【プロ野球】石川柊太投手のFA移籍が決定・・・想定内のソフトバンクと火中に飛び込んだロッテ
1.はじめに
今月11日、国内FA宣言していた前ソフトバンクの石川柊太投手をロッテが獲得した。報道によると、3年契約で6億円という条件で合意したとの事だが、単純に年俸として計算すると2億円となる。今季、日本人で年俸2億円(推定)以上の投手は約18名おり、この条件を提示したロッテは今後3年間、石川投手をチームのエース格として保有する事を覚悟の上、獲得を決めたと言える。
2.「放出は既定路線」のソフトバンク、「不良債権」に手を出したロッテ
石川投手のロッテへの移籍が決定し、今季まで所属していたソフトバンクは表面上はFA宣言後の残留を認めていたとしているが、今季の石川投手の起用や扱い方から推測するとそのコメントは鵜呑みにはできず、内心ではホッと一安心している様子が想像できる。計算通りに石川投手の移籍が決まるよう、残留する際の条件は相当低い提示をした事が予想される。
一方、このクラスの投手を3年契約で獲得したロッテは、今後難しい舵取りを覚悟する必要がある。石川投手を先発として起用する方針のようだが、近年のパフォーマンスではシーズンを通してローテの一角を担う活躍は極めて可能性が低い。さらに、序盤に打ち込まれて早々に降板するケースも少なくなく、当然7〜8イニングを投げ切るようなチームが必要とするイニングイーターとしての役割は到底望めない。
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