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特別支援級に通わせて、うちの子はいじめられないか…?不安いっぱいの小学校入学!

自分の子供がいじめられたら…

未就学の子の親御さん、考えたことはありませんか?
もしそうなったら…、不安で不安で仕方ありませんか?

私はとても不安でしたよ。

ニュースやドラマで目にするいじめの光景。自分の子がそんな目にあったら…、想像するだけで痛ましい。
想像の中では、私はあらゆる手を使って自分の子をいじめた犯人を特定し、後先考えずに胸ぐらつかんで気のすむまで罵倒し続けることでしょう!(…笑えない?) 

私の子供は発達障害の診断を受けたのち、発達支援施設で療育を受けさせていました。
小学校に上がる際、普通級と特別支援級の選択肢がありました。

普通級に通わせることもできなくはなかったのですが、マイペースで人が多い場所が苦手な本人の特性を考えて、最初は特別支援級からスタートさせ、徐々に普通級に混ぜていく機会を設けて最終的に普通級で小学校を卒業するようなイメージで考えていました。

もし普通級が無理そうなら、別の進路を考えようと思っていました。「普通に育てる」のは、諦めて、うちの子に徹底的に合わせた育て方をしようと決意したのを覚えています。


幸い、マイペースなうちの子を周りの子も受け入れてくれて、いじめは今のところありません。

ただ、これから小学校に上がるお子さんを持つ親御さんは不安ですよね。
本記事では、特別支援級といじめについての内容をまとめたので、ぜひご参考にしてください。



特別支援級でのいじめの実態と識別方法

特別支援級の子どもたちは、いじめのリスクが一般の子どもたちよりも高いかもしれません。

特に、身体的な特徴や学習障害などが理由で、いじめの対象になりやすいです。いじめを見分けるには、子どもの行動の変化に注目することが重要です。

例えば、急に学校に行きたがらなくなったり、急に無口になるなどです。

うちのこも、嫌なことがあってもあまり口にはしません。そもそもその嫌なことで自分がイライラしていることに気が付いていない可能性もあります。

ある程度年齢を重ねて、自分の気持ちや状況の整理ができるようになるまで、親が気づいてあげる必要があるかもしれません。


① いじめの形態

特別支援級で見られるいじめの形態には、言葉の暴力、身体的暴力、オンラインでの嫌がらせなどが含まれます。これらは、子どもたちが自分の障害や症状を理由に他の子どもたちから攻撃されることがあります​。

文部科学省の調査結果でも、小学校でいじめを認知した学校数は9割弱に上り、どの学校に行ってもいじめのリスクとは隣り合わせなのが実態です。



データ参照元:児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要(文部科学省)

また、調べたところ、通常学級と特別支援学級とを分けて、いじめについての実態を調査した論文があり、それによると、いじめ被害にあった者のうちで「先生に知らせた」割合は、通常学級では小学校で約25%、中学校で約15%であり、特別支援学級では小学校で約50%、中学校で約42%。

通常学級は特別支援学級よりも生徒数が多く、先生との距離感が遠い可能性があります。

私はこの結果は、特別支援学級から普通学級に移行したときの、いじめに対するリスクが高まることを示しているように考えました。
データ参照元:いじめ被害の実態と教師への援助要請 : 通常学級と特別支援学級の双方に注目して(加藤 弘通、他著)

② いじめのサインと初期対応

いじめの初期サインとしては、子どもが孤立している様子や、学業成績の急激な低下、不安や抑うつの兆候が見られます。これらのサインが見られた場合、速やかに学校のカウンセラーや教師に相談し、適切な対策を講じることが求められます​。

③ 学校の先生と親の連携

親は学校での子供の様子がわからないので、先生とコミュニケーションを取ってこまめに情報共有する必要があります。

うちの子の学校では連絡ノートや面談の際に子供の様子を聞いています。

特に小学校入りたての頃は、私が会社に行く前に学校まで送っていたので、ついでに先生の所に行って子供の様子を聞くようにしていました。

先生と良好な関係を築くと、子供にも親身に接してくれるように感じます。

ただし、ここだけの話、先生にも当たりはずれはあるものです。

たまたま、最初のうちの子の担任の先生は特別支援級の経験が何年もある方でした(当たりでした!)が、今の担任の先生は若く、特別支援級の担当が初めてで、言い方がきつく高圧的。

厳しくしているとも取れますが、発達障害の子は厳しくしつけをしてもあまり効果が出ずに逆効果になることが多いです。

様子を見ながら対応していきたいと考えています。

④ 支援センターとの連携

いじめ対策には、学校だけでなく、地域の支援センターや専門機関との連携も効果的です。専門的な知識やリソースを活用し、子どもや家族に適切なサポートを提供することができます。

⑤ ストレス反応と対応策

特別支援が必要な子どもは、ストレスに敏感であることが多く、いじめに遭遇するとその影響を深刻に受けることがあります。これに対処するためには、親や教師が子どもの感情を理解し、適切にサポートすることが求められます。また、必要に応じて心理的なサポートを受けることも一つの方法です。

このように、特別支援級でのいじめは多面的な問題であり、それには多方面からのアプローチが必要です。教育現場での注意深い観察と早期介入、家庭でのサポートの強化が、これらの問題に効果的に対応することが求められます。また、必要に応じて地域社会や支援センターとの連携を深めるも効果的です。

いじめ対策の実際的なステップと支援プログラム

特別支援級の子どもたちをいじめから守るためには、具体的なステップと計画的な対応が必要です。

① 個別支援計画の策定

個別支援計画(IEP)の策定は、特別支援が必要な子どもの学習と成長を支える基盤です。 この計画には、教育の目標、必要な支援、具体的な介入方法が含まれています。この計画を通じて、子ども一人ひとりのニーズに合わせた教育が提供されます。

② コミュニケーション支援ツールの利用

特別支援級の子どもたちの中には、コミュニケーションの障害を持つ子もいます。コミュニケーション支援ツールの利用は、これらの子どもたちが他者と効果的にコミュニケーションを取る手助けをします。 例えば、ピクトグラムや音声出力デバイスなどがこれに該当します。

③ 学習支援と教育課程

学習支援は、特別支援級の子どもたちが学業で成功を収めるために不可欠です。教育課程を彼らの能力やニーズに合わせて調整し、個別の学習プランを作成することが重要です。このアプローチにより、子どもたちは自分のペースで学び、成長することができます。

④ 専門家の介入方法

時には、外部の専門家の介入が必要な場合もあります。心理学者、言語療法士、特別教育専門家などが、いじめ問題に対処するために学校に協力することがあります。これらの専門家は、具体的な問題解決の手法を提供し、教育現場での対応を支援します。

⑤ 親としての心構え

親としては、子どもが学校で安全に過ごせるようにするために、積極的に関与することが大切です。学校とのコミュニケーションを保ち、いじめの兆候に気をつけること。また、子どもが自宅で安心して話せる環境を整えることも重要です。これにより、子どもが学校での問題を開けっ広げに話せるようになります。

これらのステップを踏むことによって、特別支援級の子どもたちが直面するいじめの問題に効果的に対処し、彼らが健全な学習環境で成長できるよう支援します。

長期的な見解と改善策の提案

特別支援級でのいじめ問題に対する長期的な視点と、それに基づく具体的な改善策を探ります。教育システム全体での変化や、社会的な意識の向上が求められています。

① 社会的受容度の向上方法

社会全体での障害への理解を深め、受容度を高めることが重要です。 これには、メディアを活用した啓発活動や、障害者を正しく理解するための教育プログラムの拡充が含まれます。障害者に対する偏見を減らすことが、いじめを減少させる一つの鍵となります。

② 教育政策の改善提案

教育政策においても、特別支援級のニーズに特化した改善が必要です。法的な保護を強化し、教育資源の配分を見直すことが求められます。 特に、個別教育計画の質の向上や、教師の特別支援教育に対する理解と訓練を強化することが重要です。

③ 支援システムの連携強化

地域社会、学校、保護者が連携を強化し、一貫した支援システムを構築することが必要です。子どもたちが必要とする各種サービスがスムーズに提供されるよう、関連機関間の情報共有と協力が重要です。

④ 将来の研究と政策方向

将来の研究では、特別支援が必要な子どもたちに対するいじめの長期的な影響をさらに詳しく調査し、それに基づいた政策提案が必要です。また、効果的ないじめ防止プログラムの開発とその普及に向けた取り組みが求められます。

⑤ 子どもを守るための親の行動

最後に、親として子どもを守るためにできることは多岐にわたります。学校との連携を保ち、子どもの日常を注意深く観察することが大切です。また、子どもが抱える問題について開かれたコミュニケーションを持つことで、いじめに対処する手助けをすることができます。

これらの改善策と視点を持って、特別支援級の子どもたちが直面するいじめ問題に対処するための基盤を築くことができるでしょう。社会全体での意識の変化と、具体的な行動が必要です。


まとめ|特別支援級でのいじめ問題への対応

いじめの実態と識別方法

特別支援級の生徒は、いじめに遭いやすい傾向にあります。いじめを早期に識別するためのサインとしては、学業成績の低下や孤立する様子などがあります。

いじめ対策の具体的ステップ

個別支援計画の策定、コミュニケーションツールの導入、学習支援の提供が重要です。

長期的な見解と改善策

社会全体の障害理解を深めること、教育政策の改善、支援システムの強化が必要です。



親は子供の様子をしっかり観察し、子供の発するシグナルを見逃さないことが必要になってくるのではないでしょうか。

なんか最近イライラしているなぁ…とか、落ち込んでいるなぁとか。

うちの子は新しい環境がストレスなため、春先はいつもストレスをため込み、頻繁におもちゃや文房具などの買い物をねだります。

(大してほしくもないのに、買い物することでストレス発散しているのだと思います。大人の衝動買いと同じかなとみています。)



子供の様子の変化を受けて、私と嫁がやっていること。

  • 学校やデイケアサービスの先生に子供の様子の聞き取り

  • トラブルの兆候がないことを確認すること

  • 子供へのヒアリングを通してストレスの原因を特定すること

  • ストレスのケア

トラブルが起きたら、学校やデイサービスの関係者に相談しますが、それでも問題解決できないことも多いようですね。
うちの子は今のところは大きなトラブルもないので、引き続き頑張ってもらおうと考えています。

親としての私の目標は、うちの子が経済的にも精神的にも自立して生活できるように、成長のサポート、支援をすることです。

発達障害の診断を受けた時に、「障害」というキーワードに私は絶望しました。
私と同じような学歴、私ができなかったことを子供に実現してもらおうとの思いを持っていましたが、そういった思いは捨てる必要がありました。

今思えば、自分の後悔を自分の子供に押し付けて解消しようとしていただけで、そんな独りよがりな思いはさっさと捨ててよかったと思っています。

発達障害はまだ一般的に理解が浅く、発達障害の診断を受けて私と同じように絶望し、なかなか現実を受け入れられない親御さんも多いようです。

ただし、子供のためを思えば、なるべく早く現実を受け入れ、はなるべく早く療育を受けさせる必要があると考えています。

ブログもやっており、noteに公開していない記事もあるので、ぜひご覧になってください。↓↓



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