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20年でそんなに増えたの?な話

とにかく増えたんです。

世界の国々の中で国の「高齢化率」が
ぶっちぎり独走状態のニッポン国では


40歳になると「介護保険料」という
名目でしれ〜っと徴収が始まります。


給与からしれ〜っと天引きされる
介護保険制度は2000年にスタート


2000年と言いますと「TUNAMI」
「らいおんハート」「桜坂」など

ミドル世代がカラオケで我さきにと
リモコンを取り合った大ヒット曲が
次々と世に登場した素敵な年でした。

そんなミドル世代の多くがカラオケで
浮かれてる中しれっと介護保険制度
誕生しスタートしていたのであります。


40歳の頃は介護なんかまだ先の話で
想像もつかず腑に落ちませんでしたが

僕自身が50歳を超えた今では、もっと
財源ふやさないといかんでしょうもん!
などと制度の将来を危惧するあり様です。

だって20年でいろいろ増えてますから
制度の維持に当然に不安を抱く訳です。

いったい何が増えたのかを挙げますと

例えば

①65歳以上人口

2000年:約2,165万人が
2021年:約3,640万人に。
出典:総務省統計局2021年9月15日現在推計

約20年で約1,475万人の増加です。

因みに九州・沖縄の全人口の合計が
約1,450万人なのでほぼ同数ですよ。

九州全人口とほぼ同人数が高齢者に。

②要介護認定者数

2000年:218万人
2021年:679万人に。
参照:厚生労働省:介護保険事業状況報告R3.1

約20年で約3.1倍
③国の介護費用

2000年:約3.2兆円が
2020年:約10.7兆円に。

参照:厚生労働省2020年「介護給付費等実態統計」

約20年で約3.3倍

その他に増えたものが多々ありますが
これ以上列記すると10000文字超えに
なりそうなのでここらでやめときます。

要介護認定者がこれだけ増えると
国の介護費用もそれだけ増えます。

じゃあそれだけ増えた介護費用は
どうやって財源確保するの?って。


それは


まずは「介護保険料」を値上げする。

※2021年4月時点の記事です。

財源確保の手段としては手っ取り早い。


ちなみに介護保険制度が始まった当初
65歳以上の介護保険料平均は2,911円。

どんだけ値上げしとん!

と、言いたい所ですが


今の介護保険制度を維持しようとなれば
ミドル世代にも高齢者の方々にも相応の
負担してもらわないと成立しないのです。

因みに2040年に平均9,000円台負担
なるだろうと試算されているみたいです。

他に40歳以下の世代からの徴収や更なる
自己負担増なども検討されてますからね。

将来に向けて親子で考えてほしいこと


これらを踏まえて考えるとミドル世代の
高齢期支出額は増加傾向にあると思います。


だからこそミドル世代は


高齢になる親のサポートと自分達の将来設計を


どう両立させるか?を意識した計画を
たてておくことが必要になりそうです。


この先の人生をどう過ごしたいか?


もしも介護が必要になった場合には
どこでどう過ごしたいのか?などを


親子で話しておく事が大事かもですね。


同時に

出来れば親が元気で長生きしてくれる事を
心の中で静かに願うばかりです。



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