1996年からの私〜第31回(15年)2009年6月13日からの三沢光晴〔前編〕
自分の気持ちに決着をつけるために多忙を極めた2014年の年末、『読む野球』を一緒に制作している主婦の友社の佐々木亮虎さん、そしてノンフィクション作家の長谷川晶一さんとともに企画を考えながら飲んでいました。いい具合に酔っ払ってきた頃、佐々木さんが真剣な表情になって、「三沢さんの書籍を作りませんか?」と問いかけてきました。
「来年は三沢さんの七回忌じゃないですか。佐久間さん、一緒に三沢さんの書籍を作りませんか? いろいろ言われているあのときのことをしっかり取材して、関わってきた