にも変わりたいこと、変えたくないことがあるので、気持ちはわかるのですが、変化をしていくことは決まっていることであるとも思います。 だったらせめて、 「どう変わっていきたいか?」 というこ

#20 人を理解することについて

ずっと人を理解するとはどういうことなのかを考えています。 その人のどこをどれくらい知れたら、その人のことを理解したことになるのか。 人が抱える悩みは、構造化するとシンプルになりすぎてしまうように思うのです。 ・働きすぎて退職して新しいことに気づいて転職した ・いまに不安があり変化したいけどどうしたら良いかわからない。 ・何かに熱中したことがない。けどいまの生活に不満があるわけではない。 よくあるケース、比較的抱えやすい問題構造は一般化できるのかもしれません。 しかし

#19 ベーグルの穴と遺伝子について

ベーグルっておもしろいですよね。穴が空いているのですよ、真ん中に。 何十年も作られ続けているのにだれも中を塞ごうとしてこなかったんですよね。ベーグルの中に歴史の積み重ねを感じます。 ペットボトルの蓋やトイレットペーパー、ハバネロの瓶をみても、同じような感覚を覚えます。 遺伝子と同じなのかもしれません、ベーグルの穴は。 脈々と受け継がれてゆき、頻度は高くないけどたまに食べたくなる。中にはベーグル屋さんを開きたい、毎日食べたいと思うくらいだいすきな人がいる。ぼくもすきなん

#18 明かされない言葉について

シェアリングエコノミーが推進され、カジュアルに自分の考えをシェアしていく時代ですが、シェアすると同じぐらい、明かされない自分だけの言葉を持つ重要性を感じます。 自分のためだけの言葉 他人に語るためではない言葉 奥に秘めてぎらりと光る言葉 簡単に言葉にせず、自分の奥の方で時間をかけて何度も何度も考えることで、その言葉には、自分にとって特別な意味がつきます。 誰にも言えない大切な思い出 熱望する強くやりたいこと 長い人生においても変えたくない信念 人が持つ言葉はわかりやす