モノを減らし、幸せを増やす - ぼくたちに、もうモノは必要ない。
かつて私は、「モノは多いほうが選べるから幸せ」と思っていました。
特に服、カメラ、本は尋常じゃないほど持っていました。
クローゼットとタンスは服でパンパン、スーツは8着。
カメラは、使わないレンズを防湿庫にいれてコレクション。本は屋根裏収納にてんこ盛り。
そんな状態、私たちにとってはよくあることでじゃないですか。
誰でも思い当たることがありませんか?
例えば女性ならカバン。カバンをたくさん持っていて、もう片付けられないほどになっている人がいませか。
そして、男性なら靴。靴もたくさん持ってしまいがちなアイテムですよね。
そんな私に転機が訪れたのは、2020年4月。
転職したのを機に、2週間の休みがありました。その時にこの本を読んで、それから数か月かけて徹底的にモノを減らしました。
その結果、幸せになることができました!
正確に言えば、幸せを感じとれるようになりました。
その影響のもとになったのが本書です。
まず、目次を引用します。
第1章 なぜ、ミニマリストが生まれたのか?
第2章 なぜ、モノをこんなに増やしてしまったのか?
第3章 捨てる方法最終リスト55!!
第4章 モノを捨て、ぼくが変わった12のこと
第5章 幸せに「なる」のではなく「感じる」
以上の5章立てです。
ミニマリストとは
まずミニマリストとは、
ミニマリストは、ただ他人の目線だけを気にした「欲しい」モノではなく、自分が本当に「必要」なモノが分かっている人。大事なものが何かわかっていて、それ以外を「減らす」人のことだ。
と著者は主張しています。実は、以前の私はマキシマリストでした。
買っても買っても、買った瞬間は幸せを感じるのですが、すぐに飽きてしまい、また買うということを繰り返していました。
それを続けていくなかで疲れ始めて、「なんか、自分が求めているものと違うな」と思いました。
その時に、この本を読んで「これだ!」と思いました。
昔は、モノの消費が幸せにつながっていましたが、今の時代はそうではないですよね。
本書ではミニマリストが生まれた3つの条件として、
①増えすぎた情報とモノ
②モノを持たないで済む、モノとサービスの発展
③東日本大震災
という3つが挙げられています。
東日本大震災のときは、溜め込んでいたモノが地震によって凶器になったと述べられています。
確かに地震の多い日本では、モノをたくさん持つのはリスクが高いですよね。
モノの処分
私は数か月かけて、すごい量のモノを処分しました。
セカンドストリート、メルカリ、ブックオフなどを使いモノを売りました。
服は8着あったスーツは3着だけにして、カメラは防湿庫を売って、手軽なサイバーショットと一眼レフにレンズ1本だけ、本は手元に置いておきたい5冊だけを残して、それ以外は処分しました。
捨てる時に参考にした本は、この本の第3章を参考にしても良いのですが、私はこんまりさんの「人生がときめく片付けの魔法」式で片づけました。
持ってみてトキメキを感じるかを判断基準にして、片づけをしました。
私が勢いよくモノを処分するので、嫁は私が自殺でもするのではないかと心配したそうです。(笑)
モノを減らした結果
モノを減らしてみると、あらビックリ第5章で書いてあるとおり、幸せを感じれるようになりました。
しかもモノを捨てたからといって、何にも生活に困ることはありませんでした。
幸せを感じられるようになった理由はいろいろとあると思います。
本書では、
ポジティブ心理学の1人ソニア・リユボミアスキーは人の幸福の50%は遺伝、10%が環境、残る40%が日々の行動に左右されると主張している。
と書かれています。
モノを持つことは、幸せの10%にしか影響しないんです。
わたしが感じたのは、モノを減らしたおかげで行動が軽くなったと思います。
モノが少ないので迷うことがなくなり、行動的になれたのだと思います。
その意味で40%の日々の行動が充実して、幸せを感じれるようになったのでしょう。
私は、それ以降もミニマリストに関する本を読みつづけ、「スマートサイジング」という本にも出会いました。
ミニマリストからマキシマリストにリバウンドすることなく、まだミニマリストのままです。
この体験をしてしまうと、もうマキシマリストに戻ることはありません。
だって、ミニマリストの方が生活が楽ですから。
モノを減らせば、幸せが増えるんです。
この生活はとても快適で幸せです。
もし、まだ大量にモノに囲まれている生活を送っているのでしたら、ぜひこの本を読んでみてください。
ものすごいインパクトがあります!
モノを減らしただけで幸せが感じられるのですから、一石二鳥!
私も実践したので、間違いありません。
これからの消費
私はもうモノを増やさないでおきます。
ただそれでも、当然ですが買い物をする必要はあります。
その時に私が心がけたいのは、エシカル消費です。
エシカル消費とは、SDGsの「12つくる責任 つかう責任」の達成に通じています。
より詳しくは、消費者庁に説明がございますので、こちらをご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
それでは、また。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?