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現地アルゼンチンで、タンゴのパートナー探しの旅

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現地アルゼンチンで、パレハ(パートナーの意)探しに日々悪戦苦闘する物語
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【アルゼンチンタンゴ】ボクのパレハは何処へ?パレハ探しの長ーい旅(5)ー超利己的なDさん現る!

【アルゼンチンタンゴ】ボクのパレハは何処へ?パレハ探しの長ーい旅(5)ー超利己的なDさん現る!

大好評の「ボクのパレハは何処へ?」シリーズ第5弾。

前回のお話はこちら。

今の環境を全て変えてみようと決意し、それまで通っていたお気に入りのタンゴ学校(CANELO TANGO)に一切行かない代わりに、違うクラスをたくさん覗いてみた。

ファクンド&バネッサ(Facundo & Vanesa)という有名な先生のクラスを、友人と一緒に取っていたが、次の週から、その友人がブエノスアイレスを離れてし

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【アルゼンチンタンゴ】ボクのパレハは何処へ?パレハ探しの長ーい旅(4)ーこのモヤモヤって失恋!?

【アルゼンチンタンゴ】ボクのパレハは何処へ?パレハ探しの長ーい旅(4)ーこのモヤモヤって失恋!?

大好評の「ボクのパレハは何処へ?」シリーズ第4弾。

前回のお話はこちら。

その前に、、、

一般的に、「パレハ(pareja)」というと、「esposa(妻)」や「novia(彼女)」という意味(男性に対して使うと、「夫」や「彼氏」)になるため、

「パレハ・デ・バイレ(pareja de baile)」(日本語で「ダンスのパートナー」の意)

の方が正しい、とのご指摘を受けた。(なるほど!)

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【アルゼンチンタンゴ】ボクのパレハは何処へ?パレハ探しの長ーい旅(3)ーBさんから学んだこと

【アルゼンチンタンゴ】ボクのパレハは何処へ?パレハ探しの長ーい旅(3)ーBさんから学んだこと

大好評の「ボクのパレハは何処へ?」シリーズ第3弾。

前回のお話はこちら。

「あの子(Bさん)と踊らなくちゃいけないの?」

とAさんに聞かれた時、

反射的に

「いや、そんなことはない」

と答えてしまった。。。

今思うと、その時は少し感情的になっていたので、そう答えてしまったのだろう。

Bさんの方を何回も向いても、こちらに気づかなかったので、結局、Bさんに断りをいれずに、Aさんと踊って

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【アルゼンチンタンゴ】ボクのパレハは何処へ?パレハ探しの長ーい旅(2)ー早くも三角関係?

【アルゼンチンタンゴ】ボクのパレハは何処へ?パレハ探しの長ーい旅(2)ー早くも三角関係?

大好評の「ボクのパレハは何処へ?」シリーズ第2弾。

前回のお話はこちら。

Bさんはいつもミロンガが終わる前に一人で帰ってしまうので、

一緒にミロンガを出ることは初めてだった。

「ミロンガの後、話すって、何だろう?」

と、ちょっとドキドキしていたが、

どうやら、彼女は結構真剣に考えていたようだ。

結局、彼女の回答は、

「Si(Yes)」

だった。

「スンデルランドは結構遠いので、

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【アルゼンチンタンゴ】「パレハ(pareja)」という概念ー友達以上?恋人未満?昼ドラ以上のドロドロな世界

【アルゼンチンタンゴ】「パレハ(pareja)」という概念ー友達以上?恋人未満?昼ドラ以上のドロドロな世界

自分はインドでタンゴを始めて、2018年5月に一人でアルゼンチンのブエノスアイレスに来た。

ここに来て、強く感じたのは、「パレハ(pareja)」という概念。

「パレハ」とはスペイン語で、日本語で訳すならば、「ペア」や「パートナー」という意味だ。

一般的には、「恋人」や「配偶者」という意味で、「パレハ」を使うものの、タンゴ界では、基本的に「ダンスパートナー」という意味になり、若干ニュアンスが

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【アルゼンチンタンゴ】ボクのパレハは何処へ?パレハ探しの長ーい旅(1)

【アルゼンチンタンゴ】ボクのパレハは何処へ?パレハ探しの長ーい旅(1)

前回紹介したように、アルゼンチンタンゴ界で「パレハ(pareja)」と言うと、いくつか意味があるが、ここではあくまで「練習のためのダンスパートナー」という意味で、使っている。

正直、それ以上の域に足を踏み入れる勇気は、まだない(笑)。

一人でブエノスアイレスに来てしまった自分は、練習するために、パレハを探すしかない。

やはり、本場のブエノスアイレスに来ると、上手い人はたくさんいるので、「うま

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