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頼れる安心、頼らなきゃいけない不安の話


少しだけ僕のことを話させてもらうと



僕は2001年2月に保険業界に転職して
今年22年目を迎えることができました。



転職当時30歳という歳もあってか結婚や
出産を機にした保険相談が多かったです

あれから21年。


当然のことですが僕が歳をとれば
皆さんも一緒に歳をとるわけでして


さすがに結婚や出産を機にということは減り
健康診断で指摘が増える歳になった?のか
医療保険や介護保険の相談が増えてきました。


40代半ばからそんな変化を感じた事もあり



保険の仕事に長く携わり続けるために僕は
介護の勉強をしておく必要性を感じたので



2018年介護職員初任者研修を受講しました。


クラスの大半が介護業界で現役の方々で
異業種からの受講者はごくわずかでした。


分厚いテキストに聞き慣れない専門用語
最初は不安しかなかった記憶があります。


たったひと言が、きっと支えになる



その時の受講者にともに65歳のご夫婦が
いらっしゃってめちゃ元気なお2人でした。


クラスの女性は理想のおしどり夫婦だと
言ってましたがご主人と話す限りでは


母ちゃん天下でしたけどね。


初日の自己紹介で受講理由を一人一人
発表する機会があった時にその奥様が


施設に入れるほどのお金も無いので
お互いで面倒見なきゃいけないから
介護の勉強するために申込みました。


ご主人に「素敵なご夫婦ですね」と言うと


いやいや、ウチは子供達には頼れないから
自分達で何とかしないといけないからね。


それは親心なのか親子関係がよくないのか
ご主人に深くはお聞きしませんでしたが
何だかちょっと切ない気持ちになりました。


「もしも介護が必要になった時」


実際のところこれって親子の会話としては
切り出しにくい話題ではありますよね。



だけどわが子から、何かのタイミングで

いつでも頼っていいからね。


このひと言がわが子から聞けるだけでも
親にとって心の支えになるんじゃないかと。


どうですかね?


ホントは頼りたいけど頼れない。


親子だからこそ

親心だからこそ

言えない気持ちもあると思うのです。


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