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1996年からの私

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週刊プロレス7代目編集長・佐久間一彦が、三沢光晴、小橋建太、髙山善廣らプロレスラーに学んだ日々の記録。
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2020年2月の記事一覧

1996年からの私〜第1回(96年)できない理由は探さない

自分の記憶を記録にしておこう気づけば週刊プロレスの編集長を辞任し、ベースボール・マガジン社(BBM)を退社してから10年。一度は違う世界に行くことも考えたけど、結局、人が好きで、取材、制作の日々を続けています。ありがたいことに近年はテレビやイベントMCなど、タレントとしての仕事も増え、忙しくも楽しい毎日。基本的には人の話を聞く側のため、自分の話をする機会はありません。 しかし昨年はラジオ、パンフレット、週プロ関連書籍で立て続けに自分のことを話す機会があり、思った以上の反響を

1996年からの私~第2回(97年)流し台工場の怖いおじさん

流し台工場でこっぴどく叱られる大学が春休みになり、部活の合宿で福島にあるクリナップレスリング部へ。クリナップは流し台やキッチンを作っている会社で、このときは消費税増税(3%から5%へ)前ということで、注文が殺到。人手不足を補うため、9時〜17時が工場でバイト、夕方18時過ぎから練習という合宿でした(写真は大学4年時)。 2週間程度の学生バイトなので、大した仕事ではないだろうとタカを括っていたら大変な目に遭いました。実際、ほとんどの部員はダンボールへの詰め込みや部品の接着など