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【プロ野球】2024年度 セ・リーグ新人選手即戦力度評価

1.はじめに

 昨年のドラフト会議では、セ・リーグ全6球団から支配下で計33選手、育成では計23選手が指名され、指名全選手が入団する結果となった。
 今回は、「即戦力」として今季中にチームにどのくらい貢献可能なのか、シーズン開幕前に高卒新人選手を除いた昨年のドラフト指名選手を評価した。高卒新人選手は即戦力としては考えず、育成に重点をおく球団が多いため、評価対象から外した。実際にプレーを視察した選手、映像で動きや性格を確認した選手など様々だが、各球団にマッチするかも含めて評価。多くの既存の選手に、前年からの大幅な成績アップは見込めない中、新人選手は期待値と実際の結果の波が大きく異なるケースもあり、予想以上の働きを見せればチームの勝利数も増える。早い段階で自らの実力を示す事ができれば、先入観のない首脳陣からの期待は大きくなり、試合での起用も増えて、今季の活躍の可能性は高くなる。
 セ・リーグ各球団の新人選手は、今季どのくらい戦力として貢献できるのか、主な選手の寸評と即戦力対象選手の評価を記した。また、各選手の今季に活躍する姿を思い浮かべると、個人的な考えで投手を中心に「配球や投球フォームなどをこうしたら、もっと活躍できそうだ」と、本題とは脱線気味になるのを承知で、一部の選手ではあるがコメントした。その選手のバックグラウンドも知らずに記入しているので、あくまで「個人的なコメント」と捉えてもらいたい。
*高卒1年目の選手は評価の対象外。

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